塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2012.06.29更新

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物理学者の米沢富美子先生が日経新聞の「私の履歴書」というコーナーに連載中ですが、やっとこの写真がでてきました。
以前
Collective Muscular Motion Exercise(コレクティブマスキュラモーションエクササイズ)をこのブログの”姿勢の敵、腹筋背筋の筋トレ”という記事で紹介したときの写真です。絶対この写真が私の履歴書に登場すると待っていました。今日の記事28回目で出てきました。
この辺りからは米沢先生本人から聞いて色々知っています。

物理学=哲学+数学 と米沢先生から聞いていました。
今までの物理学は宇宙から素粒子までの学問。これからの物理学は生命体にもせまるそうです。
太極拳をうまくできるように指導していましたが、逆に米沢先生から色々なことを教わりました。
その一つがCollective Motionでした。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.06.21更新

猫背・骨盤後傾・外反母趾などは複合的に改善せよ

たとえば骨盤エクササイズでは骨盤の歪みは解消しません。骨盤の歪みの原因は、姿勢や歩き方の悪さにあるから、全関節を正さなければ姿勢や歩き方の改善にならないからです。猫背も外反母趾も同様です。

  
仮に骨格を3つのブロックに分けたとします。
     
それぞれ ”どこ” を ”どの様” に使うのかが大切です。(画像↑をクリックしてね)
弱い筋肉を鍛えたり、硬い筋肉を伸ばしたりほぐしたりするのではないのです。
使い方、動かし方が大切なのです。
一旦違う動かし方になった関節の動かし方は、自ら改善させることはなかなか出来ないと思います。

なぜなら、良い動きの感覚が分からないからです
良い動きの感覚を身に付けさせるのが我々の仕事なのです。

良い動きの感覚が身に付いたら複合させ、全身の動作にさせて完成です。

勝手に鍛えられ勝手にストレッチされる
全ての関節が強調し合って使われると、弱かった筋肉も働かされ、自然に他とつり合ってきて強くなり、弱いところ(筋肉)を鍛えたことと同じになるのです。また、ジッとして働いてくれなかった筋肉も働かされ、伸びたり縮んだりしているうちに柔軟性も付いてくると言う訳です。

それでも鍛えたいなら。
先ずは良い感覚を身に付け、それから動作の理に適った方法で鍛えるのであれば鍛えても構いません。
順番を間違えないように、鈍感にならないようにしてください。

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.06.16更新

 重力に負けるな

前回紹介しました”勘違いの良い姿勢”は、男性に多いですが、骨盤後傾姿勢は女性に多くみられます。

「ナヨナヨ」っとした姿勢でいると右の絵のような姿勢になって行くから、「ナヨナヨ」っとしいるのは男性より女性でしょうから、女子に多くみられるのではないかと思います。

最近は女子ばかりではなく女子のような男子もいますので、これからはそうとも言えないかもしれません。

右2つ目の絵を見てください。
重力に背骨が絵のような形に潰された結果、背骨と骨盤(寛骨)が後へ倒れて骨盤が後へ傾いてしまったのです。
このタイプを体玄塾では
脊柱後方崩れ落ち股関節型と呼びます。

これは猫背でもありますが、それを良くしようとして黒色の矢印の方向へ胸を突き出したり、背骨を反ったりしないでください。
赤い矢印の方向へ骨を動かせるようにしなければなりません。

つまり足から頭まで正しく骨を積み上げなければならないということです。

積み上げる能力が、姿勢を崩さない能力でもあるのです。

体玄塾の姿勢改善・姿勢矯正トレーニングは、体幹を鍛えるとかインナーマッスルを鍛えるとかストレッチするとかではないのです。
全関節・筋肉の関連性・連動性を良くすること(コレクティブモーションを整えること)なのです。
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.06.05更新

勘違いの良い姿勢


右のスーツ姿の絵は、一見良い姿勢に見えるかもしれません。

ところが、これは典型的な良い姿勢のつもりの悪い姿勢です。

本人は良い姿勢だと自信をもって立っているのですが、このときの骨格をみてみますと、次の絵のようになります。


脊柱の後方崩れ落ち

背骨と楕円で描いたの肋骨の籠(赤い線)を見て下さい。

背骨が後へ崩れ落ちていますね。
落ちた分お腹が出っ張り、腰も反り過ぎた形になっているのがわかるはずです。

骨盤も前傾しているようにみえますが、これは勘違いの骨盤前傾と、体玄塾では言います。
このことを一般社会では骨盤前傾型と呼ぶのです。

体玄塾では
脊柱の後方崩れ落ち胸腰移行部型
と呼びます。


良い姿勢のつもりの悪い姿勢

どうしてそうなるのか?
その原因を今から解明しますが、たぶん専門家も含め知らないことだとおもいます。
原因
首を起こし姿勢を良くしようとして、赤い線で描いた背骨のようになるのです。

右側の絵、赤い線と黒い線のカーブの強さは変わりません。つまりお腹を突き出しただけで、首起こしにはなっていないのです。正しくは背骨を生理的わんきょくにするだけです。
それが・・・
できないから、良い姿勢のつもりの悪い姿勢になるのです。

腹筋運動をしても体幹トレーニングをしてもストレッチをしても無駄無駄、悪化させるだけです。
足先から手の指先まで全身の関節調整と、正しい動作習得が必要なのです。
とてもむずかしいことです。
いつもこいう姿勢改善をしているから大変さを知っているのです。
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.05.29更新

体軸を安定させる腕の役目

 肘から手首までを前腕と呼びますが、右画像のように前腕を黄色い矢印の方向へ回すと、腕が横へ勝手に振れてしまいます。

この様な人をよくみかけますが、体軸が横へ揺れてしまいますので身体に悪いです。
前後へ真っ直ぐ振れる振り子のように腕は振れて欲しいですね。

前の方へ腕が振れるときは、腕は肘から少し曲がった方がいいです。
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image2 それでは、真っ直ぐ腕が振れるようになるにはどうしたらよいでしょうか?

親指を左右にスイングできる柔らかい肘にすることです。

小指側の前腕の骨、尺骨を軸として、親指側の赤色の骨、橈骨(とうこつ)が尺骨をクロスするように、また親指が内側へ落ちるように肘が捻じれながら前から後へ腕が振れます。捻じれは反動で戻りながら腕は後から前へ振れます。
捻じれと反動の戻り捻じれによって赤い矢印の方へ少し手が横移動します。ことによって横へ揺れた腕(上の画像黄色矢印)を修正し、真っ直ぐ腕が振れるのです。
 
右手の場合、前方での捻じれは親指が外へ(回外)、後方での捻じれは親指が内(回内)へ動くのです。

この前腕の捻じれですが、柔らかい肘であれば自動的に動いてくれます。
右画像のように腕の遠心力が働き、腕が振れる度に首・肩のストレッチになるという訳です。


 
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image4 それで、肘まわりを柔らかくするには、この少林寺拳法の送り小手という技をちょっとかけてあげればいいのですが・・・
とにかく肘関節が固いと身体に悪いです。

正しく歩くためには、全関節の調整が必要ですが、肘はリラックスさせて歩きましょう。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.05.22更新

肩こり腰痛の原因・体幹の揺れ

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 前回の記事の続きです。
もし、腕を横へ振ったなら、体幹や脚は腕と反対側へ揺れます。
欽ちゃん走りのようになるということです。

体玄塾では骨盤は「揺らさない・回さない」と必ず言うのですが、骨盤が回ったり揺れたりするのにはこのような理由があるのです。
骨盤も体幹の内、体幹の横揺れは腰に負担をかけたり、揺れを止めようとして肩まわりが緊張して肩こりも起こるのです。
腰痛や肩こりは姿勢を矯正しただけでは解決しません。
とにかく正しく歩けることです。

船の揺れを少なくする装置のことをスタビライザーといいます。
人のスタビライザーは腕なのです。
しかし、腕は付いているだけではだめです。
腕の働き”はたらき”方がどうなのかです。

二本脚で歩く動物ニワトリは首を動かして歩きやすくし、ペンギンは体を揺らして歩きやすくしています。
でしから腕が自然に振れていない人間も、ニワトリやペンギンのように歩いてしまうのです。
歩き方にとって、腕の責任はとても大きいですよ。

次回はその腕の中で、肘の役目をもっと詳しく説明します。
つづく
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.05.17更新

歩行時のひじの動きに注目

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 膝の曲げ方伸ばし方についての記事は何度か書きましたが、今回は肘関節に注目してみましょう。
肘も膝同様に曲げ伸ばしがスムーズでなければ正しく歩けません。
肘の場合は膝と違って、ねじれが必要です。
そのねじることを内側へは回内、外側へは回外といいます。

橈骨(とうこつ)が絵のように動いてねじれますが、左の画像のように腕が後へ振れたとき、肘が伸びながら回内しなければなりません。

そうならなければ腕は前後真っ直ぐな方向へ振れないのです。

どうして真っ直ぐな方向でなければならないのか?

つづく
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.05.10更新

膝は空中で伸ばして歩く


前回の記事でご紹介した、正しい歩き方の画像を見ただけでは、膝を曲げて歩いている印象が強かったのではないでしょうか。私も膝が曲がった歩き方は美しくないと思います。

前回の画像に膝が曲がる前の状態の絵をかき加えました。
黄色い矢印で示した白い線の足は空中にある状態を描きました。
前側の膝は足が接地する寸前、つまり足がまだ空中にあるとき伸ばすのです。
足が床にフラット接地した時点では膝が曲がりますが、見た目は膝をピーンと伸ばして歩いているように見えます。
ですから美しくみえるのです。
しかも、水色の線で描いた脚が重心(赤い印)を力強く前へ押し進めてくれますので、落ち着いた歩き方に見えながらも速く歩けます。
アンダーラインを引いた、この動作が非常に難しいのです。
スポーツ選手もダンスの先生も、この動作ができなくて上達が止まってしまうのです。
この動作こそ体玄塾達トレの基本なのです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.05.02更新

 足を置く位置はどちらが正しい?

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歩く時の足の着き方を表した画像ですが、どちらが正しいと思いますか?

正しいのは右です。(ウォーキングの本などでの解説では左が良い歩きとなってますが・・・)
 
赤い印が重心の位置とした場合、黒い印の足(くるぶし)は重心の真下または後に着いた方が前に進みやすいのです。
左のように着くと、ブレーキがかかり骨盤が横に押し出されてしまいます。
そういう歩きをしていますと骨盤がゆがみます。
 しかし、右のような歩き方になるには、重心移動のドリルを相当積まなければならないのです。
これができれば、スポーツ動作や体形が飛躍的に変わります。


































骨盤を動かさないで歩く

この画像が骨盤が押し出されるという感じとおもってください。
骨盤に押し倒されたももの骨(黄色い線)、股関節も抜けそうになります。
そこでそのまわりの筋肉たちが頑張り、押し戻します。
歩く一歩一歩にその現象が起きます。
もし体重が100キロ超だったら相当な圧力がかかるでしょう。
ハワイの人やフラダンスをしている人に、お尻が大きい太った
タイプが多いのはそのせいです。詳しくは”
チキンレッグの本場ハワイ”の記事を読んでください。
骨盤を動かさないで歩くには背骨の生理的わんきょくを崩さないで歩くこと。それには重心移動ができることです。
でも、むずかしいでしょうね。

重心移動参考記事
http://www.taigenjuku.com/blog/2011/06/post_79.html
http://www.taigenjuku.com/blog/2010/11/post_58.html

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.04.24更新

島全部がパワースポットのハワイ島

 ハワイ島へ行っていましたので記事の間隔が空いてしまいました。

右の画像は米国最南端のサウスポイントという所です。
怖いぐらい青い海へ断崖から飛び込む人もいます。(自殺ではありませんよ遊びです)
案内本では10メートルの高さになっていますが、私の感覚では7メートルぐらいかな。
私も飛び込んでみたいのですが、妻がやめなさいというのです。 
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image2 サウスポイントまでは車で行けるのですが、その隣のグリーンサンドビーチへ車でなら、慣れた人が運転する、ジープか車高が高ーい四輪駆動車でなければいけません。
あとは徒歩です。
距離は一般車の駐車場から5kmとなっていますが、感覚ではなかなか到着しない感じなので、8キロか10キロはあるような感じです。歩きは覚悟してください。
画像は複数の深い轍(わだち)です。
 周りには何にもなく、もちろん標識もありません。尋ねる人も視界にははいりません。(牛は見かけます)
足元は捻挫しそうなゴツゴツ・デコボコ・ジャリジャリ。
更に、東京だったら電車が止まるような強風の向かい風。(この悪路が足の機能を鍛えてくれます)

ですから戻りたくなります。
妻は途中で引き返そうと言いましたが、この時だけは妻に”ノー”といいました。
 
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image4 砂嵐のような土ぼこりで体がドロドロ、妻も無口になり、もう限界かなと思ったとき、遠い丘の先の視界に黒い岩が見えました。
「たぶんゴールはあそこだぞ」と励まし丘を越えると、やっと見えました。
8月の誕生石ペリドットの原石(カンラン石)の砂、緑色の宝石の砂の海岸が見えました。
到着です。
パワースポットの島だと実感した瞬間でした。
帰りは追い風、妻が先頭で走って帰りました。
”悪妻を得れば哲学者に”というソクラテスの有名な話がありますが、悪路を歩けば自然に足が良くなるのです。

改善には気合が欠かせませんよ。

路面が不安定なら良いですが、不安定にした靴を履いて歩いても、悪い癖や凝りをつくるだけですから注意しましょう。
不自然という言葉に当てはまります。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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