塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2011.07.27更新

良い姿勢には欠かせない肩の位置

         
リュックは両腕が振れるから姿勢良く歩けると勘違いしてませんか?

もし肩を正しい位置にしてリュックで歩いたら、後ろ重心になり全体の姿勢は悪くなります。

肩周りを柔らかく使って良い歩きをしようとすると、リュックのショルダーベルトは肩から落ちてしまいます。

ですから必然的に肩を前に突き出し動かさないようにして腕だけを横に振った歩き方になってしまいます。
(下、写真は石原雄太君のブログより拝借しました)
 
正しいリュック歩きをしてもリュックが落ちないようにするには、前ベルト(写真中央)をしてください。

それだけでは後ろ重心になりますので、首長肩下げと正しい骨盤前傾をしながら重心移動が必要になります。

首長肩下げ
正しい骨盤前傾
重心移動

これらの感覚改善は、非常にむずかしいですよ。
そういう訳で、リュックサックで歩くのは良い姿勢維持がとうていできないので、姿勢に良くないという結論です。











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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.07.14更新

O脚立ち・X脚立ち

足の上に脚、その上に骨盤、またその上に背骨、最後に頭がキチンと乗っていない姿勢 。

骨盤がずり落ちそうな姿勢。

O脚立ちやX脚立ちを街中でよく見かけます。

若い服を着たマネキンまでもが似た姿勢で立っています。
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image2 これが流行りだとしたら将来は・・・。

きちんと立ってほしいです。

そのためには。

背伸びをして背骨と股関節を引き伸ばすイメージを覚えてください。

*注意 膝は緩めてください。

足は左の絵のようにカカトをもう片方の足に着けましょう。

 
 内転筋を鍛えるとか中殿筋を鍛えるとか股関節外旋のストレッチとかではありません。
この歩き方がウエスト・ヒップを崩すを参照


とにかく背骨の生理的わんきょくを保つことです。

それから

行儀良くする意識というか哲学がとても大切です。
 
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茶道やバレエを習っても
姿勢が良くなるとは限りません。
 女性は”股を閉じなければ”という習慣がネックになり股関節の機能を損なってゆくのです。
茶道ではこぶし一つ分、膝の感覚を開けなさいと言っています。
足はくっつけ、脚は余裕をもたせる。


行儀良く生活してください。毎日、背骨と股関節に悩まされている体玄塾からのお願いです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.07.05更新


今から12年ぐらい前、エグザスからコナミスポーツへ変わった頃、コナミスポーツがパーソナルトレーニング制度を導入するにあたり活躍していたトレーナーから情報を収集していた時、私もアドバイスをコナミスポーツへしていました。
その時の話ですが、ジャイアンツと西武ライオンズのトレーナーも同席していて、イチローや松井秀喜をはじめプロ野球選手のいろんな話の中、日本人アスリートと黒人アスリートのふくらはぎの話題になりました。

「大腰筋も四頭筋も太さでは変わらないものを日本人も持っている。
更に日本人はふくらはぎが太いが黒人より速く走れない。なぜだ。」

歩き方や走り方を指導しているとき、ふと、この話を思い出しました。

同時に達人の高岡英夫さんの著書”身体づかいの常識革命!”の一節も思い出しました。

<スポーツマンとして使えない「身体」とは>
「蹴るためにはハムストリングスが重要なのですが、ハムストリングスを膝関節まわりで使うクセがあると、スポーツではかえって”使えない”身体になってしまうのです。・・・レッグカールというトレーニング器具・・・
ハムストリングスは太く、強くなります。・・・すぐに膝を曲げたがるバランスの悪い身体になってしまうので、厳重な注意が必要です。」

実はこの二つの話は膝の曲げ方ということでつながっているのです。
日本人はつま先で地面をひっかくような歩き方・走り方をしていて、主にふくらはぎで膝を曲げているから膝関節まわりを使うクセがあるのです。
ふくらはぎこと腓腹筋は地面をつま先でひっかくような動作、足関節の底屈もしますが、膝を曲げることもします。
本来膝を曲げるのは腿裏の筋肉ハムストリングスの役目で、強くは曲げません。ふくらはぎがしゃしゃり出るのです。

つまり日本人は膝の曲げ方が下手な民族だということです。
日々、膝の曲げ方を上手にするよう運動神経と格闘しています。
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.07.03更新

修行中のトレーナー



以心伝心 ( いしんでんしん )
” 心で以って心を伝える。 仏教における禅の思想で、文字や言葉ではなく心から心へとその真髄を伝えることを意味し、文字や言葉ではその真髄を表現しきれないことを示す。”

以心伝心の思想はパーソナルトレーナーには欠かせません。

姿勢や重心移動などの動作を指導するパーソナルトレーナーは、自らが完璧にその動作ができなければストレッチひとつとっても、何一つ本物は伝わりません。

言葉も巧みに使い、手取り足取りでやったとしても本物は伝わりにくいものです。

体玄塾のトレーナーには
柔道整復師の資格やパーソナルトレーナーの資格があっても以心伝心が出来るように3年以上の修行と経験を積んでもらっています。

<体玄塾のパーソナルトレーナー>
スポーツトレーニングの資格を取得しているのはもちろんですが、指導の経験をさらなる研究にいかす作業を繰り返し繰り返し行うことによって生み出されたCMM(筋肉の共同連携動作)を熟知しており、人間の本質的な動作のずれを読み取る精密な尺度と感度を会得している、体玄塾が認めたトレーナー

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.06.25更新

ランニングウエアを求めて池袋にあるアディダスショップへ行ってきました。

3割引セールで店内は込み合っていました。

二階フロアの3分の2をランニンググッズが占めていて種類もたくさんありましたが、パッと目に入ったマネキンに着せてあったウエアが気に入り、すぐに決めました。

ランニンググッズの賑わいで、ランニング・ジョギングのブームが感じられました。

しかし東京ではジョギングができる環境が少ないのに、どこをみんな走っているのでしょう。

もう一つ気になったことが

ランニングウエアを着たマネキンの姿勢が・・・ お腹と胸を突き出し過ぎ。

悪いランニング姿勢が定着している現われだー。

骨盤の前傾は腸骨筋を使ってください。

そのためには
正しいおじぎを練習しましょう。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.06.12更新

動作改善の基 ファーストステップ

このウォーキングウォッチの記事に重心移動という言葉がたびたび登場しますが、これができれば全て良しなのです。
ヒップアップも美脚も美腹も。
スポーツにおいてもすべての動作の基なのです。
ファーストステップ(最初の一歩)ができれば、次から次へと脚が図の青いで示した重心を前へ移動させてくれます。

ポイントは脛(すね)の前傾を保つこと。
つまり膝の位置を固定すること。
骨盤と大腿骨をひっくり返した時計の振り子のように骨盤を前へ動かすこと。
その時、前腿とふくらはぎがストレッチされます。脊柱もキチンとしなければこれができませんので体幹が引き締まるわけです。

こういう歩き方が美脚やヒップアップにつながり、走り方がパンチ・スイング・キック・ジャンプ他スポーツの動作につながります。
走り方の関連記事

痛みの予防改善も重心移動
階段を上ったり、座ったり立ったりの動作も重心移動ですので、日常の動作がスムーズになり、膝痛・腰痛・肩こりなどの予防改善になるという訳です。

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.06.01更新

元気よく階段を上ろう

「節電のおかげで姿勢が良くなった」 当塾に通う方がそう言いました。

右のモデルのような上り方なら姿勢は良くならなかったでしょう。
後側の脚(右脚)が伸びない状態で前側の脚(左脚)をすぐ次のステップに置いてしまう階段の上り方は背骨が丸まります。
疲れた人のように見えます。

勢いがありません。
”姿”の”勢い”と書いて”姿勢”になります。

股関節が良く伸びるように階段を上ると、元気が良いようにみえます。

最高の片脚スクワットになります。
ただし、脛(すね)を前に倒すようにしないと重心は前に移動しません。
足でステップをつかむような感覚に脛骨の直下で押すような感覚をたし、”首長” ”肩下げ”(背骨の生理的わんきょくの正し方)をして上ると脛を倒せます。
”倒れる”ではないのです。

上への重心移動は股関節を伸ばすことを意識して下さい。
これが天然のヒップアップエクササイズです。
おまけに美脚に関するすべての筋肉が機能的に鍛えられます。


右画像、階段上りを横向きにしてみました。
左画像のヒップアップエクササイズと同じ様になります。
節電で駅のエスカレータが止まり階段を使うことになり、良い事がおきたというお話でした。
「ヒップアップは背骨で」でしたよね!!

 


     

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.05.24更新

膝はつっぱらない

image1 エレガントなモデル歩き、普段この歩きで街中を歩けますか?
目立ち過ぎて恥ずかしいかもしれませんね。
良い歩き方は膝を柔らかく使い、骨盤は揺らさないようにしなければなりません。
モデル歩きとは反しますね。
膝は柔らかく使う

 姿勢改善の方法として「背伸びをしてつま先立ちをする」などの方法が最近いろんな方面で紹介されています。

この方法は背骨が伸びやすいのですが、膝と足首を伸ばさないと背骨が伸びないという問題も出てきます。

膝と足首は柔らかく使って、背骨はシャキッとさせなければ良い動作や良い歩きにつながりません。
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image3片脚でシャキッと立つ

 もう一つ問題がありまして

両脚立ちで姿勢が良くても歩くときは片脚になりますので片脚の姿勢も練習しなければなりません。

片脚で姿勢を良くすれば内転筋や中殿・筋大殿筋は自動的に鍛えられます。

もちろん美脚・ヒップアップエクササイズにはもってこいです。
 バレエの基礎

背骨の生理的わんきょくを保持し、片脚で膝を曲げ伸ばしできれば、足首や膝を曲げても背骨はシャキッと伸ばすことができます。
バレエのプリエという基礎が一番おすすめです。(右の画像は腿裏をプリエをしながらストレッチしているところです)

膝をつっぱり背骨をシャキッとした歩き方は、腰を揺らすことによって歩くときの衝撃を吸収しているのです。

こうしてウエスト・ヒップ・脚は横へ広がるように崩れてゆくのです。

PS モデルさんはお仕事のときだけしかモデル歩きはしません。
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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.05.16更新



身も心も軽くなるhawaii

 「赤道付近では身も心も軽くなる」という記事を以前書いたが、南国でもハワイ、特にビッグアイランドと呼ばれるハワイ島のコナやワイコロアは軽くなる。

この地域はハワイ州で最も乾燥した地域であり、年間を通じて天気も安定しているのでとても過ごしやすい。
それに加えて雄大で自然豊かだからリラックスできる。

軽くなる弊害も起きる。
 
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image2 去年あたりから飛行機のタラップが車椅子でも降りれるようにスロープになっていた。

以前からハワイ島への便は車椅子の利用者が多いと感じていたが・・・・

それと私たち日本人の2~3倍もあるお尻をした人も多い。

お尻を揺らしながら、のっしのっしと歩いている姿が印象的だ。

 
 
使われていないタラップも印象的。






どうしてそうなるのか?

フラのせいではないよ


過ぎたるは及ばざるが如し
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image4 心が軽くなりすぎると「でれ~」となり、
背骨が「シャキッ」とならなくなる。

そうなると、「姿勢とダイエット」で紹介したように崩れてチキンレッグになってゆくと言う訳だ。

おまけに膵臓が丈夫過ぎて糖尿病にもならず、太り続けられる。

性格もおおらか過ぎて肥満はまったく気にならない。

極めつけは。
レストランが流行るか流行らないかは味より量、量を競っている。
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.05.14更新

骨盤は背骨の一部だ

寛骨(かんこつ)に挟まれた骨盤の中央の骨を仙骨(せんこつ)と言いますが、この仙骨は背骨なのです。 (中央骨盤図)

背骨の正式名は脊柱と言いまして、下から尾骨、仙骨、腰椎、胸椎、頚椎の順で積み上がった骨の積み木のような柱です。
ですから骨盤を語るときは背骨抜きでは語れないのです。

ヒップも骨盤が関係していますので、当然背骨をどうにかしなければヒップアップはありえないのです。

ヒップアップのポイントは仙骨の傾け方です。
仙骨の正しい傾きは良い姿勢についています。
つまり脊柱の生理的わんきょくについています。

あと余計なことをしないこと。
コレクティブモーションに反しないということです。
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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