塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2023.06.01更新

太もも外張り改善解消はめちゃめちゃ大変

チキンレッグ

 

姿勢・歩き方矯正で入塾される方で、”太もも外が張る” ”大転子が出っ張る” というお悩みが多いので気になり、パーソナルジムではどういう解消法で対応しているのか調べてみました。

「太もも外張りをなくすパーソナルトレーニング東京」と検索すると、良さそうな、改善しそうな、パーソナルジムがいくつも出てきました。
太もも外張り解消のトレーニングとして、スクワット、ヒップリフト、股関節外旋外転エクササイズなど、それぞれのジムでおすすめのトレーニングやエクササイズを紹介しています。しかし、どこのトレーナーも、モモが太いのが気になりました。


スクワットはしませんというジムもありました。
筋トレ以外では「むくみを取るほぐしをして、姿勢に注意するように」というジムもありました。しかし、姿勢維持には筋肉量が必要だそうです。どこの筋肉でしょうか?イヤー、姿勢維持、これが一番の課題なのですが・・・。バレリーナでも姿勢維持は大変なのですから、筋肉量で姿勢維持なんてできないと思います。


スクワットではなく、股関節エクササイズで太もも外張りを解消させます。というジムもあります。股関節外転筋と深層外旋六筋トレーニングを勧めていました。
股関節の外転や外旋は、なにもそんなに力は入れなくても適切に動くよう上手く使えればいいのですが、動かせないでしょうね。
良くありがちなのが、ターゲットの筋肉と思ってエクササイズしていたが、違う筋肉を使って代償動作(インチキ動作)のエクササイズをしてしまう間違いです。モモが張り、お尻コリになるのが落ちです。

スクワットのしゃがむ動作でお尻を突き出すと、股関節は内旋します。

反り腰大転子出っ張り

上の絵を積み木姿勢で表したのが下の絵です。下の絵は背骨の後方崩れ落ちによる、反り腰でっ尻が原因で、股関節の内旋が起こるO脚のメカニズムです。(この絵は私が描いたのですが、どこかのバレエ整体が無断で加工してアンデオールの説明で使用されています。)背骨の後方崩れ落ちはX脚の原因でもあります。

この体幹が落ちるような姿勢が、太ももの外側が張る原因です

O脚メカニズム


股関節がなぜ内旋するのか分からず、股関節を外旋させるのは強引過ぎます。股関節の外旋をバレエではアンデオールと言って、とても大事な股関節の使い方ですが、バレエを習っている皆さんがなかなか出来なくて困っている股関節の使い方です。
動かせないのに、鍛えようとするなんておかしいです。動かそうとする仕方も、バレエの先生でもよく間違っています。股関節の問題は、背骨と肩甲胸郭関節の使い方抜きでは解消しません。アンデオールはアンデオールよりも難しい引き上げという股関節より上部の体の使い方をマスターしなければなりません。

バレエについては➡クリックhttp://www.taigenjuku.com/sport/#ballet_dancing
下の絵は引き上がっていない、後方・側方崩れ落ちの姿勢です。壁に寄り添った立ち方ですが、よく見かけます。

引き上がっていない姿勢

ということで、太もも外張り、大転子出っ張り改善解消はめちゃめちゃ大変です。
この改善指導をバレエ教師やバレリーナにしている私だから難しさが分かります。私のつぶやきに付き合ってくださり、ありがとうございました。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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