塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2014.01.14更新

番組で言うほど簡単ではない脚の問題

前回の記事に、「ふくらはぎが太いのはふくらはぎの自己主張が原因」と書きましたが、今日の朝のテレビ番組で、自己主張させるようなことをやっていました。
それは、足首のくびれをつくる特集でしたが、やっぱり筋トレでした。腓腹筋、前脛骨筋、後脛骨筋、足裏の筋群の筋トレでむくみを取り、メリハリ脚にするというないようでした。筋トレでは解決しません。

歩く動作のこともやっていましたが、これもつま先で地面を蹴ってふくらはぎを筋トレし、足首をしっかり曲げかかと着地で前脛骨筋(ぜんけいこつきん)を筋トレする内容でした。
不自然な歩き方が脚の形を悪くしているのに、筋トレを優先するため不自然な歩き方になっていました。これでは美脚・メリハリ脚にはなれません。
パーツモデルという方の、ハイヒールで速く歩く歩きはとてもよかったのですが、一般人にはできません。しかも上記のかかと着地ではなく、ちゃんとした歩きでした。
              
前脛骨筋=美脚筋
前脛骨筋を体玄塾では美脚筋と呼んでいます。ただし、美脚筋にするには使われるタイミングが大切なのです。
前脛骨筋で足首を曲げるなら、重心から引いた垂直線より後ろのタイミングでやりたいですね。地面をつかむような感覚でやるといいです。
これが前回の記事のすねを固定する感覚です。体験しないと無理ですね。

AからAへ自然に移動ができますと、自動運転のようにとても軽く進むことができ、血液の循環も良くなり、むくみもなくなり、余計な筋肉も落ち、良い関節の動きで筋肉も引き締まり、おまけでメリハリの利いた美脚になるということです。
それには引き上げとか、最適な重心移動などの難関を突破しなければなりません。
美脚の人は生まれつきその才能があります。
体玄塾は、そのような難関を突破する方法を教える、動作の難関突破塾なのです。
無料体験に来てみて下さい。
歓迎します。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2014.01.07更新

ふくらはぎに直接アプローチしても無駄無駄、
原因の本質を知りましょう


前回の「大腰筋の働き」のつづきで、今回は「スムーズに前へ進むには」をこれから説明しますが、この「スムーズに前へ進む」が出来るようになれば良好なふくらはぎになれます。
ふくらはぎを太くしているのが、ふくらはぎの自己主張です。参考ここクリック
股関節と膝関節を最適に使って重心移動(スムーズに前へ進む最適な方法)が出来ますと、ふくらはぎの自己主張はおさまります。この自己主張についての説明は長くなりますので、次の機会にします。
ふくらはぎが太い人がジョギングなどしますと、自己主張により益々発達することは間違いありません。
さて、最適な重心移動(スムーズに前へ進む)とはどんな動作なのでしょう。
次の絵で説明します。
                             
歩いたり走ったりしているとき、また武道や舞踊、ボクシングなどの構えのときの支えている脚がAのような恰好をしているのが理想です。
そのときのお尻や裏もも、膝の上の前ももの筋群は、関節が曲がり伸ばされている状態になります。
その伸ばされた筋群が自動的に縮むことにより、前へスムーズに進むのです。
そのときの感覚は地面を蹴るのではなく膝から上の体を前へ進める感覚です。速く進めるか、ゆっくり進めるかの感覚により筋収縮の速度は変わり、スピードコントロールをすると思ってください。
ボクシングのパンチなどもこれで加減します。
問題なのは脛(すね)です。この脛が後ろに押し戻されないようなシステムと言いましょうか、そういう能力を身につけなければ完成しないということです。
これは文章で説明しても、動画で説明しても出来ないと思いますので、ここまでとします。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.12.27更新

達人筋と言われる大腰筋は
       最適な重心移動のみで力を発揮する



「大腰筋を役目通りに使えるようにするには適切な重心移動が欠かせません。」
前回の記事に書きましたが、重心移動と言ってしまうとこの重心移動についてグタグタ述べなくてはならなくなりますので、こうします。絵のように上手くスムーズに体が前に進めたと仮定します。
右膝から上の、体に対する股関節と大腿骨をイメージして描きました。
これが、脚が勝手に上がってくるという大腰筋の役割のイメージです。
意識的に脚を上げると、つまり腿上げすると、力んでしまい、リズムが崩れ、パフォーマンスが落ちます。
「脚が流れる」とか「脚が付いてこない」という言葉がありますが、これも勝手に脚が上がらないからなのです。
このような大腰筋の使われ方はスポーツのシーンではたくさんあります。

次回はどうしたら前にスムーズに進めるかについて解き明かします。⇒次回記事

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.12.19更新

達人の筋肉の中の達人の筋肉、
       インナーマッスルキング大腰筋

              
「インナーマッスルを鍛えて痩せ体質に・・・」「インナーマッスルが弱いから・・・」「大腰筋集中・・・」「大腰筋を手軽な方法で」などなど、よくみかけますが、鍛えたところで「ああしたい」「こうしたい」という願いはかないません。

なぜなら、アウターマッスルも含めた全体の中の気になるインナーマッスルの役目役割ができていないから、弱いと感じたり弱かったりしているのです。全体とマッチして使えないから願いはかなわないのです。

特に大腰筋は達人筋と呼ばれるくらい使われ方がむずかしいのです。
アンバランスな大腰筋に仕上がってしまうと、ややこしくなります。腰痛になったりしますので注意しましょう。

ときにはトレーニングの原則「意識性の原則」(部位に意識を集中する)も疑ってみましょう。

なぜなら、無意識の筋伸張(伸ばされる)や無意識の筋収縮(縮む)で大腰筋は動かなければ役目を果たせないからです。
それでも鍛えたいというのであれば一つ紹介します。

Aのももを上げている状態からBのところへ脱力した脚を積極的に落としてA の位置へ脚が戻ってくるようにする。
大腰筋がバネやゴムの様な感じで、脚のバンジージャンプをさせる格好にすればいいです。
加速をつけて脚を振り下ろし、Aへ戻ってきたら即振り下ろすことを繰り返します。
回数をこなすことよりも、正確に速くできるように訓練することです。

それよりも、壁に立ってAのポーズが出来るかが問題です。
出来ない方はこれを参考にしてください。http://www.taigenjuku.com/blog/2013/08/post_160.html

大腰筋を役目通りに使えるようにするには適切な重心移動が欠かせません。
次回はその重心移動と大腰筋の関係を解きます。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.12.02更新

習慣でついつい姿勢チェック

先日ふらっと鎌倉へ行ってきました。
せっかくだから大仏さんも見てきました。

「でかっ」

いつの間にか姿勢チェックをしていました。

骨盤は起きていましたが、首が少し前傾して頭部が胴体より前に乗っていました。

大仏さんは台風や津波で大仏殿は壊されても残り続けることができましたが、大地震が来ると頭が落ちてしまうかもしれないとして、やはり昭和35年に頸部が強化プラスティックで耐震補強されたそうです。

ちなみに奈良の大仏さんは奈良時代(710年〜794年)につくられ1185年に戦で焼かれてしまったそうです。その時、頭は後ろ側にころげ落ちたそうです。
それから推測しますと、奈良の大仏さんの頸部は前傾していなかったようです。

頭は胴体の真上に乗せ、首がリラックスするようにした方が良いと思います。
そのためには肋骨の引き上げが必要ですね。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.11.19更新

誤った骨盤前傾改善トレーニングで
       坐骨神経痛に

先日、社交ダンスの先生の紹介で来た女性は坐骨神経痛に悩まされていました。カウンセリングしましたら、出尻を改善しようと思い、パーソナルトレーナーにつき、右の絵のような「骨盤の傾きリセット」エクササイズをせっせとしていたそうです。
腹筋とハムストリングスが弱いからだそうです。
これがよくある誤った骨盤前傾トレーニングです。
このトレーニングは、二番目の絵に示した緑の丸の隙間を狭くしてしまい、その隙間を通っている坐骨神経を圧迫して神経痛が起きたりします。そこに梨状筋という筋肉もあり、その筋肉が神経を刺激することで「梨状筋症候群」とも言います。
三番目の絵のように仙骨を上げ隙間を維持しながら骨盤を起こさなければなりません。
このブログ「ウォーキングウォッチ」で再三言っています「引き上げ」こそが骨盤前傾改善トレーニングなのです。

紹介された女性は無料体験だけで引き上げの感覚をつかみ改善されました。
しかしこれからがスタートです。歩き方とダンスの動作改善が出来たら完了です。
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.11.06更新

前肩や肩こりには心のケアーが必要
「ハワイ島へ行って来ますのでしばらく休みます。」と言って3カ月パーソナルレッスンを休んでいた女性が帰って来た。髪型もショートに変わり、美人だが少し暗かった顔も目が輝いている生き生きとした顔つきになっていた。
「先生、肩こりがまったくなくなりました。」と言ったその女性の肩を見ると・・・肩のアライメントが完璧。前肩も治っていた。



ストレスで胃が痛くなったりすることは想像しやすいですが、肩が上がったり前に出たりする姿勢や、頭痛・肩こりなどの痛みにもストレスが関わっています。
ストレスがかかると自律神経(交感神経と副交感神経)の交感神経が優位になり、緊張状態をつくります。
特に肩を上げる筋肉が緊張し、肩が上がったり前に出たりして肩こりがおきます。
姿勢の悪化はストレスも大きく関わっていますのでストレス解消をしながら姿勢改善をしましょう。

私のストレス解消法もハワイ島暮らしです。
サンセットを見ながらシャンパンかジントニックを一杯。これです。
朝はジョギングとヨガです。
上の写真は私が撮影したもので、ビーチの写真はサンセットが綺麗で有名なスポットです。よく絵葉書やカレンダーに使われているハワイ島ワイコロアビーチリゾート内のアナエホ・オマルという所です。


猫もハワイ島では死んだようにリラックスしていました

ヒルトンホテルの駐車場にて

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.10.27更新

基本姿勢には欠かせない引き上げ、
               引き上げ体幹トレーニングはこれで決まり

引き上げはバレエだけではなく、姿勢改善には欠かせない基本です。

背骨を引き伸ばす感覚が引き上げであって、それを身につけるトレーニングこそが体幹トレーニングの本質なのです。
一般的な体幹トレーニングは胴体の筋肉を強くするのが目的ですが、強くしようとしますと力みやすくなりますので注意しましょう。
なぜなら、動作に合った強弱が伴った体幹でなければ動作の邪魔をしてしまいます。

背骨を引き伸ばす感覚になる動作が伴った体幹トレーニングなら、ロープのぼりやデッドリフト、ハングクリーンなどでもよいのですが、技術習得にも時間がかかりますし、背骨を反り過ぎたり丸めたりしがちなので、下の絵のような雑巾でひと拭きするようなオリジナルトレーニングをおすすめします。
        
首長肩下げができなければこのトレーニングで引き上げにはならないのですが、肩下げができたとして特に意識してほしいのが、次の3つです。
1 矢印で示した腰椎が落ちないように、かといって背中を丸めないように
2 股関節を引き伸ばすように
3 尾骨を天井の方に引き上げお尻を締めないように
以上の3つの意識を中心に、すべての矢印の方向へ骨を動かしてみてください。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.10.01更新

骨盤おこしで人生が変わるかも

骨盤おこしで姿勢が変わる。
姿勢が変わればパフォーマンスが変わる。
パフォーマンスが変われば・・・省略・・・人生がかわる。
外反母趾、膝痛、腰痛、肩こり改善などでスッキリ集中力が出ます。やる気もでます。持続力もつきます。
O脚・X脚、猫背、反り腰、二重あごなどの改善でスタイルが良くなり生き生き若く見えるようになります。
スポーツパフォーマンスが上がり、試合に勝てます。

「立腰」論を提唱した教育者もいました。⇒体玄塾スタッフのブログをみてください。
                       http://ameblo.jp/thalamus-k-f/entry-11595768098.html

スポーツパフォーマンスに関しては、⇒  http://ameblo.jp/yuta330/entry-11601266538.html

前回の記事の補足

「大腿骨を上から見た絵」というところが分かりにくかったと思いますので、補足説明します。
赤い丸で囲んだところが大腿骨骨頭です。
大腿骨を軸としてこの骨頭を前に数ミリから1・2センチ矢印の方向へ動かすことができますと骨盤が起きます。



投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.09.17更新

背骨を語らない骨盤おこしはありえない
骨盤おこしは背骨の引き上げで決まります。
骨盤だけ色々やってもまったく結果は変わりません。
「骨盤の前傾や後傾は背骨の後方崩れ落ちによって起きますよ」と、この体玄塾ブログで何度か紹介してきましたが、骨盤で悩んでいる人は前回の記事と合わせてこの記事を読んでください。

では説明します。
赤く塗られた筋肉の絵が今回主役の大腰筋です。
今回は「引き上げ」というバレエで使われる表現で背骨伸ばしを表しましたが、このブログに「引き上げ」は何度も登場していますので省略します。
さて、背骨が引き上げられると大腰筋はどうなるか?
引き伸ばされます。
そうすると、中央の絵のように大腰筋によって背骨の腰椎が斜め下方向へ引っ張られ、「仙骨のうなずき」がおきます。それと同時にモモの骨である大腿骨が外側へ回ります(外旋、又はアンデオールと言います)。ここが大事なのです。
骨盤が起きてバランス良い立ち方というのは、横から見て大腿骨が胴体の真下に来なくてはならないのです。
多くの人の大腿骨が内側に向いて(内旋して)、胴体の前側に大腿骨があるため、骨盤を前へ傾けてバランスをとっています。ですから、大腿骨を外側へ回すことが大事なのです。(バレエでアンデオールが大事な訳も同じです。)
二枚目の絵を見てください。

大腿骨を外側へ回す股関節の外旋筋を代表して梨状筋と大殿筋に登場してもらいました。
引き上げによって仙骨のうなずきがおきますと、その筋肉達が仙骨側に引っ張られる形になり股関節外旋がおきます。
上の絵をもう一度見てください。大腰筋が大腿骨の小転子と言われるところに付いているのがわかりますね。
今度は下の絵の大腿骨を上からみた「真上からの絵」を見てください。
大腰筋が小転子を引っ張ることにより、大腿骨が外旋しながら前方へ動き骨盤を起こす補助をしています。
つまり、背骨が引き上げられることによって大腰筋が伸ばされ仙骨と大腿骨がが動き骨盤(仙骨を挟んでいる骨、寛骨)が起きるという訳です。

これまでの「引き上げ」「骨盤おこし」「アンデオール」の記事ももう一度見なおしてみてください。

補足説明があります。(次の記事)http://www.taigenjuku.com/blog/2013/10/post_164.html

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

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