塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2025.10.25更新

60代、70代でも飛距離アップする前鋸筋・腹斜筋の伸張反射を使ったゴルフスイング改造とは

スポーツパフォーマンスを上げるには、筋肉を強いゴムバンドのように使うことです。

伸ばされたゴムバンドが、パチンと戻るような筋肉収縮を想像してください。それが伸張反射です。

もう少し詳しく説明します。

筋肉が伸ばされると、筋肉内のセンサーが伸ばされたと探知し、その信号が瞬時に脊髄まで行って戻って来て反射的に筋収縮するシステムです。

俗に言う反動を使った体の使い方です。

イメージすると下の図のようになります。

前鋸筋ゴムバンド

肩甲骨を引くではなく、胸郭(肋骨)を押し出す(素早く回転させる)

前鋸筋肩甲骨と胸郭

肩甲骨からの鋭いダウンスイングがおこる。

伸張反射ダウンスイング

前鋸筋から外腹斜筋への伸張反射の連動連鎖による体幹の強くて素早い捻じれがおこる。

このダウンスイングで飛距離が上がるのです。

60代・70代でも、このダウンスイングが出来れば当然飛距離は上がります。

沈み込むスクワット動作はこのシステムの邪魔になるだけです。

 

下の絵

Aの肩甲骨と胸郭が一体化したダウンスイングでは前鋸筋と腹斜筋の伸張反射がなく、前鋸筋と外腹斜筋の力は発揮されません。よって胸椎肋骨始動B伸張反射有りと比べ飛距離が上がりません。

肩甲骨と胸郭の分離有り無し

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2025.10.04更新

膝痛に効く身体使い、股関節に乗るコツ、大腿骨上の骨盤外旋とは?

初めて聞くような股関節の動かし方、大腿骨上の骨盤外旋は、ズバリ股関節に体重を乗せながら(股関節で体重を受け止めながら)の体重移動の身体使いです。

大腿骨上の骨盤外旋

上の絵は骨盤外旋のイメージ図です。

左太ももを骨盤外旋と反対方向へ動かす力の反作用で、骨盤を矢印方向へ外旋させる股関節の動かし方が大腿骨(太もも)をベースとした骨盤の外旋概念です。

右股関節に体重移動

上の画像は、左太ももの上で骨盤が外旋して右股関節へ体重が移動して右股関節の折りたたみ(屈曲)で体重を受け止めたテイクバックの体重移動の見本です。

骨盤の外旋という動きに太ももが付いて行かないので膝が正面を向いています。

膝に良い完璧な体重移動のテイクバックです。

 

 

下の絵は膝に悪いゴルフテイクバックです。これはよくある左膝痛のもととなる足腰使いです。

この腰回しには、股関節を動かす筋肉はほとんど使われていません。よって股関節という関節は動いていません。

膝に悪いテイクバック

 

 

この下の絵は、足小指側を返してスネを内側へ回旋させて腰を右へ回す足腰使いです。

足首周りの筋肉を使った左軸の腰回しです。上の絵の左足身体使いを表しています。

足首外返し

次の絵は右引き腰回しをする足腰使いです。足指側を返してスネを外側へ回旋させて腰を右へ回す足腰使いです。

足首周りの筋肉を使った右軸の腰回しです。これでは右股関節に体重は上手く乗れません。

 

足首内返し

以外なところの体使いを変えなければ股関節に乗った体重移動は出来ません。

上記の間違った体の使い方は無意識にしているので変えるのは厄介ですよ。

理論を理解するには、理論と出来た感覚が一致しなければなりません。

「理屈どおりにやれりゃ苦労はしない・・・って?」

「じゃ、苦労して理屈どおりにやったらどうですか。」

「なぜそんなに苦労から逃げたがるのです。」

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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