塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2013.04.27更新

O脚の原因は骨盤や脚のゆがみだけではない

O脚の原因としてよく取り上げられているのが「骨盤のゆがみ」、「外側へ体重がかかる」、「内股」、「膝のゆがみ」、「足首のゆがみ」などです。
これらはすべてO脚の原因であることは確かです。
しかし、なぜ上記のようなことが起こるのでしょうか?
O脚の本質的原因があるはずですが、生活習慣?悪い姿勢?
具体的に説明をしている文献やウェブサイトをみたことはありますか?

O脚の本質的原因
その本質とは「背骨の後方崩れ落ちによる後ろ重心」なのです。
「背骨の後方崩れ落ち」は体玄塾チーフカイロプラクター岡田潤の発想でして、不良姿勢の新たなとらえ方です。詳しくはこちら→http://www.taigenjuku.com/blog/2012/01/_type_the.html

O脚の代表的メカニズムで説明

この絵の姿勢は、出っ尻・反り腰、反張膝とも言われる不良姿勢です。
重力に負けた背骨が後方へ崩れ落ちたため、ひっくり返らないようそれを補うために連鎖して、骨格が絵に示した矢印の方向へ崩れてゆき、両膝が離れO脚になるのです。
別な言い方で説明しますと
背骨の形を崩す生活習慣(パソコン、スマホ、体育座りなど)

後ろ重心

後ろに倒れないように出っ尻
骨盤を緩め股を締め内股の習慣

腹筋・背筋・お尻締めエクササイズ、正しいと思っている正しくないストレッチなどが、更に後ろ重心を悪化させる

身体の外側に体重がかかり、外側の筋肉が発達する。運動とストレッチで更に発達

足の骨が外側に出っ張る

O脚
O脚治しには身体の軸づくりの技術が不可欠です。
そして軸づくりには「首長・肩下げ」『引き上げ」「アンデオール」などのバレエの技術が不可欠です。
しかし前回の記事で紹介しましたように、これらはバレエの指導者の領域ではないのです。
参考バレエダンス

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.04.10更新

「肩下げ」は下げるイメージ(概念)を変えましょう

肩が上がるから「肩を下げなさい」では、肩は下がりません。
上がらないようにすることが大切です。
では何故肩は上がるのか?
腕(上腕)を肩甲骨から分離して、腕だけを動かすイメージがないからです。難しいと思いますが、解剖学的に説明しますと、腕の外転時に上腕骨骨頭の滑りがないから転がり上がり、肩甲骨まで上げてしまうからです。
その一つの要因として、腕は肩甲骨から動かさなければならないと思い込んでいることが挙げられます。

バレエでよく注意される「引き上げ」と「アンデオール」も出来なければ肩は下がりませんし、これらもイメージが違うからできないのです。これも解剖学的に間違っているからです。

これらはバレエスクールの領域外でして、身体操作専門の私たちの分野です。
肩が上がっていることを注意されても、下げれる人はほとんどいません。
下げ方を全く違う概念から教わらなければ、下げれません。


普通は「素質」で処理されてしまいます。
バレエスクールでは肩を正しく下げれる人のみを入れたいところでしょうが、それでは経営が成り立たなくてすべての人を受け入れていますので、多くの人がバレエの動作をしますと肩が上がるのです。

肩の下げ方を教えている教室もありますが、腕を下に下げた状態で肩が下げれても無駄です。なぜなら、ターンをするときの腕(上腕)は上げていなければならないからです。

腕の上げ方も習わなければなりません。これも大変むずかしいですよ。

考え方の見直しからはじまり、座る、立つ、歩く、などの習慣も見直し、徹底して変えなければ動作中の肩は下がりません。

繋がりあった体の仕組み
分かる者だけが教えられる領域「肩下げ」


肩甲骨は逆三角形の形をしていますが、その頂点を真下に下げ(本当は下げるのではなく、上がらないようにすること)首を長くするように背骨を伸ばす?ことによって、体軸を作る。これが肩下げなのです


肩下げが出来ない理由:肩下げ、アンデオール、引き上げの
              概念を間違えているから


下げるための筋肉は、主に広背筋と僧帽筋下部ですが、広背筋は腕を下げる筋肉でもあります。
腕を横に上げたまま肩甲骨を下げるには、広背筋一部は収縮させ、一部は収縮させないないよにする(絵、青い丸で囲んだ部分)必要があります。
この動作がとてもむずかしく、素質で処理されてしまうのです。
この肩下げには体の色々な部分との繋がりがあり、ルービックキューブの6面をそろえるような緻密さが必要なのですが、順を追っていけば誰でもできます。10年以上肩を注意されていた人でも、正しく下げる感覚をつかむだけですと、順を追っていけば数十分で出来ます。

アンデオールと引き上げができれば肩は下がります。

全体の中の肩というとらえ方をしてください。


アンデオールと引き上げが出来ない人に、アンデオールや引き上げはどのようにやっていますかと尋ねますと、考え方ややり方が、全員まちがっていました。





脱力状態の首長、お腹の引き上げ、骨盤を立てる、アンデオール、などが出来るようになると、
バレエの先生から

「悪い癖がほとんど抜けたね」「ゼロ、スタートの位置までやっとこれたね」などと言われます。

そうなるまでは、沢山の関連したドリルを教わり、定着させなければならないのです。

体玄塾の仕事は身体操作を向上させて、バレエが出来るスタートラインまで持って行くことです。

これはバレースクールでは出来ない、今までにはない、体玄塾の専門分野だと思います。

是非、無料体験を受けてみてください。その場で肩は正しく下がります。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.03.29更新

結婚式の季節
ブライダルウォークは肩を極めよ


東京の先週末は、例年より早く桜が満開になり、絶好の結婚式日和でした。私も体玄塾スタッフの結婚式に出席してきました。

 


ウェディングドレスは肩を露出しますので、肩の位置が高かったり前に出てたりすると印象が悪くなると思います。
しかし、上がった肩や前に出た肩は良い位置へ一時的に戻せたとしても、すぐに悪い位置に逆戻りします。
整体など肩の矯正だけでは改善できません。
なぜなら、前肩など悪い肩の位置の人は、その悪い位置が身体全体からみると理にかなっているからです。


前肩になってしまう、歩き方とみんながやるあのストレッチ
                                                     
上の絵の歩き方は以前紹介しました歩き方ですが、右側は良さそうにみえますが、両方とも前肩になる歩き方です。
左の絵の肩を見て下さい、骨盤後傾型の猫背姿勢ですが、肩を赤い色で描いた良い位置にしますと後ろにひっくり返りそうになりますので、前に肩を出さないとバランスがとれません。ですから前に肩がなくてはならないのです。(体玄塾では「脊柱の後方崩れ落ち股関節型」と呼びます詳しくはここ

右側の絵、点線と実線の姿勢を比較して下さい。立っているとき(実線)は猫背で、歩くとき(点線)は姿勢を良くしようとして、胸腰移行部から後ろに背中を反って歩いているのです。これを一般的には、骨盤前傾型と呼び(出尻、反り腰とも言われる)、肩を前に出してバランスを取る左側の骨盤後傾型と同じ様に、背中を後ろに反った分だけ肩を前に出してバランスを取ろうとしている人が、肩甲骨を寄せるようにして肩を無理やり良い位置にしている姿勢と・歩き方です。
勘違いの背骨伸ばしとでもいいますか、力んでいます。
この悪い姿勢を体玄塾では「脊柱の後方崩れ落ち胸腰移行部型」と呼びます。
両方とも肩こりの姿勢です。
身体全体から肩を見て姿勢改善をし、その姿勢に則った優雅な歩き方がブライダルの歩き方に相応しいと思います。

体玄塾は肩が良い位置に定着する条件(環境)を知っています。
そしてそのようにする技術を持っています。
条件のひとつに肘(ひじ)はこうあるべきというのがあります。肘の使い方を攻略しなければ絶対に前肩は治りません。
これが前肩・肩コリ改善の大きな出来ないバリアです。説明するにはかなり複雑です。
それから、前肩改善のためにみんながよくやる胸のストレッチが前肩にしています
前肩矯正参考記事http://www.taigenjuku.com/blog/2013/07/post_157.html
無料体験ができますので、体験してみてください。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.03.20更新

最大速度の発揮から美脚・膝痛までも大きく係る
          膝の知られざる真実

膝を上手に使う言い回しとして使われる、「膝を柔らかく使う」とはどういう使い方なのでしょうか?
指導者や医師施術者などから膝の使い方を納得できるように説明・指導を受けたことがありますか?
膝関節だけの説明や指導だけでは膝は上手く使えません。むしろ膝以外の多くの関節を動員しなければ膝は言うことを聞きません。
良くない膝の伸ばし方・・・膝の裏を伸ばすようにして股関節近くの大腿四頭筋を使った伸ばし方。


良くない膝の曲げ方・・・・力んだ腓腹筋や膝近くのハムストリングスを使った曲げ方や、
                脱力した脛骨(すね)を前に倒す曲げ方。

「万年2位」、「一向に変わらない脚」、の方必見です

正しくは下の絵のようにしましょう。
          
膝を伸ばすときは、股関節から大腿骨を動かします。(絵左) 
こうすると膝は意識しませんが膝は自動的に伸びます。
ただし、股関節の伸展(矢印方向)には首長肩下げが必須なのです。これが出来なくて、いやこの概念がなくて上手く膝をのばせないのです。

膝を曲げるときは、足首から脛骨(すね)を積極的に動かします。(絵右)
こうすると膝は意識しなくても素早くスムーズに曲がります。
積極的に脛を矢印方向に動かすには、正しい足首曲げのドリルをし、上手くなったら、床を足指のはらでつかむ要領でやります。(ここは体験した方が早いですね)
ここを間違いますと、前回紹介したニーイントーアウトになってしまいます。
股関節も自動的に曲がる必要があるのですが、これにも首長肩下げが必須なのです。
「首長肩下げ」にも、係る関節の正しい認識とドリルが必要です。これまでも幾つか紹介してきましたが、今後この「ウォーキングウォッチ」でさらにに紹介してゆきますのでご期待ください。
待てない方は体験しに来てください。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.03.12更新

生活習慣病に効く正しいはずの歩きだが
      アレレおかしいぞー

杉並保健所健康推進課発行の「40歳からの生活習慣病予防のための+1500」を体玄塾のメンバ-さんより先日頂きました。
内容の前に表紙が気になってしまいました。
いつも人の(動物もロボットも)歩き方が気になる私として、一言言わせて頂きます。
表紙のモデルさんは膝が内側に入り込んでいますよ。
「ニーイントーアウト」と言って膝に悪い歩き方です。
発行した方々は気にならなかったのでしょうか。
それも気になります。

内容はとても良いことが書いてありまして、「生活習慣病や肥満を防ぐためにも、日常生活の歩数プラス1500歩を心がけましょう。ウォーキングが手軽と思いますが、ウォーキングを始める際には正しい歩き方をきちんと身につけること。せっかく運動しても方法が間違っていては効果がないだけでなく、かえって危険なこともある。」
ところが、正しいはずの歩き方が良くなかったのです。
一般的に社会では良いと認識されている歩き方ですが、姿勢や腕振りが不自然、膝伸ばし歩きかかと着地、意識的大股歩きなどが良くないのです。
この歩きをずーと続けていますと、回りまわって関節にガタがきて関節痛になり、運動不足になり、生活習慣病や肥満になっていくのです。
体玄塾に来てくだされば、その詳しいメカニズム(なぜ・なぜ・なぜ・なぜ・なぜ・・・・・)を説明します。



投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.03.08更新

 

強烈スイング、
   腰の逆回転は無意識にできる

ゴルフファンならみんな知っているローリー君(ローリー・マキロイRory Mclloy選手)のテイクバックを絵にしてみました。
軸も脚もまったくブレていませんね。
これが真の重心移動によるバックスイングです。
ここから正確で強烈なスイングが発生するのですが、それでも両足が一切ブレないことでゴルフ界が騒いでいるのです。
腰を逆回転させるとそんなスイングが出来るとも言われますが、ロリー君は無意識に動いているはずです。
体玄塾的には、真の重心移動とリブケイジツイストさえできれば誰でも真似が出来るとおもいます。
ribu
前鋸筋が肋骨を牽引肩甲骨は下がる

肩が上がる人は二流・偽物ツイスト
の「リブケイジツイスト」(胸郭のツイスト)がの重心移動と一緒になればできるのです。
リブケイジツイストと似た胸郭の回転もありますので、注意してください。本物は自動的に肩がスーと下がるはずです。

股関節、膝、足首の柔軟性や可動域の広さだけでは出来ません。
(リブケイジツイストは体玄塾オリジナルの動作ドリルです。)
股関節だけをみても、左大腿骨上の骨盤外旋・伸展から右大腿骨上の股関節内旋・屈曲という、遼君でも難しい動作をしなければ出来ないのです。しかも無意識にですよ。
そのためには歩き方から変えなければ決してできません。
その前に歩きの概念を変える必要があります
その概念が変わらない限り理想の歩き方にはなりません。

体玄塾では理想の歩き方を概念から変え、理想のスイングの無意識化を実現しています。

詳しくはトレーニングの本質のページをご覧ください。

 
image2
 

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.02.28更新

  なぜムートンブーツが流行るのか!
それは、冷え症の人が多いからです。暖かくて、かわいくて、多くの人が履いているから欲しくなり、流行るのです。
なぜ冷症の人が多いのでしょうか?
それは、股関節・膝関節・足関節をスムーズに動かせないから。
なぜ動かせないのでしょうか?
それは、前回の記事で紹介したような、背骨が後へ崩れ落ちているような姿勢では、前へスムーズに進めないからです。つまり、関節をスムーズに動かして歩けないので、血液の流れも悪くなるという訳です。
              後ろにある重心

足首が正しく動けば正しく膝は曲がる

image1 左の絵、青の円で囲んだ足首すねを見てください。
足首を曲げるようにして、すねを前に倒すと膝は正しく曲がるのです。
ただし、股関節から上の胴体・頭が後ろへひっくり返らないようにておかなければ、進めません。これは、後日説明します。
 
 ふつう、この足首の曲げ方の概念がないから、とても分かりづらいと思いますが、あえて解説します。
前脛骨筋を矢印の方へ収縮させ、すねを、足の方へ『動かす』のです。
『重力による倒れ』、では悪い膝曲げになってしまます。
これは、体験されることを薦めます。
 
image2
image3 ムートンブーツは足首が曲がりにくい構造になっていますので、足首が非常に曲げ辛いはづです。
高級ムートンブーツでも同じです。
いや、すねが後ろへ倒れている人が履くからマーケティング上、そういう構造にしたのでしょう。
更に冷え症が増えそうです。
 だからと言って、3万円もするブーツを履かないというのも、もったいない話です。
足首曲げの筋トレに使ってください。
硬くて良い筋トレになりますよ。
歩く時もそんな風に足首を曲げながら歩くといいですね。
 
image4




投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.02.21更新

整体院激戦地区 東京都中野区東中野

伊東四朗さん扮するタフマンの出身地でも有名な東中野は、整体院がひしめく町です。
そんな中にあるのが体玄塾です。
この塾は、身体能力向上を目指す人などをサポートする塾ですが、体玄塾の手法が腰痛や肩こりに効くということで評判になっているようです。
遠方からの来店が多かったのですが、最近は近所の方も今までのやり方では肩こりや腰痛は改善しないのではという事を段々分かってきたようで、チラシ配布など一切していないのに、口コミやウェブで体玄塾を検索して来店される方が多くなってきています。

マッサージ・ストレッチ・肩回し・噛み合わせ・薬では肩こりは解決しない
肩こり原因の本質から改善しなければ、肩こりは改善しません。
では本質とは何でしょうか?
肩こりの本質は骨格の崩れなのです。
この骨格の崩れは、腰痛・膝痛などの関節痛、五十肩、坐骨神経痛、外反母趾、お尻コリなどの原因でもあるのです。
この骨格崩れ(姿勢悪化)の本質もあるのですが、色々あります。
そのひとつが、パソコン病と私が呼んでいる座り姿勢です。
       
決算、確定申告などで、パソコンを使うことが多くなり、目線を画面に合わせようとして、骨格を潰してしまい、肩や頭を前に移動させてなければバランスが取れなくなり、それが首から肩にかけての筋肉を緊張させることになり、コリになっていくのです。
風が吹けば桶屋が儲かる的な、原因と結果までが永いことが色々おきて、肩こりがおこるのです。
これは、ほんの一例です。

このような流れ(体玄塾ではコレクティブモーションと呼ぶ)が沢山あります。
「いいやつだと思っていたのに、お前が足を引っ張っていたのか~」というような事が多々あります。
これを見つけるのは、職人技です。

背骨を崩さない対策を挙げますと以下のようになります。

食生活を変える・・・・・・・マナーを良くする 良く噛む
物の位置を変える・・・・・パソコン テレビ スマホ バッグ 鏡の位置に注意すること
生き方を変える・・・・・・・内向的、悩みやすい、怒りやすい、緊張しやすい、動かない、夜更かし、寝坊、しない      
教育を変える・・・・・・・・・キーボード・ブラインドタッチの義務化、体育座りをやめ正座かあぐらにする

具体的な説明は体玄塾で受けてください。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.02.06更新

悪い膝曲げ歩きと良い膝曲げ歩き

右のような膝が曲がった歩き方では不格好にみえますね。だから、世間では口を揃えて「膝を伸ばして着地しましょう」になるのです。

ヒールが高いブーツを履いた人がよくこうなりますので、最近はヒールがなく、柔らかい素材のブーツが流行っているようです。

こういう人は歩く歩幅も狭いはずですが、歩幅も広げられない、膝も変に曲がってしまう深い訳があります。

こうしなければ前に進まないのです。
無理やり変えようとすると関節が徐々に壊れていきます。
「膝を伸ばして歩きましょう」では、まったく解決しません。そして、膝伸ばし着地は誤った歩きです。
注意してください。






次の絵は良い膝曲げの歩き方です。
悪い膝曲げと比較しますと、良い姿勢で、前へスイスイ進みそうに見えるはずです。

何が一番違うのでしょうか?

重心が違うのです。

悪い方は重心が後ろで下にありますので、膝を突き出すようにしなければ前にすすまないのです。

良い膝曲げの方は、重心が前で上にありますので股関節から上の胴体・頭が前に進みやすいのです。
つまり、正しい重心移動ができるのです。


最後の右の絵は、前回の記事に登場しました、「見た目は膝がよく伸びた歩きに見える」体現歩きの、Dの位置の略式骨格に、肉付けをしたものです。

これが二番目の絵の良い膝曲げの歩き方です。
理想的な重心移動ができなければできません。

出来ない人を出来るようにするには、従来のトレーニングやレッスンのレベルや概念では不可能でしょう。
別の概念から取り組む必要があります。

体玄塾に来て下されば、納得できるでしょう。

 

image1
image2
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.01.30更新

美しく見える歩き ≠ 体に良い歩き

 美しく見える歩き方が、良い動作としての歩き方か、ウォーキングスクールの歩き方を色々調べてみますと、次のような歩き方を推奨していました。

首は後ろに引く(倒す)。
腕を後ろに引く。
着地する脚の膝がちゃんと伸びた状態で着地する。

美しく見える歩き方として、だいたいの教室がこのように指導しているようです。
顔も体も美しく見える人が指導すると、確かに美しいです。

 
image1
image2 しかし、良い動作かどうかで見ますと、前に進みにくい歩き方になります。
専門的に言いますと、体重心を効率的に前へ移動させていない歩き方です。
首と肩を後ろに引いたため、背中が折り曲がるようにして、肋骨の籠(胸郭)が後ろへ傾き、着地している脚より後ろになり、後ろ重心になっています。

これでは、下腹部と腿(もも)を前に突出すようにし、それでも足りないので、後ろの左脚のふくらはぎを収縮させ、つま先で地面を蹴り、更に左脚を骨盤から前に振り回わさなければ前に進みにくいのです。

この動作は伸ばした右膝を絵の矢印のように、”ずらし”てしまうのです。
膝関節には良くないです。
他にも犠牲になる関節が幾つか出てきます。
 
 スポーツ・ダンスにも欠かせない重心移動
では良い歩きとは、どういう歩き方でしょうか。
前回の記事で、「体現歩き」骨盤のありかたを書きましたが、重心移動が上手い歩きが良い歩きで、上手く出来ないと、骨盤が単独で動きだし、それが悪いのです。
スポーツやダンスでも、重心移動が基本中の基本で、動作のことが分かっているコーチや先生達は「歩くようにしなさい」と言うのです。
右の絵がそんな歩き、体現歩きなのです。
Aの右脚は膝が伸びていますが、まだ着地していないのです。でも、見た目は膝がよく伸びた歩き方に見えてしまうので、美しい歩きにも見えます。
image3
image4 Bでかかとが地面に触れる程度です。
Cでしっかり着地、一瞬にしてDへ移動しますので、足裏に感じる圧も一瞬でつま先側に移動します。

Dでの体重心は、着地した足より少し前になりますので、右脚だけのバネで推進できるのです。
Aの後ろ脚、左脚がそれにあたります。
Aはそのバネで、Dまで体軸を崩さず移動できるのです。
そしてこれが、一流のコーチが求めている「歩くように」という動作なのです。

良い動作と歩きはこうして一致し、体にも良いことになるのです。
ですから、この歩きで体現することができるようになるのです。
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

前へ 前へ

SEARCH



CATEGORY

CONTACTお問い合わせ

体や無料体験に関するご質問など、メールまたはお電話で承っております。

    塾長 志水博彦のウォーキングウォッチ