スキートレーナー八巻の、動作力トレーニング

2019.02.01更新

バッジテスト合格に一番必要な事って?

 

体玄塾の八巻です。

さて、今回はスキーの技術的な事をお話しましょう。

 

スキーのバッジテスト。

スキーをされている方なら、目標にする方も多いでしょう。

 

そのバッジテスト、とりわけ上級者として認められる2級・1級の合格を目標にしていると思います。

 

なかなか受からないなあという方もおられるかと思います。

そんな方に、バッジテストで検定員がどこを見ているかをお話しましょう。

 

 

実際に、検定員の方から伺ってきましたが、

何を一番見ているかと言うと、

「きちんと荷重移動をして、板を踏んでターン出来ているか?」

を見ているそうです。

 

2級や1級だと、2本の板を平行にしてターンする「パラレルターン」がありますが、

板は密着しているかどうかは全然関係無いそうです。

むしろ少し開いていた方が、安定するのでその方がいいそうです。

 

途中でハの字になる事無く、踏みかえ動作も無く

右⇔左と荷重移動によるターンで板を動かす事が出来ればOKです。

 

本来、スキーのターンは、

体重を片足にかけるだけで、後は何もしなくてもジワーツと曲がっていきますが、

その感覚が身についていないと、足の力や体の力で無理やりグイッと曲げてしまいがちです。

結構このジワーッが待てない人が多いんです。

 

2級の種目には、パラレルの他に

シュテムターンという、ターン開始時にハの字にする種目もあります。

このターンは、外足にしっかり荷重をかけ、また板の向きに対して体が外を向く

「外向姿勢」をとるために必要な練習になります。

 

この外向姿勢が、外足に荷重をかけるために必要な動作なのです。

外向姿勢についての記事

シュテムから、さらに戻ると、プルークというハの字のターンがあります。

これも外向姿勢でターンをする練習なんですね。

ハの字にしていると、体に対して板は内を向いています。

このまま片足に荷重をかけると、「外向」で荷重が出来ます。

パラレルターンはこの形から、もう片方の板を揃えただけです。

 

ハの字でしっかり荷重出来るようにしておく事が、

スムーズな上達につながるのです。

 

 

 

 

2級・1級合格を目指している方に!

ベーシックレッスン&コブ入門

(中上級者向け)

荷重移動をしっかり使ったターンを基本からトレーニングするレッスンです。

新たなドリルも加え、他スクールで上達が思うようにいかない方におすすめです。

午後にはコブ斜面の練習もします。

 

3/10(日)10:00~12:00

     13:30~15:30

(いずれかのご参加可)

湯沢中里スキー場

(越後湯沢駅バス15分)

参加費:5000円(半日3000円)

 

お申込みは、専用フォームから

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.12.11更新

先週行われたM-1グランプリ。

私も見ていまして、ファイナルに残った3組のネタをみて、

和牛か霜降り明星どっちかだろうなぁと思っておりましたが。

 

優勝したコンビがすっかりかすんでしまうような話題が起きてしまいました。

 

M-1にも出場していたある芸人が、

審査員を務めていた先輩芸人・上沼恵美子さんに対しSNS動画のライブ配信で暴言をはいたというのです。

 

 

その1人は、なんと前年のM-1覇者。

自分達に対する上沼さんの評価が気に入らなかったのか、

それに対する文句というか、暴言というか、そんな感じのようです。

 

この件で、1流の人と、そうで無い人との振る舞いの違いというのを

すごく見れた気がします。

 

「嫌い」は、演者・視聴者への配慮のコメント

 

暴言を吐いた片方の芸人は、今回も決勝に残りながら最終3組には進めませんでした。

そこで辛口のコメントを彼らにした上沼さんに対する恨み節だったようですが、

そのコメントは的確でもあり、また配慮もあったと思うんです。

というのは、上沼さん、絶対に「お前らの漫才、面白くない」とは言わないんですよ。

「嫌いやわ~」とは言いますけどね。

でも、この「嫌いやわ~」が彼らや、彼らのネタを観て面白いと思った人への配慮になっているんですよ。

 

これ、もし「面白くない」と言ったら、

彼らの漫才が全否定されますし、この漫才を面白いと思った視聴者もプロによって否定される事になります。

「嫌い」なら、「私の好みではないだけで、面白くないとは言ってないですよ」といニュアンスも込められると思います。

「嫌い」と「面白くない」、全然違いますからね!

 

このニュアンスの違いも嗅ぎ取れないのに、言葉使いのプロでもある漫才師を語るなとも言いたいですし、

結果を他人のせいにしているようではまだまだですよと言いたいですね。

まあ、酒の席でそんな愚痴をいう事はあるでしょう、でも、SNSで配信するのは本当、馬鹿ですよ。

コンビニの冷凍ケースの中に入った奴と一緒じゃないですか!

冷凍ケースに入ったのは20歳そこそこ、こいつらはもういいオッサンですからね。

そんな事をしたらどうなるのかという想像力が、そんな歳になっても無い事に驚きますよね。

 

 

上沼さんはその後、両者からの直接謝罪の申し込みを断ったそうですが、

その断り方も見事でしたね。

何か「一流はこんな事でガタガタ言わんのよ、お前らみたいな三流は眼中に無いよ~」というメッセージを発信しているようにも感じます。

謝罪を受けるより、彼らには断られる事の方がキツイと思います。

ここで消えるも、這い上がってくるも、お前ら次第やという感じでしょうか?

とっても厳しいけど、やさしさもしっかり入っています。

一流の人ってこういう所が違うんだなと、勉強になった一件でした。

 

 

他人を引きずり降ろしても、自分の位置は変わらない

 

この話題に加えて、

SNSでタレントさんの記事に何かと難癖をつけている輩がいますが、

ああいう行為って、誰が得するのでしょうか?

難癖をつける本人は、結局活躍している彼らに対しての妬み嫉みがそうするのでしょうが、

それで仮に彼らを引きずり降ろしたとしても、

自分のいる位置が変わる訳ではないのです。

 

 

人は誰でも妬み嫉みの感情は生じます。

そこで他者を攻撃したら、もう1流にはなれません。自分の位置は現状のまま。

その悔しさを、さらなる努力に向けられたら、羨んでいた人へ自ら進んで近づく事が出来るのです。

 

 

私もYouTubeをやっていますが、現在コメント欄を閉鎖しています。

その理由が、少数ですがそういう類のコメントが来る為でした。

内容に疑問があって質問を書き込むのではなく、

端から批判ありきでコメントするので、どう丁寧に返答しても理解をしようとする気がないので、

時間が勿体無いんですよね。結構これが時間の無駄になるんですよ。

大体調べると、自分では何も発信していない指導者”気取り”の連中なので、無視でいいかなとね(※注)。

 

今回の件でよくわかったのが、

SNSでしょうもない動画やコメントをアップしたりすると、

いろんな人に迷惑をかけ、いろんな人の貴重な時間を奪うという事です。

誰の得にも結局なっていないという事なんですが、

当の本人がそれに気づいていないという事が、大きな問題ですね。

 

 

(※注)きちんと質問があれば、メールでご質問ください。

きちんとお答えさせていただきます。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.07.23更新

記録的な暑さが留まるところを知らず・・・

 

熱心なスキーヤーの皆さんにとってこの季節は、

スノーマット・ピスラボを使ったサマースキーの季節でもありますね。

私も今年は行こうかなと思っていたのですが、

この暑さだと、行く気が起きないですね(汗)

 

 

先月に続いて、今回はスキーの指導についてのお話です。

 

以前、いろいろなイントラさんのレッスンを受けてきているという方がお見えになりました。

その方のお話をいろいろ聞いていると、

度々スキーの専門用語が登場しました。

私も一応その専門用語の意味はわかりますので、おっしゃる事もわかります。

 

しかし、これらの単語がとっ散らかっていて、全くまとまっていない感じがしたんですね。

ちょっとしたウンチクが積み上がっちゃったような・・・

 

 

「○○をこうして・・」は、調味料みたいなもの

 

スキーの雑誌なんかにもよく出ている、トップデモなどがいう

「スキーは○○が肝」みたいな事って、読んでみると結構その人の主観的な感覚だったりする事も多いみたいです。

で、そういう事って私のような動作トレーナーからみると、

料理で言えば調味料みたいなものに見えるんですね。

メインの料理(その人の体のクセとか、その人の動作の基の部分にあたるところ)に場合によっては合わないとか、

いろいろな調味料を混ぜ過ぎて変な味になっちゃったという事も注意しないと起こりえます。

「これおいしいから」とただ混ぜても絶妙な味加減にはならないものです。

 

先述の方はいろいろな人から「ああした方がいい、こうした方がいい」と言われ、

結局何をすべきかが定まっていないようでした。

私が見ると、そんな調味料を入れてどうこうではなく、

料理の仕方から基本的に教えないといけないかなという印象でした。

 

スキーの指導ではとかく調味料配合的な指導法も多いようですが、

体玄塾では、料理の仕方からもう一度復習するような感じですので、

しっかりと本質をという方はぜひ。

サマースキーレッスンはやっていませんが、

オフトレーニングは東中野で行っています。

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2017.07.10更新

こんにちは、八巻です。

 

いやあ、暑いです・・・

 

暑いですけど、今日も午前中は体玄塾賑わっています。

 

スキー上達のための姿勢・歩き方トレーニング

スキーのオフトレーニング・膝痛改善は東京・中野の体玄塾で。

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スキーのレベル問いません!

 

スキーヤーの皆さんも、最近はサマーゲレンデがあるので、

夏もスキーの練習が出来ますね。

 サマースキー 滑り方

画像はふじてんリゾート。コブの練習も出来ます。斜度が緩いので、慣れていない方におすすめです。

 

 

雪面より、如実にボディ・ポジションの良し悪しが滑りに出る

 

私はあまりプラスノーやスノーマットでの滑走を積極的にはやっていませんが、

(夏はどちらかと言うとウォータージャンプをします^ ^)

滑りに行った事はあります。

最近は近場のふじてんに行った事がありますが、

思った以上に違和感なく滑れたので「いい練習になるなぁ」と思いました。

 

 

 

サマーゲレンデで滑る時は、雪より抵抗はあるものの、

足を出してエッジングをしようとすると、すぐスッテンコロリンと転倒します。

転倒すると、とても痛いですし、下手すると摩擦で火傷します・・・

 

 

サマーゲレンデで滑る時は、雪の上で滑る時以上に、

「板の上に体をのせて滑る」事が重要になります。

これが出来ていれば難なく滑れるのですが、出来ていないとすぐ転びます。

体の位置が適切で滑れているか、

足の力でなく、重心の移動でターンが出来ているかが如実に表れます。

 

 

 前回の横滑りのテクニックともつながるのですが、

直滑降をする時はもちろんターンをする時にも板の上に体が載り続けている事が必要で、

アイスバーンやプラスノーのような、スリップしやすいコンディションで滑る時は、

より滑走面に垂直に力を加えないと板だけスリップしてしまいます。

 スキー 横滑り 姿勢

 

 

体が板の上にきちんとのっているかをチェックするには、とても適していると思います。

 

プラスノー・スノーマットはどうも上手くいかん・・という方は

体玄塾にご相談ください。

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

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