塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2010.06.23更新

 軸足づくりに大変効果的エクササイズが日本にはあります。それは四股です。現代風エクササイズよりもやはり稽古のほうが勝っていると思います。何かと問題が多い角界ですが、四股は最高の重心コントロールメソッドです。
その四股を踏む力士の中で最も芸術的(上手くて美しすぎる)なのが、この貴乃花です。

四股ですが、この写真で説明しますと、左脚を上へ持ち上げるのではなく、軸足になる右脚と右股関節の動かし方が重要でして、右脚で体を押し上げながら右股関節から胴体(骨盤脊柱)を右側へ転ばないように倒します。高く上がった左脚に注目が行きますが、それを押し上げているのが目立たない右脚です。
もしサッカー日本代表の岡崎選手が貴乃花から四股を習っていたなら、オランダ戦のシュートのボールはゴールポストの中へ飛んで行ったはずです。
貴乃花が強かったのは、古来から伝わる相撲の稽古を人一倍やっていたからです。ウエイトトレーニングではなかったのです。ウエイトトレーニングにはこのような動作が伴わないから実戦向きではないのです。強くみせて威嚇するには良いかもしれません。強い人には威嚇も効きませんが。サッカー的用語を使えば、貴乃花はフィジカルが強かったというわけです。
サッカーはハードなスポーツですがフィジカル面でもう1つ重要なのが、心肺機能です。日本代表チームは標高1500メートルのルステンブルクで行われるデンマーク戦にそなえ、1つ8万円もする低酸素マスクを30個買い揃えたそうです。日本国内で心肺機能向上トレーニングをするなら、国立スポーツ科学センターにある低酸素トレーニング室と低酸素宿泊室を利用すればすんだはずですがなぜでしょうか?わかりません。
しかし低酸素トレーニングは良い稽古です。これは私も認めます。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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