スキートレーナー八巻の、動作力トレーニング

2018.11.18更新

3.肩甲骨の外転&内転

スキーに欠かせないカラダの機能、3つ目です。

スキーに欠かせないカラダの機能その1

 

スキーに欠かせないカラダの機能その2

 

 

 

過去2回は、股関節の動きでしたが、

今回は肩まわりの動作機能です。

 

肩甲骨の動きが、ポジションをつくる

 

肩甲骨は皆さんご存知だと思いますが、

この肩甲骨を、背骨から離すと外転で近づけると内転になります。

内転は、皆さんもよくやる「肩甲骨を寄せる」動作の事です。

外転は、これとは逆に、肩甲骨を背骨から遠ざける動作です。

 

肩甲骨 寄せる&拡げる

こんな風に、肩甲骨を背骨から外へ遠ざけて腕を伸ばしたりします。

最近は「肩甲骨を寄せる」動作が横行しているおかげで、

肩甲骨が内転しっぱなしで外転しにくくなっている人が多くなっています。

 

 

スキーで、肩甲骨が外転しにくい事によるデメリットとは?

 

スキーでも姿勢をよくしようと、肩甲骨を寄せて滑っている人はいないでしょうか?

肩甲骨を寄せる癖がつくと、逆にスキーに大切な機能が失われてしまいます。

その機能とはなんでしょうか?ご紹介しましょう。

 

 

1.”懐の深い”ポジションがつくれない

 

スキーのレッスンで、「脇を締め過ぎるな」「懐を深く」などと言われる事があります。

これらの姿勢をつくるには、肩甲骨は外転しないとなりません。

スキー 構えのつくりかた

姿勢を整え、そして肩甲骨を外転する事で体が適度に前へ移動し、

適切なポジションに体が行きやすくなります。

肩甲骨の内転が強いと、背筋が体を後に引っ張ってしまい、

だんだん重心は後へ行ってしまいます。

 

 

2.体が”ツイスト”出来ない

 

「ツイスト」とは、体幹部を上下に分けた時、

上と下で逆の回旋をする動作です。

肩甲骨の外転と内転を左右の肩甲骨でペアにして行う事で、

上半身が回旋します。

外転内転の組み合わせが上手に出来ないと、

体は背骨から回ってくれません。

肩甲骨 内転&外転

これは、左の肘を前方に突き出して、左の肩甲骨を外転させています。

すると、上半身が少し右を向いているのがおわかりでしょうか?

この動作がシブいと、体はツイストしません。

コブ斜面で体が回ってしまう人は、この動作を体が覚えないと改善しません。

 

 

今回のお話についての動画もありますので、こちらもあわせてご覧ください。

 

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投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.11.11更新

2.股関節の外旋&内旋

 

スキーに欠かせない、カラダの機能3選、

今回は一般のスキースクールでもよくそのワードが出てくる、

股関節の外旋・内旋という動作です。

スキーに欠かせない、カラダの機能3選その1「股関節の屈曲・伸展」

 

 

 

股関節の外旋&内旋=

脚を外&内に回す動作のこと

 

スキースクールでも、「股関節を内旋して」というように、

そのワードが出てくるカラダの機能ですが、

みなさんは具体的にどんな動作か理解していますか?

 

簡単に言うと、脚を股関節から回す・転がす動作です。

股関節の外旋股関節の内旋

股関節の外旋(左)と内旋

 

体の向きを変えるために必要な動作

 

スキーでどんな時に使うかと言うと、

ターンの時に使います。

体が進む方向を変える時に、股関節の外旋内旋を使います。

とりわけ、体が進む方向に対して、概して股関節は内旋気味になります。

股関節の内旋&外旋

荷重位での股関節内旋(左脚)と外旋(右脚)

これに股関節の屈曲&伸展が合わさる事で、

体が左足の方へ移動していきます。

これによって、左足に荷重がかかり、

板を履いていればこれで曲がり始めるわけです。

プルークの練習をする際に、この部分をしっかりと押さえて行えば、

荷重移動・重心移動をしっかり行いながらのターンが身についてくるはずです。

 

股関節の内旋&外旋は、膝を守る

 

スキー・その他テニスやゴルフなどのスポーツで、

膝が痛くなる方も多くおられます。

その方に考えられるのが、今回ご紹介の動作の機能不全です。

 

股関節の内旋&外旋

※月刊スキーグラフィック2014年9月号より(筆者監修記事)

体の向きを変えるために、股関節の内旋&外旋が使うとこのようになりますが、

股関節や背骨の動きに制限があると、体が股関節から回らなくなります。

 

すると、大腿骨も体と同じ方向に回り、膝から体がひねられてしまいます。

これで膝に負担がかかってしまうのです。

 

スキー上達にはもちろんなのですが、

故障をしないためにも欠かせない機能という訳です。

 動画でも説明していますので、こちらもご覧ください。

 

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投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.10.30更新

こんにちは、体玄塾の八巻です。

スキーシーズンも徐々に近づいてきましたね。

今年のオフは全く板を履いていないので、

これからシーズンインに向け、やっていかないとという感じです。

オフにいろいろやった動きを板で試したいなというところです。

 

さて、今回は、そんなシーズンに向け、

よりよいスキー操作のために機能アップを目指したい

カラダの動作をいくつかご紹介します。

厳密に言い出すときりが無いので、特に大きなところを3つご紹介します。

今回は、その1です。

これまでもお話しているところではありますが、まとめという意味も含めて。

 

1.股関節の屈曲&伸展

スキーで欠かせない、股関節の曲げ伸ばしです。

コブ滑走だとそのイメージをしやすいですが、

整地の滑走でも大きくこの動作を使います。

 トップスキーヤーのカービングを見ると、

左右の足が交互に大きく曲げ伸ばしされているのが確認できます。

ただ、多くの中級スキーヤーはこの曲げ伸ばしをせずに、体の傾きだけでターンをしているという現状があります。

 

カービングスキーのおかげでこれでも曲がってはくれますが、

しっかりと荷重をしてのターンではないので、

斜面がハードになっていくと対応が難しくなってしまいます。

荷重をしてのターンでないと、2級や1級のテストにもなかなか合格出来ないのです。

 

そんなスキーヤーの皆さんに、冬のレッスンでやってもらうのが

「スクワット」です。

ゲレンデで板を取って、そして履いてやってもらっています。

これをやってもらうと・・・

意外にもきちんと出来ない人って多いんです(ほぼかな・・)

 

スクワットというのは、

しゃがむ事で重心を下げ、立つ事で重心を上げる事につながる動作です。

立つ動作をする時に、足が地面を押し出す力を生みます。

これを左右交互にする事で片足荷重が出来、

重心を左右に移動させる事が出来る訳です。

 

そんな動作を通じて、多くのスキーヤーにとってネックとなるのが、

「しゃがむとお尻が落ちる(骨盤が落ちる・後傾する)」事だというのが

レッスンにご参加いただいたスキーヤーの皆さんに

スクワットをしてもらう事でわかりました。

これだと結局「しゃがめない」んですよね。

ジャンプする時には必ずその前にしゃがむのと同じで、

大きく力を加えるにはしゃがめないとなりません。

しゃがめないという事は、強く踏めない事に直結してしまうのです。

 

 

そんなスキーで使う股関節の曲げ伸ばしを練習する方法として、

サイドスクワットというのがあります。

この動作をしっかりとつくっていく事が、

大きな弧を描くターンの動作の基となります。

 

 

動画のページにも、いろいろサンプルがありますので、

こちらもご参照ください。

 

 

次回はその2です。 


 

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投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.10.04更新

先日、家に帰ると健康情報番組をやっていて、糖尿病予防についての運動の話をやっていました。

糖尿病(Ⅱ型)予防改善に運動が必要であるというのは認められていますが、

私がそれを見ていて、とても気になる事がありました。

 

トレーナーになって10年強、テレビ・雑誌で言っているトレーニング方法は何も進歩していない

 

その番組で予防のために推奨していた運動が、スクワットだったんですけど、

 

そのやり方・注意点が相も変わらず

膝をつま先より前に出さず、お尻を突き出して

だったのをみて、もはや怒りさえ感じました。

 

 

これってフィットネスクラブなどでスクワットを指導する際によく言われる事で

いわば「教科書に書いてあるような事」なんです。

 

何故このように教えるようになったのか、詳しくは知らないのですが、

膝痛になる人がスクワットをしていてすごく多かったからではないかと思います。

 

 

しかし、膝をつま先より先に出さずに、お尻を突き出してしゃがむと、そもそも不格好になります。

全身運動としてもすごく不自然で、私は絶対この方法では教えません。

股関節の機能改善などにも効果はありませんし、

スキーなどのスポーツでこんな格好でしゃがんでいたらおかしくないですか?

 スクワット 膝を出さない

 

 

指導者が、教科書を鵜呑みにし続けるのって・・・?

常に進化しなくてはいけないのでは?

 

私を含め、体玄塾では前述のようなスクワット指導は決してしていないのですが、

それは体のトラブル改善・スポーツやダンスなどの動作改善をする上でいろいろ研究を重ねた結果、

膝をつま先より出さずお尻を突き出すスクワットは何も貢献しないと気づいたからです。

 

私がその番組をみて怒りを覚えたのは、そんな昔から言っている事を

テレビに出るような人がまだ言っているからです。

 

おそらくこういうテレビや雑誌で監修する人も含め、

「スクワットはこうするものだ」と頭の中で決め付けていて思考停止しているのではないでしょうか?

そこに「なぜ、こういうスクワットをするのか?」「本当にこのスクワットの方法でいいのか?」など、

そこに疑問を感じた事はないのか?と思うのです。

フィットネスクラブで働いているアルバイトが指導でこういっているなら仕方ないとも思えますが、

地位がある程度ある人が従来どおりの指導しか紹介出来ないようでは、

今後のフィットネス業界の進歩も望めないかなと感じてしまいます。

 

 

先日ノーベル医学・生理学賞を獲得した本庶佑教授の記者会見で

指導者達にも肝に銘じて欲しい一節がありました。

 

Q:研究者を目指す子どもに思ってほしいことは?

「研究者になるということにおいていちばん重要なのは、何か知りたいと思うこと、

不思議だなと思う心を大切にすること。教科書に書いてあることを信じない。

常に疑いを持って、本当はどうなってるんだ、という心を大切にする。

つまり、自分の目でものを見る。そして納得する。そういう若い小中学生にぜひ、研究の道を志してほしい思います」

 

フィットネス指導者・競技指導者にもこれは大いに当てはまると思います。

最初は教科書通りに覚える事が大事ですが、

教科書に書いてある事が矛盾していないかと感じる事も実際指導をしていくとあります。

それに気づけるかどうかで、指導者の力量が試されるんじゃないかと思います。

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.09.24更新

こんにちは、体玄塾スキーレッスン担当の八巻です。

暑かった夏も終わり、そろそろ冬の準備なんて時期ですね。

 

当ブログも含め、

こちらのブログもよろしくお願いします!)

スキーを扱ったサイトが多くあり、多くの情報が世に出ています。

 

スキー上達のために、いろいろな技術論があります。

それぞれ指導者によって考えられたものだと思いますが、

運動機能向上の指導をしている私からみると、

中には機能的にあまり理にかなっていないものもあります。

 

という事で、今回はあまりやらない方がいいと思う練習方法をお話しましょう。

 

 

1.体の各部分の動作を意識して滑る

 

例えば、”股関節の内旋を意識して”とか、”腕の位置を気をつけて”など、

カラダの一部に意識を置いて滑ると、そこに脳の意識が集中してしまうので、

過度にその部分に力が入り、体全体がスムーズに動かなくなります。

部分動作の意識はスムーズな全身動作が阻害されます。

スキーは全身動作なので、部分動作の練習は止まった状態でやって動くようにしてからの方がいいです。

すると、全体動作の中に正しい腕の位置だったり股関節の内旋だったりが自然に組み込まれていきます。

そもそも、股関節の内旋ってよくスキーの指導でも出てくるようですが、

立って止まっている状態で上手に股関節を内旋させられる人ってそんなにいませんし、

それどころか、屈曲・伸展という単純な股関節の曲げ伸ばしも出来ない人が多いのが実際のところです。

だから、滑りながら股関節の内旋なんてそもそも意識しても出来ません。

股関節の内旋は一つの例ですが、

そんな風に体の一部の動作を意識して滑る事は、一部の人にしか出来ないとても難易度の高い練習方法なのです。

 

 

2.体に力を入れて滑る(姿勢を保つ事を意識して、体に力を入れる)

 

あるサイトで、コブを滑る際「脱力はNG」と書いてあったのをみた事があります。

体をガッチリ固めて、そのままズルズルとコブを削り、コブに当たるを繰り返すと書いてありました。

ゆっくり滑る方法として、コブの裏をゆっくり削りながら滑るのはありますが、

私は逆に力みがNGと考えています。

体の機能をスムーズに行う上で、力みはNGです。

 

考えてみましょう。

体をガチガチに力を入れたまま、全力疾走をしてみましょう。

速く走れると思いますか?

きっと体が動いてくれないと思います(緊張して硬くなると本来の結果が出ないのと一緒です)。

体に力を入れて滑るという事は、

自分でわざわざパフォーマンスの下がる状況にしているようなものなのです。

 

ゆっくり滑る場合でも、しっかり踏めていれさえすれば、

体に力を入れる必要はありません。

体に力を入れて滑らせると、スキー操作の本質が身に着きませんし、

筋肉がスムーズに伸び縮みしにくくなりだんだん運動神経が悪くなります。

ゆっくりしか滑れなくなってしまうんじゃないでしょうか?

スキーは正確に速く滑り降りる事を競うスポーツですからね・・・

 

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.08.27更新

スキー上達は、股関節の柔軟性アップがカギ!

 

こんにちは、体玄塾の八巻です。

 

今月は、スキーレッスンページのブログでも現在お話している「股関節」のお話。

その中でも、実際に指導中で得られた、スキーヤーの皆さんの傾向についてお話します。

 

股関節が、硬い・・・

 

スキーヤーの皆さんの体をみていくと、

股関節まわりの筋肉が硬いという方が多いです。

 

具体的に、股関節が硬いとはこの場合、どういう事を言うのでしょうか?

 

主にチェックをするのは、股関節の”前”と”後”

 

股関節が硬いと言っても、何もペターッと開脚を出来なくてはいけない訳ではありません。

股関節の前側と後ろ側にある大きな筋肉の柔軟性がある程度あるかが重要なのです。

 

股関節の前側が硬いと、起こるデメリットとは?

 

股関節の前側とは、太ももの前の筋肉や、そけい部のあたりです。

この筋肉は、脚を上げる時に使い、逆に脚が後に振られる時に伸ばされる筋肉です。

スキーの時には、雪を踏む時に伸ばされる筋肉になります。

スキー 股関節伸ばす

この位ならばまだそれ程必要ありませんが、さらに大回りになったりするともっと股関節から脚が伸びなくてはなりません。

股関節が伸びる事でより強く雪を強く押す事が出来るのですが、ももの前側の筋肉が硬いと、股関節は伸びません。

 

股関節の後ろ側が硬いと、起こるデメリットとは?

 

今度は股関節の後ろ側、すなわちお尻の筋肉や太ももの後側の筋肉が硬い場合のデメリットです。

これは、骨盤を後傾させてしまう直接の原因になります。

普段から骨盤を後傾させて生活していると、この筋肉は硬くなってしまいますので、

スキーを滑っていて段々お尻が落ちていってしまう人は、普段の姿勢がこうだと考えていいでしょう。

スキー上達のためには、普段の姿勢にも気を配らないといけないのです。

 

 

柔軟性を、チェックしてみよう。あなたはどうですか?

 

実際に、今挙げた股関節の筋肉の柔軟性をチェックしてみましょう。

 

まず、前側です。

 

股関節 柔軟性 スキー

この姿勢をとります。

まず、足首がつかめない人は、結構ヤバイです・・・

つかめた人も、脚の付け根がマットからどの位離れているかを確かめてみましょう。

この姿勢のまま(つかめない人は、出来る限りの姿勢で)、恥骨をマットに付けにいきます。

着かない人はイエローです。

これ自体がストレッチにもなりますので、マットに脚のつけ根が近づくように日々繰り返してみましょう。

手が届かない人は、タオルなどを引っ掛けて足首をつかんでまずはトライしてみましょう。

 

 

今度は後ろ側

 

ストレッチ 股関節 スキー

脚を4の字に組んで、体の方へ引き寄せます。

片側のお尻がストレッチされると思います。

この筋肉が硬いと、お尻が滑走中に落ちやすくなります。

お腹をあまり縮めないように姿勢をとってやってみましょう。

 

 

 

こんな事をはじめ、体玄塾では他ではやっていない姿勢改善法をたくさん提供していますので、

姿勢が気になる方は門をたたいてみてください。

無料体験レッスンも実施中です。


 

動画を交えたエクササイズ実践法をアップしています。

40代からのスキー上達法もよろしくお願いします。

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.06.26更新

こんにちは、八巻です。

 

ここ最近、自分のブログとこの体玄塾HP内のブログをどう並存させていくかという事を苦慮していました。

同じような事を書いても仕方ないですし・・・

 

そこで、こちらでは月1度コラム的な事を書いて、

「40代からのスキー上達法」は、動作力.comのブログで更新していきます。

動作力.com「40代からのスキー上達法」

 

 

今回の話題は、レッスン依頼を受け、カウンセリングを行う、

私の通常の業務の中で「えっ!?」と思った事です。

今シーズンより、新たに私のレッスンを受けられる方には、

滑走動画をお持ちいただいて、それを見て改善方法をご提案させていただいています。

(それによって、柔軟性の改善・筋力アップなどが必要か、冬のレッスンが必要か等をご提案いたします)

その動画を見せていただくと、

スキー滑走の改善ポイントがとても明確なんですよね!

中上級者クラスだと特にはっきりしています。

 

でも、ご本人は、その改善すべきポイントと違う事を考えていたりする訳です。

それは実際に、今まで通っていたスキースクールでも、

私が思うポイントに関しては指摘されていなかったようです。

要するに、その人にとっての一番の修正点をきちんと指摘出来ていないって事のようです。

それでは上達は望むべくもありません。

 

 

レッスンを受けても上達しないのは、なぜ?


スキースクール等で指導を受けても、上達しないパターンはあると思いますが、
その理由として、いくつかのケースがあげられます。

1.受講者が先生のいう事を理解していない

受講者の理解力が低い場合は仕方が無いかとも思えますが、
先生が難しい専門用語や、抽象的な表現での指導になると、理解が出来ません。
意外に指導側の問題である場合も多いです。
スキーのイントラさんもそうですし、私共のスポーツトレーナーの間でもそうですが、
難しい専門用語をやたら並べて指導をする先生がよくいます。
こういう指導法は「自己顕示欲」の強い先生がやりがちな指導法なので、
あまり生徒さんの親身になってくれていない事が多いのではないかと思います。
こういう指導する先生は、正直おすすめしません。

私は逆に池上彰さんや林修先生のような
「わかりやすく伝える」事の方がよっぽど指導スキルが要ると思っています。
難しい言葉を使わずに教える先生や、
表現の引き出しを多く持っている先生は、
知識が豊富で本質を理解している先生だと考えていいでしょう。

 


2.受講者の運動能力が、指示通り動ける能力に達していない

例えば「股関節を内旋しなさい」「骨盤を前傾して」などと指示をしても、
受講者にその動作をする能力が充分に備わっていなければ、
指導者の言うとおりに出来ません。
指導者はここで、股関節を内旋する方法や、骨盤を前傾する方法を的確に教えられないと、
その人をこれ以上上達させる事が出来なくなります。
言わば「お手上げ」です。

こういう方は、体玄塾のようなところで、スキー以前の基本的な身体操作(スクワットなど)を身につける必要があります。


3.指導ポイントが、的外れ

ここ最近ご相談を受けたクライアントさんのケースは、
上の1.2のいずれでも無く、このケースでした。
2のような場合は、私のように体の知識にある程度精通していないと出来ない事なので、
スキーのイントラさんの知識の範疇では改善出来ない事なのですが、
上記のクライアントさんの動画を見る限り、修正ポイントがスキーのレッスンで改善させられるレベルだったのです。これは「コーチ、何やってんだよ!もっと勉強しろよ!」と言いたくなるようなレベルです。

 

いろいろ指導を受けているのに、全然上達しないという場合、
先生の言う事が、生徒さんにとっての要改善ポイントを正しく指摘出来ていないというケースがあるという事ですね。
この先生には、その人に足りないものを見つける事が出来ないという事なので、
そこでいくら指導を受けても無駄という事になります。

 

このブログを読まれている方は、なかなか上達しない・疑問がなかなか解消しないと、
お悩みで検索をされた方かも多いでしょう。

そんな皆さんのお悩み解決の一助になりましたら。

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.04.10更新

こんにちは、八巻です。

前回に続いて、スキーとスクワットについてのお話です。

 

上手な人と、上達が止まっている人との、滑りの大きな違いは

「下半身の動作の大きさ」

 

 今シーズンは、バッジテストでいう2級~1級クラスの方をみる機会が多かったのですが、

共通する大きな特徴がありました。

それは、「脚の曲げ伸ばしがあまり使われていない」という点です。

 

脚の曲げ伸ばしが少ないと、スキーをするのにどんなデメリットがあるのでしょうか?

 

 

脚を伸ばす動作で、地面を押す=荷重をかける動作につながる

 

脚を伸ばす動作を地面に足がついた状態で行うと、地面に力を加える事が出来ます。

立つ動作や、歩いたり走ったりする時にもこの力を利用して体を移動させています。

スキー スクワット 重心移動の話

歩き・走りの動作は、左右交互に脚が曲げ伸ばしされて、後方へ伸びた脚が地面に荷重をかけて体が前へ進んでいきます。

スキーのターン動作も、実はこの動作の応用で、左右の足に荷重をかけて地面を踏む事で行うのが望ましいのです。

その、荷重をかけるために必要な動作が、脚の曲げ伸ばし=スクワットの動作という訳です。

 

これからさらに上達をしていくためには、この動作をしてのターンを習得していく必要があります。

 

上手な人の滑りをみてみると、スクワット動作が大きくされている。

 

かぐらスキー場のFacebookページにアップされている、アルペンスキーの湯浅選手の動画をシェアさせていただきました。

https://www.facebook.com/snowkagura/videos/1257007127759938/

 ウォーミングアップの滑走と思われますが、その滑りでも大きく下半身が曲げ伸ばしされ、

スクワットの動作が入っています。

スキーに荷重をかけてターンをするには、常にこういう動作をしっかり行わないといけないという事がこれでわかります。

トップスキーヤーはウォーミングアップでもやっているのですからね!

 

という事で、当スキーレッスンでもこういう動作を使って「踏んで」ターンをする練習を中心に行ったのですが、

そもそもスクワットが上手に出来ず、重心が下げられない人も多いのが実際のところです。

こういう方は、スキー場にあがる前に、陸上でスクワットなどの動作練習をしておくとベターでしょう。

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.04.03更新

こんにちは、八巻です。

今回はこんな話題で。

 

スクワットの練習が、スキー上達のカギ!?

 

今シーズンは日曜日にスキーのレッスンを開講して、

より多くのスキーヤーのみなさんの滑りをみる事が出来ました。

そこでよくやってもらうドリルが、

「ジャンプ直滑降」などのストレッチング動作です。

ジャンプターン

滑りながらジャンプをする狙いとは?

 

真滑降で滑ってもらい、その間にジャンプ⇒着地を何度か繰り返してもらうという動作をしてもらって、

どう板への圧が変わるかという、テストを兼ねたドリルなんですけど、

これをやっていただくとほとんどの方が、ジャンプが続くにしたがって暴走気味になってきてしまうのです。

 

ジャンプをすると、上で体を伸ばし、着地の時にしゃがんで衝撃を吸収します。

この動作の流れが、「スクワット」と同じなのです。

スキー スクワットスキー スクワット

スクワット

 

ジャンプターンをすると暴走気味になってしまうのは、着地した時(しゃがんだ時)に、

正しく股関節が曲げられずにお尻が後に落ちてしまう(骨盤が後傾する)からです。

コブ斜面でお尻が落ちていってしまう人も同じ原因です。

 

そこでその場でスクワットを、止まった状態でゆっくりやってもらっても、

お尻がきちんと下げれない人が多かったのです。

 

「あぁ、スクワットから練習しないといけないんだ・・」と思った瞬間です。

 

 

ジャンプを実際にしながら滑る機会は、モーグルや跳び系の種目をしている人以外はなかなか無いとは思いますが、

整地を滑る際にも、実は股関節の曲げ伸ばし動作(スクワット動作)を大きく使う必要があります。

スクワットが上手に出来ないと、スキーのターンの練習に制約が出てしまうのですね。

練習に制約が出るという事は、上達にも支障が出るという事ですよね!

 

オフの間にしっかり修正しておくといいところです。

次回もこのお話をしていきます。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2017.12.06更新

ぶれない体幹の秘密 その1

http://www.taigenjuku.com/blog/2017/11/post-416-541482.html

 

こんにちは。

今回は続きです。

 

ぶれない体幹の秘密 その2

大腿骨の上を骨盤が”転がる”

股関節を転がすように動かせれば、

体幹は安定する

 

前回の動きで背骨が動くようになったら、

背骨に復元力がついて姿勢が正しいところに戻りやすくなるというお話でした。

 

背骨の動きの悪い部分を改善しながら、

正しい体の位置を知り、体が覚えることで復元力がついてくるのですが、

さらに下の股関節の動きも、体幹の形を崩さないためにとても大切なのです。

 

股関節は”転がして”使う

 

私も指導の時に「曲げる」「伸ばす」という表現を使いますが、

股関節に関しては「転がす」という表現が合うかもしれません。

と言うのは、股関節が球関節というタイプの関節だからです。

 股関節 曲げる

例えばお辞儀をする時に、股関節から深くすると、

こんな感じになりますが、ここで関節部分は大腿骨の球の上を骨盤が転がっているような動きになっています。

この上の背骨がきちんと積み上がっていれば骨盤と共に背骨・頭が一緒に前傾・後傾します。

 

この動きが前回の背骨の動作と共に体にインプットされていれば、

体を元の位置に戻してくれるのです。

 

前回、以前の練習仲間から体幹がぶれなくなったと言われたというお話をしましたが、

同時に「動きがしなやかだ」とも言われました。

ぶれない体幹はカチッと筋肉を固めるのではなく、しなやかに背骨や股関節を動かせるようにする事で手に入ります。

 

筋肉はずっと力を入れていると瞬間出力は下がる

 

しなやかな体幹にしておくと、スポーツにおいては固める体幹より有利になります。

しなやかな体幹だと、筋肉は使わない時は緩んでいますが、いざ出力が欲しい時には大きな力が瞬間的に出せます。

筋肉にはそういう性質があり、逆にずっと緊張していると大きな出力を瞬間的に出しにくくなるのです。

 

固める体幹トレーニングをして固める癖がつくと、

確かに体幹は崩れなくなるかもしれませんが、体は動きにくくなります。

もちろん股関節回りの筋肉も緩みづらいので、瞬時に高い出力が出せません。

パワー・瞬発力が必要なスポーツ動作時には、これは致命的です。

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

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