あたりまえと思っていることが実は改善を阻害しているということが多いように感じます。
常識を疑えというような書籍もあるぐらいあたりまえと思っていることは疑った方が良さそうです。
前肩や猫背の人がよくやる下の絵のようなストレッチも疑った方がいいですよ。
どこがいけないのか?
小円筋など上腕骨を内旋・内転させる筋肉を硬くさせる体操になっているからです。
上腕骨を内旋・内転させる筋肉が硬くなると外旋・外転の動きが悪くなります。
そうなると、腕がスムーズに出なくなります。
パソコンなどを操作するときに腕と肩甲骨の間が自由に広がる必要がありますが、小円筋などが硬くなるとそこが自由に広がらなくなります。
そこが広がらないと、腕を前へ伸ばすとき、肩甲骨も腕と一緒に出る習慣になります。
肩甲骨(肩)がこのようにして前に出っ張り前肩となるのです。
前肩を改善させるつもりでやっているストレッチが良いどころか悪化させていたとは、残念ですね。
このようにストレッチにも弊害がたくさんありますのでご注意を。