パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2018.05.29更新

大人になってからバレエを始めたという方々、何年も同じことを注意されているという方が多くいるのではないでしょうか。

バレエには特有の骨格がありますので、テクニックを身に付けるためには努力だけではどうにもならないことがいっぱいあると思います。

とはいえ基本と言われる動作は押さえておきたいところでしょう。

ですが、その基本すらまともに出来ないわけです。

子供の頃から始めた人は、個人差はありますがそれなりにバレエ仕様の骨格なると思います。

それでも全ての人が上手く踊れるわけではありません。

 

基礎的なところで躓く人は、一言で言えばバレエを踊れる骨格ではないということになります。

ですから解決の第一歩は、骨格をバレエ仕様に変えることです!!

なにもトップバレエダンサーのような骨格になれということではなく、最低限ということです。

肩の下げ方、上半身の引き上げ方を覚えようと頑張るの前に、そうなるように体を変えてあげないとどんどん間違った感覚になっていきます。

 

アンディオールが出来ない、上半身が引き上がらないと右往左往しているようですが、トップバレエダンサーの動画を観ると、むしろ余計なことをしていないという印象です。

より自然体でいられるかどうかが重要なのでしょう。

そして、遠くに向かって動かす意識が身についています。抽象的ではありますが、とても重要な感覚です。

ほとんどの人が遠方への意識とは逆に中心に向かって近くづけるいう体の使い方になってしまいます。

ボク自身も力んで動かすクセがけっこうあります…ehe

 

骨格がバレエに適していない、そして力の使い方は間違っているという状態で頑張ってしまうと、立っている段階ですでに緊張してきちんと動くことができない状態になってしまいます。

もし自然体でいようとしたら、凄くだらしない姿勢(一般的に見て)になってしまう人がほとんどではないでしょうか。

そこがそもそもの問題です。

自然体でいかにきれいな状態でいられるかが重要で、無理に姿勢を作って良くしようとしても、それは決して良い重心位置ではありません。

自然に立てない人はお尻の筋肉、背筋が緊張しています。

それは、それらの筋肉を使わないと体を支えることが出来ない状態だからです。

脱力しようと思っても、いくらストレッチをしてもどうにもなりません!

 

すべきことは、いろんな動きをしてより多くの身体パーツや筋肉を使うことです。

いろんなパーツを意のままに動かすことができれば最適な位置で立てるようになると思います。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

2018.05.11更新

・正しい歩き方ってどんなの?

歩き方について、新聞や雑誌やウエブサイトでいろいろな情報があります。

いっぱいありすぎて何が正しいのか迷ってしまいますよね。

よく目にするのは、肩甲骨を寄せるとかアゴを引いて背筋を伸ばすといった姿勢のこと。

他にはカカトから地面に着いて親指で地面を蹴るなどだと思います。

ボクも姿勢は重要だと思いますが、肩を下げて胸を張るとか、地面を蹴り(押す)膝をしっかり伸ばして着地するなど部分的なところを意識し過ぎるとかえって問題が起こります。

歩くだけでなく、体を動かす時に重要な事は、一つの物体(身体)が効率よく進んでいるかどうかということなのですが、特定の身体パーツに意識が行き過ぎると体がバラバラになり非効率的でギクシャクした歩き方になってしまいます

ちょっと話はそれますが、ウエブや新聞・雑誌の記事で静止画を載せて説明していますが、それを見て良い悪いの批評をするのはどうなのでしょう?

動作全体できちんと歩いているかを判断すべきですので、歩いている最中の静止画は目安にはなりますが、それで良い悪いを判断する意味がありません。

そもそも良いか悪いかという概念は個人差があり、見た目の美しさや合理的な動きなど人によって考えが違います。(何が合理的なのか曖昧)

いくら体幹や股関節や肩のエクササイズを行っても、重心を固定して動作をしているという最大の問題点に気づかない限りは効果は期待出来ません。

自由に自分の思い描く理想の歩き方を、状況に応じた歩き方をすればいいと思います。

そのためには、まずテクニックよりも本質的なことを体の感覚で理解することが重要です

 

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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