こんにちは、八巻です。
今回は前回の記事でお話した「上半身と下半身をひねる」動作についてです。
上半身と下半身が別に動いている感覚が出てきて、
コブの中での重心・板の操作性が増したというお話をしました。
みなさん、普段、手と足を別に動かして歩けていますか?
人が歩くとき、腕脚はどう連動して動くでしょうか・・
右腕が前に振られた時、左脚が前へ振り出されますよね?
こうして常に左半身と右半身は非対称の動きをして前へ進みます。
しかし多くの人は、見た目こそ振り出された腕と反対の脚が出ていますが、
実は”本当の意味では腕と脚が一緒に出ている”人がとても多いのです。
腕は、肩から振るものではなく、”体幹”から動かすもの
ウォーキング教室などで、よく肩から一生懸命腕を振らせているのを見ますが、
腕は肩から振るのではありません。かといって、肩甲骨から動かす訳でもありません。
実は”背骨”から動かすのです。
背骨・とりわけ胸椎という胸のあたりの背骨が中心になり、
それが回旋することで肩の位置が前後に移動するだけの事です。
感覚としては、上半身をみぞおちの辺りから上下に分け、反対方向にひねる事で、
腕振り・足振りのエネルギーが生み出されるのです。
みぞおち辺りを境に、上半分がツイストされている
これがウォーキングの腕振りの本質なのだ!
この「ひねる」動作に左右差があったり、不具合があったりすると、
体のゆがみの原因になってスポーツのパフォーマンス発揮に影響が出たり、
体のトラブルの原因になったりしているようです。
スキーの場合は、下半分が回るが、回るところは同じ。
ペットボトルのふたを開ける時、普通はボトルを固定するが、ふたを固定してボトルを回しても開けることは出来ます。
これと原理は同じですね!
40代になってなお、スキーが上達し、滑っていても痛いところも出ないのは、
こういうところからしっかり体をケアしているからこそだと自負しています。
ですから同じ喜びを皆さんにもシェアしたいのです。