パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2017.09.20更新

・正しい歩き方を考える前に持つべき意識

 

胸を張る、背すじを伸ばす、膝を伸ばす、踵から着地、つま先で地面を蹴るなど、正しい歩き方についていろいろ言われますね。

でも、その前に大切な事があります。

何が正しいかは置いておいて、細かいテクニックを覚える前にどのような意識でいるかがポイントになります!

 

地面にやさしく足音をたてないように気をつける意識が重要です!

 

捻挫したときなど、脚に不用意に体重をかけないようにしますよね。それは、痛いから脚を気遣い負担をかけないようにする意識が働くからです。(かばって歩けということではありませんよ。)

でもどこも痛くないときは、雑に脚を扱ったり体重を変に脚に体重を掛けて踏ん張ったりしてしまいます。

 

ものスゴく脚に負担をかけている事を自覚することがスタートです。

 

絶対にやってはいけないことは踏ん張ることですが、実際に自分が踏ん張ってしまっているかを理解している人はいないと思います。

クセになっていれば、それが自分にとって当たり前のことなので考える事もないでしょう。

 

正しく歩くためには姿勢が大事とも言われますが、見た目の姿勢ではなく、まずは脚、足への気遣いをする姿勢でいることから始めましょう。

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

2017.09.18更新

スポーツやダンスのパフォーマンスを向上させるために選手の動きを分析するとき、特定の筋肉の強さや関節の可動域ばかりに目がいってしまうことがよくあります。

 

『あの選手は体幹(コア)の筋力が弱いから、切り返しのとき体がフラついてしまう。
体幹(コア)の筋力を鍛えれば急角度でのボディーターンでも体幹が安定してフラつかなくなる。』

『あの選手は股関節が使えないからいい動きが出来ない!股関節が使えないのは関節可動域が狭いせいだ。

股関節のストレッチやドリルで可動域を広げればしっかり使えるようになり、いい動きが出来る。』

etc. 

と、このような話になってしまいます。

 

ですが、選手の動きが悪いのは筋力が弱いとか関節可動域が狭いというのが一番の原因ではありません。

確かに自分の体をコントロール出来ないとか、その競技動作をしっかり行えないぐらい筋力が弱かったり関節可動域が狭ければ、筋力を強くしたり関節可動域を広げることで動きを少なからず改善出来るかもしれませんが。。。。。

 

競技動作に使われる筋肉を強くすればするほど、あるいは関節可動域を広げれば広げるほどパフォーマンスが良くなる訳ではありません。

それどころか、筋肉に強い負荷をかけ過ぎると(ウエイトトレーニングで高重量を扱い過ぎると)、動き始めから、終わりまで力を入れる癖がつき、パフォーマンスは高まるどころか、むしろ低くなります!

 

止まった状態から体を動かすときには大抵は筋力を使います。

 

ですが、いったん動き出してしまえば、それ以降は動き出すことで発生させたエネルギー(惰性)を利用して動くべきで、これが出来ないと速く動けないし疲れやすくなります。

ウエイトトレーニングを行う時のように、動作の最初から終わりまで筋肉を収縮させていると、前の動作、または始動で発生したエネルギーを利用して動けなくなり、パフォーマンスが低くなりますので注意が必要です。

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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