スキートレーナー八巻の、動作力トレーニング

2018.12.11更新

先週行われたM-1グランプリ。

私も見ていまして、ファイナルに残った3組のネタをみて、

和牛か霜降り明星どっちかだろうなぁと思っておりましたが。

 

優勝したコンビがすっかりかすんでしまうような話題が起きてしまいました。

 

M-1にも出場していたある芸人が、

審査員を務めていた先輩芸人・上沼恵美子さんに対しSNS動画のライブ配信で暴言をはいたというのです。

 

 

その1人は、なんと前年のM-1覇者。

自分達に対する上沼さんの評価が気に入らなかったのか、

それに対する文句というか、暴言というか、そんな感じのようです。

 

この件で、1流の人と、そうで無い人との振る舞いの違いというのを

すごく見れた気がします。

 

「嫌い」は、演者・視聴者への配慮のコメント

 

暴言を吐いた片方の芸人は、今回も決勝に残りながら最終3組には進めませんでした。

そこで辛口のコメントを彼らにした上沼さんに対する恨み節だったようですが、

そのコメントは的確でもあり、また配慮もあったと思うんです。

というのは、上沼さん、絶対に「お前らの漫才、面白くない」とは言わないんですよ。

「嫌いやわ~」とは言いますけどね。

でも、この「嫌いやわ~」が彼らや、彼らのネタを観て面白いと思った人への配慮になっているんですよ。

 

これ、もし「面白くない」と言ったら、

彼らの漫才が全否定されますし、この漫才を面白いと思った視聴者もプロによって否定される事になります。

「嫌い」なら、「私の好みではないだけで、面白くないとは言ってないですよ」といニュアンスも込められると思います。

「嫌い」と「面白くない」、全然違いますからね!

 

このニュアンスの違いも嗅ぎ取れないのに、言葉使いのプロでもある漫才師を語るなとも言いたいですし、

結果を他人のせいにしているようではまだまだですよと言いたいですね。

まあ、酒の席でそんな愚痴をいう事はあるでしょう、でも、SNSで配信するのは本当、馬鹿ですよ。

コンビニの冷凍ケースの中に入った奴と一緒じゃないですか!

冷凍ケースに入ったのは20歳そこそこ、こいつらはもういいオッサンですからね。

そんな事をしたらどうなるのかという想像力が、そんな歳になっても無い事に驚きますよね。

 

 

上沼さんはその後、両者からの直接謝罪の申し込みを断ったそうですが、

その断り方も見事でしたね。

何か「一流はこんな事でガタガタ言わんのよ、お前らみたいな三流は眼中に無いよ~」というメッセージを発信しているようにも感じます。

謝罪を受けるより、彼らには断られる事の方がキツイと思います。

ここで消えるも、這い上がってくるも、お前ら次第やという感じでしょうか?

とっても厳しいけど、やさしさもしっかり入っています。

一流の人ってこういう所が違うんだなと、勉強になった一件でした。

 

 

他人を引きずり降ろしても、自分の位置は変わらない

 

この話題に加えて、

SNSでタレントさんの記事に何かと難癖をつけている輩がいますが、

ああいう行為って、誰が得するのでしょうか?

難癖をつける本人は、結局活躍している彼らに対しての妬み嫉みがそうするのでしょうが、

それで仮に彼らを引きずり降ろしたとしても、

自分のいる位置が変わる訳ではないのです。

 

 

人は誰でも妬み嫉みの感情は生じます。

そこで他者を攻撃したら、もう1流にはなれません。自分の位置は現状のまま。

その悔しさを、さらなる努力に向けられたら、羨んでいた人へ自ら進んで近づく事が出来るのです。

 

 

私もYouTubeをやっていますが、現在コメント欄を閉鎖しています。

その理由が、少数ですがそういう類のコメントが来る為でした。

内容に疑問があって質問を書き込むのではなく、

端から批判ありきでコメントするので、どう丁寧に返答しても理解をしようとする気がないので、

時間が勿体無いんですよね。結構これが時間の無駄になるんですよ。

大体調べると、自分では何も発信していない指導者”気取り”の連中なので、無視でいいかなとね(※注)。

 

今回の件でよくわかったのが、

SNSでしょうもない動画やコメントをアップしたりすると、

いろんな人に迷惑をかけ、いろんな人の貴重な時間を奪うという事です。

誰の得にも結局なっていないという事なんですが、

当の本人がそれに気づいていないという事が、大きな問題ですね。

 

 

(※注)きちんと質問があれば、メールでご質問ください。

きちんとお答えさせていただきます。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

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