パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2017.05.24更新

20日、21日は体操のNHK杯、ボクシングの世界タイトルマッチ、セイコーゴールデングランプリ陸上とスポーツイベントが盛りだくさんでした。

体操の内村航平選手白井健三選手の超ハイレベルな優勝争い、ボクシングの井上尚弥選手の桁違いで圧倒的な強さ、陸上男子100mではガトリン選手に挑んだケンブリッジ飛鳥選手など見応えがありました。

 

彼らのように日本を代表するようなトップアスリートは身体に対する気遣いが半端ではないのだと思います。

アスリートではない人たち,もちろん僕もですが、彼らの身体に対する向き合い方は見習い参考にすべきことだと思います。

 

多くの人が普段生活しているなかで無意識のうちに体を雑に扱い負担をかけているわけですが、意識が体に向いていないのでそんなことに気が付くことありません。

日々体の変化に敏感になることが必要です。

 

トップアスリートのような身体の使い方は真似できなくても、身体に気を使うことはトップアスリートでなくても本人の気持ち次第でどうにでもなります。

この気遣いが身体をくまなくモニタリングすることに繋がります。

 

肩こりや腰の張りを解消することや関節の痛みを取り除くこと、ウエストや脚を細くするなどスタイルを理想に近づけるためには絶対に必要なことです。

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

2017.05.14更新

スポーツやダンスでは肩が上がってしまうことが悪とされています。

「肩の下げ方」などと検索するとたくさん出てきますね。

肩が上がってしまう原因、姿勢改善や肩甲骨周りの筋肉のストレッチの方法などが紹介されていますが、本質的な問題は肩甲骨周りだけにあるわけではありません。

肩や背中の筋力や柔軟性が増し静止状態で肩が下がったとしても、動作中に肩が上がってしまう原因を解決しなければほとんど役に立ちません。

 

動作中に肩が上がってしまう要因として肋骨(胸郭)が定位置にないことが挙げられます。

背骨とともに肋骨が上から押しつぶされ後方に傾くことで上半身と下半身のバランスが悪くなり一体感がなくなります。

また、肩甲骨を下に動かそうとして脇の下辺りを固めるとより肋骨が後方に傾き、今度はお腹が前に突き出ます。

このようにして身体パーツの配置が崩れていることが大きな要因ですので、これを解決することが必要です。

 

他にも肩が下がらない原因はいろいろありますが、まずは肋骨がきちんと配置されているか観察してみてください。

「肩を下げなきゃ!」と思い込み過ぎて、肩ばかりに意識がいくと良い結果は得られません。

 

骨格全体の配置を正すことが肩甲骨を良い位置にするためにはとても重要です!

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

2017.05.02更新

長年バレエをやっていて同じことをずっと注意されている人は、注意されている内容を自分の概念に当てはめて考えてしまう傾向があるようです。

というより、能力的に可能な範囲でしか答えを探せないのが当然なので、求められることが出来る状態なのかが重要になります。

いくら姿勢や動作を意識しても、そもそもその動きが出来ない状態の体(骨格)であれば答えは見つからないので、まずは体を変えなければなりません。

肩が下がらない、肋骨が引き上がらない、肋骨の前が広がってしまう、アンディオールが出来ないetc.

これらの問題を解決するために肩や股関節、肋骨を意識したり、それらのパーツを使えるようなトレーニングをしてもきっと良い結果は得られません。
なんとなく動かしやすくなったと感じるかもしれませんが、それは練習した動きがスムーズになっただけで、実際の動作には使えないことがほとんどです。

いくら肩を下げようとしたり肋骨を引き上げようとしても、それは勘違いした動作なので求めた動きではないのです。

まずは、骨格を整えつつ頭から足先まで体全体を一つの物体として感覚的に把握することが必要です!

一個体として体を把握していないと、体への感覚がバラバラなので、部分的なところばかりに意識が行きやすくなり、いくら努力しても求める動きが出来るようなりません。

体を一つの物体として把握しにくくしてしまう原因は、体幹を鍛えたり、体幹を固めてバランスをとるなどの体幹トレーニングによってというわけではありませんが、本来は動かすべきところを固めてしまうことが良いと勘違いしていることだと感じます。


なぜ体幹を固めるべきではないのかについては次回ですね。

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

CONTACTお問い合わせ

体や無料体験に関するご質問など、メールまたはお電話で承っております。

    塾長 志水博彦のウォーキングウォッチ