塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2022.12.06更新

内もも、内転筋を鍛えても無駄

太もも外が張る人は、内ももが弱いからではありません

股関節が外へ出っ張る歩き方をしているからです。

もも張る歩き方

腰から脚を前に内旋させながら出す歩き方(左)と、絵の通り、骨盤を落とすように傾けたニーイントーアウトX脚の歩き方(右)などが、股関節を外へ出っ張らせる歩き方です。

改善させるには、全身のポジションと動き方を一から再構築することです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2022.11.22更新

ふくらはぎを太くする歩き方

ふくらはぎが太くなるのはなぜ?

ふくらはぎが太くなるのは、ふくらはぎを積極的無意識に使って太くする歩き方をしているからです。

2つのタイプがあります。

 

1つは、つま先で地面を蹴りながら膝を曲げる力を使った推進力で歩く歩き方です

 

無意識でありながら積極的にふくらはぎ(腓腹筋)を使って、歩く推進力にしているからです。

これは腓腹筋タイプ(膝曲げタイプ)の、ふくらはぎを太くする歩き方です。

地面をひっかくように蹴るので、わずかに膝が曲がりますが、膝を曲げるためではなく推進力のためです。(泥はねするのも特徴です)

膝が曲がらないように地面を蹴って歩く方法(ウオーキングスクール型)もありますが、積極的にふくらはぎ(腓腹筋)を使って、歩く推進力にしていることに変わりはありません。

腓腹筋は、下の絵のようにつま先で地面を蹴る(押す)だけではなく、膝を曲げる筋肉でもあります。

fukurahagi aruki

ヒラメ筋というふくらはぎを使って、膝の伸展(膝伸ばし)で歩く推進力にする歩き方もあります。

 

もう一つが、このヒラメ筋タイプのふくらはぎを太くする歩き方です

 

ヒラメ筋で膝を伸展させて歩くので、膝伸ばしタイプの歩き方です。

このタイプは膝を伸ばし過ぎる、膝の過伸展(反張膝)につながります。

膝の過伸展(反張膝)になると、ひざ下O脚、更に発展して膝痛につながります。反り腰、ポッコリお腹にもなります。クリック➡メカニズムと改善策(反り腰と反張膝を同時に姿勢矯正する歩き方矯正)

hiramekin

ヒラメ筋が太くなる歩き方

上記の歩き方をYouTubeで地面を蹴らないふくらはぎを細くする歩き方として紹介されていましたが、ヒラメ筋の発達とスネが後方へズレて膨らみ、ふくらはぎは太くなります。O脚反り腰ポッコリお腹のおまけ付きです。

O脚、反り腰については下画像をクリックしてください。

O脚

 

 

 ふくらはぎを細くする歩き方

ふくらはぎを細くする歩き方は、大殿筋を使って股関節伸展を歩く推進力にする歩き方です。ふくらはぎは軽くストレッチされながら歩くので、筋肥大もせず血行も良くなりむくみ知らずの細いふくらはぎになります。

ふくらはぎを細くする歩き方 

しかし、ふくらはぎを太くする歩き方の人が、理にかなった理屈通りに歩こうとしても身体は全くいうことを聞きません。上半身の捻じれ伸びとセットで動くので、動きは複雑です。

理屈も今まで無い概念の理屈ですから、分かったようで分からないのです。身体が理屈通り動けて、やっと概念が分かるようになります。

我流では無理ですから、理屈通りに動けるよう体玄塾がお手伝いします。

無料体験でお試しください。

ボディーメイキングで、ふくらはぎを細くすることが一番難しい。

代官山から体玄塾への道

美脚への道は遠いですが、必ず到達します。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2016.04.27更新

 引き上げを注意すると反り腰になる
バレエと言うと姿勢が良いように思いがちですが、反り腰の人が非常に多いようです。
特に子供は多いです。

反り腰になる原因の一つとして、引き上げようと頑張ることです


引き上げようとすると肋骨が開くような格好にほとんどなっていまうのです。

引き上げの意味も方法も分からない者に「引き上げなさい」のイッテンバリでは解決しません


今度は開いた肋骨が気になり、「肋骨を閉めなさい」とか、「お腹を締めなさい」と言われて、体も心も縮こまってしまうのです。
もっとひどい指導者は、腹筋が弱いからと言って腹筋運動をたくさんさせてしまい、ガチガチの体幹とお尻に知らぬ間に改悪していまうのです。
腹筋運動は反り腰をややこしくしてしまいます。

引き上げは極めて抽象的な言葉ですので、具体的な方法で引き上がる感覚を確実に伝えなければなりません

背中や下腹部が上に引き伸びるように仕向けなければなりません。

例えばこの方法です。

この方法も難易度が非常に高く、赤の矢印方向に動かすそれぞれの準備が必要です。

特にこの前鋸筋を使って肋骨を青の矢印方向へ動かせるようにすることが大切でとても重要です。

普通はもともと動かせる人以外はほとんど動かせないと思ってください。
これが出来れば人生が変わります。

これを動かせるようにするのが体玄塾の仕事です。
片方だけ動かすと回転・回旋運動になり、体玄塾では「リブケイジツイスト」と名付けていますが、全てのスポーツ・ダンスに役立つでしょう。
やりたい事が体現できるでしょう。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2016.01.30更新

 股関節を縮めるとお尻が後ろに出る上に上がる

股関節を使うイメージや意識はとても分かりにくく、特に縮めるイメージは間違いのもとです。

「パッセはお尻から上げるのではなく、股関節を縮めていく感じ」と言って指導しますと、益々お尻から上がります。更にお尻を上げないようにしようと頑張ると、こんどはお尻が後ろにでてしまいます。
こうして訳が分からなくなってしまうのです。

言葉では感覚は伝わりにくいのです

あえてイメージを絵で伝えようとしますと、以下のようになります。

体玄塾では上記のような動かし方ができるよう、脚に対して骨盤・体幹を動かす訓練をたくさんしてもらいます。
体感・実感のスモールステップをたくさん積んで行って本物のパッセになります。

言葉では感覚は表せません。
感覚は味合わなければ決して分かりません。
100回聞くより1回味わった方がいいですね

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2015.12.17更新

鍛えれば変わりますか 
内転筋が弱いというのはO脚に限らず、スポーツにおいても内転筋が弱いとよく指摘されます。
この場合も、直接内転筋を鍛えるとややこしくなるだけです。
前回のO脚のときと同じく、体幹を中心とした全体に問題がありますので、内転筋は使いたくても使えない、つまり、ここぞというときに力を発揮できないのです。
そうしますと、体幹も弱いと指摘され今度は体幹トレーニングに皆さん励まれるのです。

このポーズはよくみかけますね、でも姿勢動作についての考え方が根本から間違っています。
この考え方が変わらないかぎりパフォーマンスは変わらないでしょう。
考え方は異次元的なもののみかたです。
残念ながら企業秘密です。

(理論と実際の考え方例)
理論というものは、多くの実践の中から作りあげられるものです。毎日の実践は過去の実践から生まれた理論に裏付けられています。それでも新しい時点に立った時は、過去の実践に裏付けされた理論も何の役にたたないかもしれません。
過去の理論に対して分析する勇気を持ちましょう。
新しい原理を発見するためには、徹底的に矛盾を追求することです。

理屈どおりにやれりゃ苦労はしない・・・って?
じゃ、苦労して理屈どおりにやったらどうですか。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2015.12.07更新

背骨が一番大事という考え方
今までの話の流れ
改善で大事なことは考え方⇒例えばO脚、O脚の人は内転筋が弱い⇒内転筋に効くスクワットがある⇒ちょっと待った!内転筋が弱くなった原因究明が先でしょう⇒原因は姿勢の悪化による連鎖⇒内転筋が強くなってもO脚は改善しない⇒スクワットで内転筋を鍛えても面倒になるだけ
ということでした。

背骨が整っていればスクワットを習っても上手にできるでしょうし、一生懸命スクワットをする必要もないとおもいます。
姿勢や動作が整っていて日常的に階段や坂道を上り降りしていますと、生活に必要な筋力は維持できると思います。 
そうしますと姿勢や動作の考え方もよく吟味した方が良いでしょう。
              
日常の何気ない習慣が、背骨を頭上から押し曲げたような骨格にし、姿勢と歩行を崩し、内転筋も力を発揮することができず、内転筋は意志とは反し、ルーズになってゆくのです。


姿勢や動作についての考え方を誤りますと、努力がすべて水の泡になるということです。

O脚改善しかり姿勢改善は全身のつながりからみたち密なプラン・ドゥー・チェック・アクションでなければならないのです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2015.12.02更新

 姿勢悪化の連鎖で内転筋は弱くなる

前回のつづきです。
内転筋を直接鍛えてもO脚は改善しませんと前回申し上げました。
その訳はこうです。

これはO脚の代表的な歩き姿勢です。
このような姿勢である限り、内転筋は弱くなります。
歩行では必ず一本の脚で立つことになります。
そのような片脚状態で内転筋が収縮すれば、更に体は傾き歩けないというわけです。
ですから内転筋を両足スクワットで鍛えても無駄ですと言いたいのです。
内転筋がゆるむと表現しましたが、ルーズと表現した方が感覚的に合っていると思います。
O脚対策は次回です。
つづく

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2015.11.30更新

 ウォーキングウォッチ愛読者様

更新を長い間中断しまして大変失礼しました。

猫背やO脚、歩き方の改善が殺到いたしまして、時間が取れなかったという言い訳です。

「書きたい、でも忙しくて時間がないから書けない。」

という出来ない発想から「忙しくて時間がない、でも書く」という出来る発想へ変えました。

姿勢、歩き方、動き方の改善に前向きの人達が本当に改善できますようにアドバイスをしてゆきます。

さて改善にとって大事なのはなんでしょうか?
改善にとって一番大事なのは考え方です。

ウェブやテレビ、雑誌などでよく紹介されている考え方では改善はできないようです。

例えばO脚用のスクワットですが、ほとんどが次のような理由で指導されますが、考えが足りません。

O脚を治すための筋トレの仕方

「O脚の方は、ふとももの内側の「内転筋」が弱っていることが多いです。
内転筋は、筋トレによって鍛えることができます。

 内転筋のトレーニング方法をご紹介します。

内転筋にはスクワットが効く!

スクワットは、脚の内側の筋肉を鍛えるのに効果的です。
正しいスクワットの手順を確認しながら行いましょう。」

 

スクワットの手順はいいのですが、なぜ内転筋が弱ったのでしょうか?

鍛えたら内転筋が弱った原因は解決できるのでしょうか?

解決できません。従ってO脚は改善しません。かえってややこしくなります。

つづく

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2015.09.19更新

 レッグカールマシーンの使用は要注意

この本を友人が10年前に「志水さんと同じようなことを言っている本がある」と言って私にプレゼントしてくれました。
知る人ぞ知る高岡英夫さんの動きに関する著書です。
なぜ今頃になってこの本のことで記事を書くかと言いますと、股関節の使い方が悪いという人が非常に多いのでこの本を参考にして股関節づかいを少し説明します。
この本にはサッカーのシュートのとき、よくみかけるボールがゴールポストの上を飛んで行くあのがっかりするシーンことについて『スポーツマンとして「使えない」身体とは』ということが第1章に書かれています。
”軸脚の膝が曲がりながらボールを蹴ると腰が後ろに落ちているのでボールの下を蹴りあげることになるため、ボールは力なく浮き上がってしまいます。腰が落ちないようにするには、ハムストリングスというもも裏の筋肉が、股関節まわりで強烈に収縮しなければなりません。
蹴るためには、ハムストリングスが重要なのですが、ハムストリングスを膝関節まわりで使うクセがあると、スポーツではかえって「使えない」身体になってしまうのです。
ですからレッグカールマシーンは厳重な注意が必要なのです。”

膝曲げにはふくらはぎこと腓腹筋も関与しますよ

この本は体玄塾で筋肉の所在を分かって頂くため説明に使うものです。
筋肉で日本では最も著名な石井直方東京大学大学院教授監修の本です。
膝の曲げ方で気になっているところがありますので紹介します。
165ページ膝の関節可動域運動


膝屈曲(曲げ)の関与筋
大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋
と書いてあり、これらがハムストリングスです。
この絵をみると足首がリラックスしていませんので腓腹筋も関与していますが、この筋肉のしくみ・はたらき事典には載っていません。
足首をリラックスさせた絵に変えたほうが良いと思います。
膝を曲げるために腓腹筋が使われることもあります。使っているかの判断は足首と腓腹筋の緊張(力こぶが出ているか)で見分けます。詳しくは体玄塾の無料体験で。

高岡さんの著書にも膝関節まわりのハムストリングスを使うくせが良くないと書いてありましたが、ハムストリングスばかりではなく、ふくらはぎこと腓腹筋の使い方も良くないのではないでしょうか。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2015.06.10更新

     

脚を使う意識は力みを生む

脚を使えと言うコーチがいますが、脚を意識すれば上半身がおろそかになります。すると上半身も意識しなければならなくなり、意識は力みになります。脚を使う、つまり地面反力を使う。踏み込んでしまう。踏み込むという思いは、地面反力を使うのとは違います。

実は、体幹を弓のようにしならせ飛ばす方向へ胸郭を跳ね上げ回転させることが、地面反力を使う、脚を使うなのです。

力まないためには無意識に、つまり自動的に動くようにすることです。

それには背骨が右絵の胸郭のように、弓反りになるような身体使いをできるようにすることです。踏み込みはダメです。右脇腹また右体側を縮める感じもダメです。あくまでも胸郭を跳ね上げるです。これをするためのドリルが必要ですがね。


ストレッチで背骨を柔らかくするだけではかえって悪くなります。また普通の筋トレで反るようにしても悪くなるだけです。

体幹が回転して水平移動する背骨使い股関節使いを習得すればできます。
参考http://www.taigenjuku.com/menu02/004/

ゴルフやテニスで、間違った体幹の反らしや捻りをする身体づかいをしますと、腰痛になったりしますので注意しましょう。
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

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