こんにちは、姿勢改善トレーナーの八巻です。
前回は、体幹トレーニングのマイナス面についてお話しました。
スポーツ選手がどう体幹を駆使しているかをよく観察すると、
必ずしも体幹トレーニングの鍛え方とは一致していないというお話をしました。
そこで今回はよりスポーツで使える体幹の動作が身につく、
もう一つの体幹トレーニングの考え方についてお話します。
◎「固める」体幹と、「しならす」体幹
最近建てられる高層ビルは、地震の揺れにも倒壊しないよう
”耐震構造”が施されていると聞きます。
その構造とは、”免震構造”と言って、
地震の揺れに対して敢えて建物を揺らして衝撃を吸収し、建物の倒壊を防ぐ方法だそうです。
いわゆる今流行りの体幹トレーニングは、
このような考えとは逆に、とにかく外からの外力から体が揺れないように補強するという考え方です。
しかし、この方法を体でとると、どうしても体幹は踏ん張らないとならないので、
無駄な力が入ります。
対して、体を免震構造のビルのように、外力に対して柔軟に対応出来るようにすれば、
力を入れる事無く体勢をキープする事が可能になります。
腕や足にも無駄な力が入りにくくなります。
◎姿勢が戻って来るべきところを、記憶しておく
姿勢維持で大事なのは、動かないように固める事ではありません。
そこで止まっているのならまだいいかもしれませんが、
スポーツに限らず、日常動作でも体は常に移動します。
姿勢維持で大事なのは、「自分にとっての正しい体の位置を、体に記憶させる」事です。
そうすれば、体が外力で揺らされても戻ってこれるのです。
※骨格が崩れたままで筋肉を鍛えても(補強工事をしても)、あまり効果はありません。
骨格をまずは整える事が、強い体幹づくりにつながるのだ。
ただ筋肉を鍛えるのではなく、
最適な”骨格”の位置をご自分で記憶し、常にそこに戻せるようにすること。
それこそが本当の意味での”ぶれない体幹”になるのです。
”免震構造”のしなやかな体を目指す事が、パフォーマンスアップにつながるのです。
◎”使える”体幹トレーニングで、
姿勢改善・スポーツの大きな上達を導きます。
ご希望の方は、「ヤマキのカウンセリング希望」とご明記くださいませ。