塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2010.06.27更新

姿勢に関する本、ウェブサイト、新聞記事などが世間にたくさん出回っていますが、姿勢が良い人はまったく増える気配がありません。むしろ悪い人が増えているようです。姿勢を良くする情報がなかった時代のほうが今より断然、姿勢良い人が多かったと思います。
骨盤や肩甲骨という言葉が入っているストレッチや体操の類をしていれば良くなると信じているのでは?
骨盤(仙骨)とその上に付いている腰椎(背骨)の関節(腰仙関節)をグラグラ動かすエクササイズや体操は姿勢がかえって悪くなります。
姿勢チェックでよく紹介されているのが、ウォールチェック(壁にかかと、お尻、肩甲骨、後頭部が着くかチェック)ですが、それでは最も大事な体幹部(背骨の自然なカーブ)のチェックができません。たとえば、胃のあたりのお腹を前に突き出していても、また多少骨盤が後傾(起こし過ぎ)しても、ウォールチェックはパスします。
CMMエクササイズ・基礎編のドリル3で体玄塾流のチェック方を紹介していますが、ドリルをすすめていかなければチェックは無理ですし。専門家といわれる方がテレビなどでウォールチェックを薦めていますが上記のような問題があるぐらいですから、世間がまだ簡単な姿勢チェック方法をあみ出していないのです。
姿勢が良いと思っていても、仙骨が少し起きて、腰部わん曲が不足し、胸部わん曲の下の部分が前へ出っ張った悪い状態に気づかないのです。つまり「胸を張って姿勢良く」の状態になっているのです。良かれ思っているのが実は悪いのですから、世間が気づかないのは当然です。
骨の位置のズレは感覚のズレ、長年の感覚を変えるのですから大変なのです。
正しいわん曲の作り方は、姿勢を良くする方法②で紹介します。

今日は12時間三輪車耐久レースに出場するフジテレビチーム(平井アナウンサー、中野友加里さん他運動不足の男性2名)が体玄塾にやって来て、力が効率的に入るポジション(姿勢)などを習われました。「この姿勢が良い姿勢ですよ」と改善してあげますと、本人は「えぇー」と言い、ほかのメンバーとスタッフも「おぉー」と言っていました。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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