塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2010.12.09更新

横綱白鵬の強さの素

NHKスペシャルで白鵬の動作を分析していました。その中で反応速度がウサインボルト選手並みに速いと分析していました。下半身の筋肉バランスの良さと、右の絵のような抜重成分がないジャンプが白鵬にはできるからだ。と解説していました。普通はジャンプの用意はしているにもかかわらず、更に膝を曲げ体を少し沈めてからジャンプする、抜重が入った反応になるそうです。
白鵬は抜重成分なしのジャンプができるから全身反応時間が極めて短いと分析していました。
この番組を視ていたほとんどの人は、「凄いなー」と思ったのではないでしょうか。

みんなもできる
体玄塾では究極の動作の基として、バネのような身体づくりをしていますので、一定のドリルに到達した方の全員が、抜重成分なしのジャンプをすることができます。なぜなら、これができなければ動作が良くならないからこれが絶対必要なのです。

抜重成分なし、つまり、反動を使わないとか、予備動作なしとか、ノーモーションなどと言われていることが必須なのです。

ポイント
抜重成分を取り除かなければ、動体視力や反応のトレーニング、ラダーやコーンを使ったドリルをいくら練習しても、動作は良くなりません。

右の文章はNHKスペシャルでの実況文です。

image1
image2
(実況)「一気に頭を右四つ。胸が合った。巻き替えにいく。
更に出ていく 寄り切り~!」。
計測を進めていくと 白鵬には驚異的な瞬発力があることも分かりました。
光に対する反応速度全身反応時間の測定です。
情報が脳に入ってから足の筋肉に伝わるまでの時間が分かります。
分析の結果に専門家は目を疑いました。白鵬の測定値は 0.149秒。
これは あるスポーツ選手の記録に匹敵すると言います。
去年 陸上男子100mの世界記録を出したウサイン・ボルト選手です。
スタート時の全身反応時間は 0.146秒。
白鵬は 世界のトップスプリンターと並ぶほどの瞬発力を持っているのです。
白鵬の瞬発力のデータには更に 大きな特徴がありました。
通常 私たちは 行動する前に逆方向に反動をつける動作をするといいます。
例えば ジャンプする前にわずかに ひざを沈め反動をつけています。
この時 データにはジャンプとは逆方向に力が加わっていることを示す波形が記録されています。
これを抜重成分といいます。
しかし 白鵬のデータにはこの抜重成分が見られませんでした。
脳が刺激を受けると反動をつけることなくすぐさま動作を開始していたのです。
この抜群の身体能力が技の切れ味となって現れます。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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