こんにちは、八巻です。
今回は私のホームページの方との連動記事といたしまして、
バランスボールのトレーニングについてのお話をいたします。
ホームページの方では、以前お会いしたトップスキーヤーのバランスボールにまつわるお話をしていますので、そちらもご覧いただいて、、、
動作力.comブログ「トップスキーヤーが優れているところとは?
当ページではその続きで、バランスボールを使ってのトレーニングは有効かというお話です。
◎バランスボールで体幹を鍛える・・・?
バランスボールを使ったトレーニングも現在いろいろあり、
座ったり立ったりしてバランスをとるものや、
いわゆる「体幹トレーニング」をボールを使ってやるものなどがあります。
これらはスポーツパフォーマンスのアップにつながるのでしょうか?
正直、バランスボールの上でバランスを取れるようになる事が、
直接スポーツのパフォーマンスアップにつながる事は考えにくいです。
「バランスボールのような不安定なところで立つ事で、インナーマッスルが強化され、ぶれない体幹づくりにつながる」という人もいますが、
そういう筋肉が仮に鍛えられても、スポーツにはあまり関係ありません。
なぜならスポーツでは、バランスボールのような不安定なところの上で立ち続ける動作はほとんど無いからです。
ボールの上で体を静止させるために使った筋肉は、スポーツ動作中はほとんど役にたちません。
スキーで滑っている時も、ランニングしている時も、体は移動していますのでね。
シチュエーションが違う場面での筋トレや動作練習はあまり意味が無いです。
ゴルフの練習で、バランスボールに乗ってスイングしたりしているのも見ますが、
ラウンド中にバランスボールの上から打つ事はありませんので、あまり意味があるとは思えません。
◎鍛えるべきは、「感覚」
連動記事前半でお話した今井優子さんは「バランスボールの上に飛び乗る」事が出来たそうです。
しかし、それは「体幹の筋力が強いから」出来たのかというと、違うと思います。
バランスボールの上に転ばずに飛び乗るには、ボールが転がらないように真上から力を加えなくてはならず、
その為には体を瞬間的にそのように乗せなくてはなりません。
そこに体幹の筋力の強い弱いは関係なく、
そこに体を瞬間的に持っていく・ボールの上で立てる形に体を一瞬でつくる という「身体感覚」がむしろ必要ではないかと思います。
そういう能力が優れているのでしょう。
スポーツ動作を何百回何千回と練習するのは、その「感覚」を確かなものにするためと言ってもいいでしょう。
私も今、バランスボールに乗る練習をしています。
立ってスクワットまでは出来るようになっていますが、
もちろんその目的は、「体幹の筋肉を鍛える」事ではありません。
バランスボールに乗る事で、体の感覚を養っています。
ちゃんと足に体が乗ったところに、出来るだけ早く体を持っていく。
これが結果的に安定した動作を生むのではないでしょうか?
「トップ選手は体幹が安定しているから高いパフォーマンスを発揮出来る」という話もよく耳にしますが、
この正体は実は体幹の筋力とかそういう物ではなく、
「いい位置にすぐ体を持っていける能力」の高さが、体幹を強く見せているだけではないかと思います。
体玄塾では、姿勢や歩き方を通じて、スポーツ上達に必要な
「体の感覚」を感じて、覚えてもらいます。
これで、何歳からでもスポーツ上達が目指せるのです。
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