スキートレーナー八巻の、動作力トレーニング

2018.09.24更新

こんにちは、体玄塾スキーレッスン担当の八巻です。

暑かった夏も終わり、そろそろ冬の準備なんて時期ですね。

 

当ブログも含め、

こちらのブログもよろしくお願いします!)

スキーを扱ったサイトが多くあり、多くの情報が世に出ています。

 

スキー上達のために、いろいろな技術論があります。

それぞれ指導者によって考えられたものだと思いますが、

運動機能向上の指導をしている私からみると、

中には機能的にあまり理にかなっていないものもあります。

 

という事で、今回はあまりやらない方がいいと思う練習方法をお話しましょう。

 

 

1.体の各部分の動作を意識して滑る

 

例えば、”股関節の内旋を意識して”とか、”腕の位置を気をつけて”など、

カラダの一部に意識を置いて滑ると、そこに脳の意識が集中してしまうので、

過度にその部分に力が入り、体全体がスムーズに動かなくなります。

部分動作の意識はスムーズな全身動作が阻害されます。

スキーは全身動作なので、部分動作の練習は止まった状態でやって動くようにしてからの方がいいです。

すると、全体動作の中に正しい腕の位置だったり股関節の内旋だったりが自然に組み込まれていきます。

そもそも、股関節の内旋ってよくスキーの指導でも出てくるようですが、

立って止まっている状態で上手に股関節を内旋させられる人ってそんなにいませんし、

それどころか、屈曲・伸展という単純な股関節の曲げ伸ばしも出来ない人が多いのが実際のところです。

だから、滑りながら股関節の内旋なんてそもそも意識しても出来ません。

股関節の内旋は一つの例ですが、

そんな風に体の一部の動作を意識して滑る事は、一部の人にしか出来ないとても難易度の高い練習方法なのです。

 

 

2.体に力を入れて滑る(姿勢を保つ事を意識して、体に力を入れる)

 

あるサイトで、コブを滑る際「脱力はNG」と書いてあったのをみた事があります。

体をガッチリ固めて、そのままズルズルとコブを削り、コブに当たるを繰り返すと書いてありました。

ゆっくり滑る方法として、コブの裏をゆっくり削りながら滑るのはありますが、

私は逆に力みがNGと考えています。

体の機能をスムーズに行う上で、力みはNGです。

 

考えてみましょう。

体をガチガチに力を入れたまま、全力疾走をしてみましょう。

速く走れると思いますか?

きっと体が動いてくれないと思います(緊張して硬くなると本来の結果が出ないのと一緒です)。

体に力を入れて滑るという事は、

自分でわざわざパフォーマンスの下がる状況にしているようなものなのです。

 

ゆっくり滑る場合でも、しっかり踏めていれさえすれば、

体に力を入れる必要はありません。

体に力を入れて滑らせると、スキー操作の本質が身に着きませんし、

筋肉がスムーズに伸び縮みしにくくなりだんだん運動神経が悪くなります。

ゆっくりしか滑れなくなってしまうんじゃないでしょうか?

スキーは正確に速く滑り降りる事を競うスポーツですからね・・・

 

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

2018.09.08更新

姿勢・動作改善のプロ・体玄塾トレーナーによる、

スキーゲレンデレッスン

2018~2019シーズンも実施します!

 

 

スキーがお久しぶりの方や、上達が止まっている中~上級者に!

プルークボーゲンで、”踏んでターンをする”事にこだわります。

 

 

自らもコブ斜面に興じているスキーヤーである

体玄塾トレーナー八巻プロデュースのゲレンデレッスンを、

来シーズンも開催予定です。

 

当レッスンをおすすめするスキーヤーの方は、

・スキーがお久しぶりの方、初級者の方

・上達が上手くいかなくなっている2級~テクニカル受験希望者

・コブ斜面になると、からきし駄目・・というスキーヤー

 

スキーのレベルに多少差があるとは思いますが、

グループレッスンではやってもらう事は一緒です。

どんな事をやるか、ちょっとご紹介しましょう。

 

その1:滑走姿勢のつくり方を学ぶ(スキーに”載せる”を学ぶ)

 

スキーは板を踏む事によって雪に圧を加え、その力で曲がって(ターン)いきます。

板を踏む力を強くするには、体が脚の上に乗っている必要があります。

猫背やお尻が落ちた姿勢では、雪に強い圧はかかりません。

しっかり踏む事が出来るように、しっかりと踏む事が出来るところに体を戻します。

その戻し方・正しい滑走姿勢のつくり方を、

姿勢改善トレーナーならではの視点でお教えいたします。

「これを聞いただけでも来た甲斐があった」と言われる事も多く、

他では教えてくれそうで教えない事だったりしますが、

実は上達には欠かせないピースだったりするのです。

 

 その2:プルークボーゲンで、スキーの基本を学ぶ(スキーを”踏んで曲がる”を学ぶ)

 

カービングスキーの普及で、以前に比べ容易に板を揃えてターンをする事が出来るようになりました。

従来の板だと、しっかり踏まないと曲がってくれなかったのが、

板を傾けるだけで曲がってくれるようになりました。

そのため、しっかり踏んでターンをする事が身についていないスキーヤーも多いのです。

検定では、しっかり荷重移動をして踏めているかが重要なポイントであり、

コブ滑走でもしっかり踏むという基本がとても重要です。

その基本を習得するのに一番適しているのが、

初心者が最初に行う滑り方「プルークボーゲン」です。

この滑り方は、スピードを抑えるためにするのではなく、

しっかりと踏んで曲がる事を覚えるためにすべき方法です。

プルークボーゲンと、そこから発展させたドリルで、

踏んで曲がるという基本動作を習得しましょう。

レベル問わず、整地・コブどちらでも滑走の練習は

プルークボーゲンから始めますので、滑走レベルを気にせずご参加いただけます。

 

その3:スキーはこう動かすという感覚を学ぶ

 

プルークボーゲン(ハの字)でターンが出来るようになったら、

次は板を並行にして・そして屈伸動作を

さらに大きく使ってターンをしていきます。

身体動作に人一倍精通している、体玄塾ならではの切り口で、

シュテムターン・パラレルターンへと発展させていきます。

板を揃えて横滑りなど、コブ斜面に必要な滑り方にも発展させていきます。

中級者や1級受験レベルで足踏みされている方に多いのが、

板が自然に曲がるのを待てずに足で曲げてしまったりブレーキをかけてしまったりというケース。

踏んで曲がるとこう板は動くのだという感覚を、

レッスンの中で感じてください。

 

 

 体玄塾のノウハウが、東京に来なくても体感出来るチャンスです!

 2018~2019シーズン 動作力スキー ゲレンデレッスンスケジュール

 スキー ベーシックレッスン

※スキー滑走に必要な姿勢のつくり方や、

プルーク・斜滑降などの基本的なスキー操作を通じて、

スキーを踏んでターンをする事の習得を目指します。

プルークを卒業したい方・片側の足でうまく踏めない方・

姿勢が悪いと言われる方などにおすすめです。

(対象レベル:初級者~1級受験を目指す方)

 

 1/13(日) 10:00~15:00 NASPAスキーガーデン(湯沢町)

 2/9(土) 12:00~16:00 NASPAスキーガーデン

参加費:5000円/日

 2/9は昼食休憩がございません。(間に休憩を兼ねた動画の検証があります)

 

コブ 初心者レッスン

※コブをこれから滑ってみたい・

コブが苦手で、なかなか上手くならない・・という方に

同じくコブ斜面で苦労したスキーヤーによる、

苦手でも滑れるようになるコブレッスンです。

今年はコブの聖地・白馬で初開催します!

北信越や中京に御住まいの方もお待ちしております!

 

 1/20(日) 10:00~15:00 白馬さのさか

 2/24(日) 10:00~15:00 白馬さのさか

参加費:7000円/日

 

3月以降の日程は追って発表いたします。

(コブ滑走を含めた総合レッスンを新潟・湯沢で開催予定です)

 

レッスン内容・参加についてのお問い合わせは、専用フォームよりお願いいたします。

https://www.dousaryoku.com/contact

 

 

投稿者: 体玄塾 八巻 稔秀

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