塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2012.01.22更新


社会が信じる真っ赤な嘘の歩き方
1 大また歩行 重心が後に残り、益々お腹が突き出て首が前傾し、姿勢が悪化する。

2 かかと着地 大また歩きを増幅させ、膝を突っ張りながらブレーキがかかるため股関節と腰に負担がかかる。

3 つま先で蹴る 本来の股関節を中心とした動作で推進させることを足首が代償してしまう。

4 お尻を締めて 骨盤が後傾し悪い姿勢になる。また股関節のスムーズな動きを阻害する。

”社会が信じる基準とは絶対的な真理ではなく、みんなが広く認めている旧来の風習である”デカルト

複雑な動作である歩き方を最近単純な言葉にして指導する風習があるようです。
メディアも**教授や##博士という権威を使って、
あたかも科学的であり、また簡単にできるかのようなことを記事にしていますが、それで良いのでしょうか。
はたして健康につながる”美しい歩き方”になるのでしょうか。
がまんできない新聞記事を見てしまいました。
いつもは目をつぶっていますが、今回はがまんできません。

まだまだつづきます

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.01.17更新

デカルトの方法序説から
方法序説とはもろもろの知識の中に真理を探究するための方法の試みとでも言いましょうか、とにかく哲学ですから複雑に考えないでください。
真理を導くための精神にするためにデカルトは4つの準則をつくりました。

1 明晰性の規則・・・先入観を排除する
2 分析の規則・・・・・小さく分解して単純化する
3 総合の規則・・・・・組み立てて複雑にする
4 枚挙の規則・・・・・見落としがないか再検討する

先入観を排除する
たとえば、バレエを習えば姿勢が良くなると社会の基準では信じているでしょうが、本当でしょうか。
確かにバレエの基礎練習方法は良くできています。忠実に基本通りできれば姿勢や動作が良くなります。
しかし「おなかを引き上げて」という基本姿勢ひとつとってもほとんど正しくできないのが実態です。
この姿勢がとれない人はバレエの他に”この姿勢をとる練習”が必要なのです。

小さく分解して単純化する
”この姿勢をとる練習”のため、どこの骨をどこの筋肉でどの筋収縮の仕方というように小さく分解して理解し、動作の基をたどり、どれができないかをさぐります。それがわかったらひとつひとつできるように神経を促通させます。

組み立てて複雑にする
できるようになった動作という部品を組み立てて「おなかを引き上げて」がこういう感覚ですよというような微妙な感覚を知ってもらいます。
もちろんこれだけではバレエにはなりませんので、「肩下げ」、「股関節アンデュオール」、「上腕のアンディダン」などそれぞれも仕上げ、それらと「おなかを引き上げて」を関連させて組み立てなければ基本姿勢にならないのです。そこには神経を促通させなければならない部品が山のようにありますので、相当複雑な作業になります。

見落としがないか再検討する
時間が経って感覚を身体が覚えているか、誤解していないか、チェックをします。
もし違っていたら1から順にまた整えてゆきます。

受ける方も指導する方も固定観念があったらできないとても繊細で脳トレチックな作業を根気強くしなければ姿勢と動作の本物には逢えないのです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.01.06更新

「社会が信じる基準とは絶対的な真理ではなく、みんなが広く認めている旧来の風習である。」
こう言ったのはルネ・デカルトという有名な自然哲学者です。

トレーニングの世界でも、今皆さんが信じてやっていることが本当に役立っているのではなく、単なる流行だということもありえるということです。

スポーツパフォーマンスを上げたい

怪我の予防を」したい

シェイプアップやスタイルを良くしたい

痛みを改善したい

向上していますか?

流行りのエクササイズの類をしているだけで満足していませんか?

向上する方法を、デカルトの方法序説をもとにひも解いていきたいと思います。
つづく
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.12.22更新

                                 
前鋸筋の役目
役目のことをトレーナーは作用と言います。
「前鋸筋の作用は肩甲骨の外転」と専門語を使ったりしますが、わかりやすく言うと前鋸筋の役目は、肩甲骨を前へスライドさせることです。
よく言われる”肩甲骨を寄せて”の逆、左右の肩甲骨を背骨から遠ざけることです。

実は片方だけスライドさせることができなければ色んな動作には対応できないのです。でもそうしようとおもってもなかなかできません。もちろん体玄塾にはすぐできるようにするドリルと技があります。

更に掘り下げて言いますと、
スライドは肩甲骨を動かすのではなく肋骨の籠(専門用語では胸郭、体玄塾ではリブケージ)を後方へスライドさせることが役目です。このドリルと技もありますが、これは企業秘密です?体験はできます。
このリブケージのスライドこそスポーツを飛躍的に改善させる動作なのです。

体幹トレーニングをいくらやってもこれができなければ無駄ですと、私は言いたいです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.12.16更新

稼げる筋肉 前鋸筋(ぜんきょきん)

この写真の人物、フィリピンの英雄マニーパッキャオ国会議員、いやプロボクサーです。獲得賞金では世界ダントツのナンバーワンの一試合なんと2000万ドル、円換算すると円高でも約16億円です。
ちなみにゴルフのマスターズ優勝賞金が144万ドル円換算1ドル80円で1億1520万円です。
16億がどれだけ高額なファイトマネーか お分かりでしょう。
脇の下にポコポコッと盛り上がっているのが前鋸筋です。
この前鋸筋が上手く使えなければスポーツ全般上手くなりません。特にボクシング、テニス、野球、ゴルフ、バレエ・ダンスはこの筋肉が上手く使えなければ上達しません。
パッキャオはこの前鋸筋を上手く使えるからボクシングがダントツに上手いのです。
だから世界中で支持され人気があり、ファイトマネーが高額になったのです。
本人は前鋸筋はまったく意識していないと思いますが、体玄塾は前鋸筋が色々な動作の鍵をにぎると注目しています。
注目しているだけでなく、使えるように出来るのは多分体玄塾だけでしょう。

前鋸筋つづく

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.12.06更新

ノーブレーキランは空中膝曲げがポイント

image1 膝の曲げ方を前回に引き続き説明します。

< ランニングでの膝の曲げ方で
脛を動かす曲げ方は、接地寸前と後方へ押し出した後に使われる。>
と説明しましたが、<接地寸前>とは上のランニング図形、Cの前方の脚、
矢印黄色が示した足のタイミングです。

同じく図形、Cの後方の脚では<後方へ押し出した後に使われる。>という、足が跳ね上がる感じの膝曲げ方です。
更に詳しく説明します。
後方の脚では、
図形Bの時点でしっかり伸ばされた膝寄りのハムストリングス(腿裏筋群)が縮むのを待ってたように足が地面から離れた途端(B→C)勝手に縮むのです。
まるで伸びた強力なゴムがパチンと縮むようにです。
その間、股関節は青色の矢印の方向へ伸ばして(右の絵)腿の骨が前へ動かないように一瞬止めてタメをつくるのです。
これが正しい脛を動かす膝の曲げ方になるのです。
image2
image3 図形、Cの前方の脚では接地寸前で脛を動かす膝の曲げ方をしますと、つまり走っている競走馬の前足のように膝を曲げることができると、足が地面に接地したときには、すでに脛の下の端にあたる くるぶし を体の重心より後方に置くことができます。

これができますと、接地と同時に重心を前に移動することができます。
たとえば、モトクロスバイクがジャンプして後輪を着地と同時に空回りしないように駆動させるようなことです。
 前の足が接地するときにはクッション機能も必要となります。
その機能が右の大腿骨を動かす膝の曲げ方です。
図形のCの前膝、赤い矢印の曲げ方です。
下へ向いている矢印がそうです。
これには少し腓腹筋(ふくらはぎ)の下矢印方向への筋収縮が必要です。
これは達人級の動作です。
このように膝の曲げ方にはとても複雑な動かし方が必要なのです。
しかも無意識でできなければなりません。

大変ですねぇ。

体玄塾では達トレで無意識まで可能にしています。
image4

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.12.01更新

膝には曲げ方があるのです

右の一番目の絵は腿(モモ)の骨を動かさないで脛(スネ)を動かして膝を曲げる方法です。
前々回のウォーキングウォッチ記事で紹介した曲げ方でもあります。
歩きや走りで、一番目の絵のような脛を動かす曲げ方は、接地寸前と後方へ押し出した後に使われます。
あの記事はふくらはぎを使わないでハムストリングス(腿裏の筋群)で曲げましょうということでしたよね。

二番目の絵は脛(スネ)の骨を動かさないで腿(モモ)の骨を動かして膝を曲げる方法です。
これもなかなか出来ないのです。
歩きや走りの足が接地するときは、この膝の曲げ方で接地するのが理想です。詳しくはこちら

柔道や相撲で投げらたり吊り上げられたりしないように
防御する際の腰を低くするための膝の曲げ方の一部でもあります。

膝はつま先より出ても構わない

三番目の絵は上の二つの曲げ方を合わせた曲げ方です。
この曲げ方が日常生活やスポーツ、ダンス系でよく使われます。

階段を降りるときやしゃがむときです。
スクワットでよく言われる「膝をつま先より出さないで」は日常では通用しません。つま先より膝は出ることの方が断然多いのです。
×印の絵のように膝をバキッと折るように曲げると大腿骨が前方矢印の方
向に滑り落ちるようになり、骨盤が引きずられ後方に倒れ骨盤が後傾してします。こうなりますと膝痛や腰痛の危険性が出てきますので、安全策を取って膝をつま先より出さないという校則のようなばかげたことを言うようになったのです。
コロンと転がすような関節の曲げ方が膝には必要なのです。
股関節にも。

体玄塾では膝の曲げ方ひとつとってもこだわってドリルしています。
体玄塾の達トレをしますと誰でもこのコロンができるようになります。
つまり良い歩き、良い走りが出来るようになるのです。
ちなみに”バキィ”とか”コロン”という音はしませんので。
あくまでもそんな感覚です。
ただしこの感覚は関連するたくさんの関節のコントロールが出来て可能な”コロン”なのです。
この事はこの先このウォーキングウォッチ記事で紹介していきます。





 

image1
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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.24更新

休日は

ここはどこの林でしょうか?
日光?
伊豆高原?


いいえ
東京都です。
と言っても、桧原村ではありません。

東京都のど真ん中、千代田区です。
皇居内にある二の丸庭園の一角です。
皇居の中にある入場料無料の公園にある林です。


次の写真は皇居東御苑の風景です。
江戸城址の公園です。
→詳しくはこちら
外人さんが多く来ていました。
アルコール類は持ち込めません。
サッカーもできませんよ。
皇居ですから。


この皇居周りは一周約5kmあり、信号機もないのでランニングに適した場所として自然にランニングコースになってしまいました。

この日もたくさんの市民ランナーが走っていました。
走り方を見ていると、どれもこれもとんでもない走りでした。(服装だけは立派でした)
どうしてこんな走り方をしているの?
こう教えている人がいるのでは・・?
星一徹ならちゃぶ台をひっくり返しているところです。

だから日本の長距離界は最近進歩していないのじゃないの?
指導者が悪い!
 

image1
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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.21更新

 

脚の形で走り方が分かる
 

左の写真は 日経新聞9月24日の新聞記事です。

この記事ではトップ選手18人の体力測定や筋断面積測定などをして、筋断面積と走りの経済性との関連性を調べた結果、ふくらはぎが太い人ほど経済性が悪いと結論付けしていました。
また、「悪い走り方をしていたから太くなったのでは」と書いてありました。

その通りです。

体玄塾では脚の形を見れば走り方は連想出来ますし、どうすればいいかもすぐ分かります。
ただし、根が深い癖ですので改善点が多数あり、結構大変です。

腓腹筋ことふくらはぎが太くなるメカニズムも書いてありましたが、ここは少し違うんですね~。

「腓腹筋は膝を曲げると働きが弱まる。」と書いてありましたが、ふくらはぎが太い人は膝を曲げるためにも腓腹筋をよく使うのですよー。

知っていましたか?

上の写真のように膝は曲がっていても、ふくらはぎが太い人はふくらはぎを使い膝を曲げ足首で地面を引っかくようにして走っているのです。
ですから小さいふくらはぎの人と比べてかかとが上がっているのです。下の絵も参考にしてください。 

レッグカールマシーンには気を付けよう

フィットネスクラブなどのトレーニングマシーンで腿裏の筋肉を鍛えるマシーンがレッグカールマシーンです。
スポーツパフォーマンスを良くしたい人や美脚になりたい人が、うつ伏せになって腿裏の筋肉群ハムストリングスをよく鍛えていますが、願いはかないません。
それどころか逆効果になります。

なぜなら、
左の絵をみてください。ふくらはぎを使って膝を曲げているのです。またこの絵にはないですがハムストリングスの膝側をよく使っても膝を曲げてしまうのです。
正しくは、青の矢印の方向に股関節を伸ばすように股関節寄りのハムストリングスを使うのです。

それが出来ないのです。

なぜなら、
スポーツパフォーマンスが悪い人や脚の形が悪い人は正しく膝を曲げれない癖があるからです。
だから出来ないのです。
やらない方がまだましです。
体玄塾の達トレではそうした癖直しを主にしています。
                ↓
http://www.taigenjuku.com/blog/2011/11/post_91.html

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.08更新

マニアックな体玄塾スタッフブログ

一番目は体玄塾研修生、三宅君の”FIRST STEP”
ボクシング、ランニング、ダイエットのことを一生懸命書いています。

出版社からボクシング新理論の本を書いてくれ、と依頼があるぐらい一生懸命書いているブログです。
出版されたら紹介しますので期待してください。

次もボクシング、ダイエット、身体操作について、頻繁に写真入りで解説しています。
かわいい猫も頻繁に登場しますよ。

スーパーフェザー級世界チャンピオン内山高志選手のトレーナー
石原君のブログです。








外反母趾の方必見

三つ目は外反母趾、スキー、身体操作について写真入りで丁寧に解説しているブログです。

カテゴリー別ブログランキング

外反母趾の部でダントツの1位にランキングされています。

Yahoo知恵袋でも度々ベストアンサーになっている八巻君のブログです。

このように体玄塾のスタッフは結構能力があります。 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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