塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2010.08.22更新

木を見て森を見ず

1980年代後半、日本に上陸したてのエアロビ(エアロビクス)の代表的エクササイズがこれ、レッグスと呼ばれていた中殿筋(お尻サイドの筋肉)のトレーニングです。つまり美脚エクササイズだったのです。
レマンという日本にエアロビクスを持ち込んだとされる、当時有名だったエアロビクススタジオで、私はいつもこのレッグス美脚エクササイズに悩まされていました。
今とちがってスタジオはバリバリの女性でいっぱい、男は、九州男児で少林寺拳法四段の私ひとり。
目立っていましたよ!おなごどもは全員最後までレッグスが出来て、この男は途中までしかれできなかったのですから(^^ゞ 「なさけなかー」と思っていました。
なぜ女性たちは中殿筋が私より強かったのでしょうか?
その答えは、レッグス(中殿筋トレーニング)で中殿筋をあまり使っていなかったからです。
中殿筋トレーニングで中殿筋を使わない?ん・ん?
これを代償動作と言いまして、中殿筋に代わって違う筋肉で同じ様な動作、このレッグスでは脚を上げる、つまり上側の股を開く動作をすることです。
では、どこが代償したのか。
写真の赤色の線で示したところを注目して下さい。先ず、太い線で示しましたように、背骨を曲げて脚を上げています。次、細い線2本で示しましたように、上側の(左側の)骨盤と肋骨を近づけています。
この二つの動作は誰でもできるやり易い動作です。しかも動員される筋群も多く、楽に出来ます。
女性たちが過酷なレッグスを最後までやり抜けたのはそういうわけがあったのです。そして私は中殿筋にヒットさせて、すぐに限界へ達していたわけです。

美容面では美脚やヒップアップを目的に、このトレーニングを取り入れているインストラクターやパーソナルトレーナーが多いと思いますが、正しく中殿筋にヒットしなければ逆効果です。

リハビリでも片脚で支持するための重要な筋肉としてこの中殿筋を同じ様な方法で理学療法士の方がトレーニングさせていますが、なかなかヒットできないのが現実です。

中殿筋にヒットさせるには体幹をぐらつかせないことです。上の写真の背骨のラインを真っ直ぐに、骨盤と肋骨のラインを平行にし、なおかつ二本のラインを引き離すようにしてやることです。
このことを知ることも大切ですが、そうさせたくてもなかなかできないし、指導できません。
また、体幹をぐらつかせないで出来る人には、このトレーニングは必要ないのです。
中殿筋が「木」で、からだ全体が「森」ですので、中殿筋トレーニングはからだ全体との絡みがわかっていなければ成り立ちません。
ですから、美脚エクササイズやトレーニングのたぐいは、動きの達人をつくるぐらいとてもとてもむずかしいのです。
体玄塾には誰でもできる手順があります。同業者や整形外科医の方も習いにきていますのでどうぞお気軽にきてください。














投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.08.17更新

五十肩は膝痛に変化する? 

五十肩のことを長寿病という時代もあった。人生50年の時代、肩が痛くなるぐらい長生きできてよかったねと言われた時代だ。(水戸赤十字病院第一整形外科部長 倉茂聡徳 先生の言葉を引用させて頂きました)

今は60~70歳が人口の最大勢力で1800万人もいて、日本の貴重な労働力でもある。
その最大勢力の60~70歳が膝痛に汚染されないようにしなければ、労働力失うどころか7年連続増加している医療費を更に増加させてしまう。

09年医療費は35兆3000億円、国民一人あたり276,000円になる。
税収の消費税と法人税を合わせても20兆円にならない。

このことを国民がしらない。やっぱりソクラテスが言ってた「無知の無知」だ。

膝痛から、歩きがおっくうになり、運動不足になり、メタボリックシンドロームになり、様々な疾病になって行き、医療費が膨らむ。
「風が吹けば桶や(棺おけ)が儲かる」 桶やは儲かってはいけないのだ。
膝痛改善の方法はこれまで4回にわたっていろいろ紹介したが、膝痛の原因も複雑だ。

五十肩の痛みから解放されて安心していると、膝痛がやってきますよ。
肩の可動域が戻らなければ安心してはいけない。

指先が力むと、手首、肘、肩と力みが拡がる。そして歩くとき腕がスムーズに振れなくなり、バランスが悪くなり、膝痛になってゆく。
パソコンでは A をよくタッチする。
これが五十肩の原因になることが多い。小指が手首を力ませている。
こうゆうところから注意をすること。
こういう原因は病気になる原因でもあり、氷山の一角なのだ。

膝痛も腰痛も五十肩も病気も注意すればみんな防げるはずだ。
しかし、注意している人も医療費を負担している。
しかも更に自腹を切って、注意することを体玄塾へ習いに来ている。みなさん生き方がすばらしい(*^_^*)

毎日100メートルの雑巾がけをしていたら、いつの間にか五十肩が治っていた。と天草のモニター(姉)から、だいぶん前に報告がありました。四足姿勢で自然に肩関節がしっかりして、正しい肩の動きに戻ったのでは?
これで姉も母と同様に長生きしそうだ。だが2人とも所在不明の百歳以上のリストには載らないでほしい。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.08.13更新

足は26個の芸術品

偏平足や外反母趾では重要な存在である足のアーチ。
しかし、膝痛やX脚・O脚そして美脚の重要な鍵をにぎるのも足のアーチということは、あまり知られてはいない。
この26個の骨で構成される足のアーチは、自然が作った芸術品であり、完全なる二足歩行を可能にした逸品である。
中央部分の四角い骨が、まるで熊本城の石垣のように合わさって、メガネ橋のようになっているアーチだ。

かかとの方からのぞいてみると、かかとの骨が丸く、不安定な骨ということがわかる。
不安定を安定させるのが、小指球と拇指球と踵(かかと)からなる3点支持。この3点はアーチでつながっている。
また、小指球と拇指球のアーチから末節骨(指の先端の骨)5個へのアーチ、これは蜘蛛の脚のようなアーチだ。ただし、指の先ではなく指の腹で地面を支えなければ正しいアーチができない。
このことはほとんど知られていない。

改善の鍵が
<あまり知られていない>と
<ほとんど知られていない>
だから、膝痛やX脚・O脚はなかなか改善できないと思う。

回内足という足骨格の崩れ
右3枚目の写真は、めがね橋の石組が崩れたようなアーチの崩れだ。回内足参考記事
これには修復できる技術者の矯正が必要で、関節のズレから矯正していかなければすべてのアーチはできない。また、矯正だけでも決してできない。

それは、足と脛(すね)の筋群の連携訓練。更には、股関節周りと体幹や首周りのすべての筋群との連携。そして更に、腕をリラックスさせて仕上がり。
ところが腕をリラックスさせるのがまた厄介だ。
たくさんの連携訓練(CMMエクササズでいうところのドリル)が必要だ。

もう一度言うが、膝痛やX脚・O脚の改善はなかなか出来ないと思う。
知ること、方法が確立していること、技術があること。3つ同時はなかなかできないだろう。

体玄塾は出来ます。






 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.08.10更新

戦前、30代で三井銀行に入行した鈴木梅四郎は、初任給45円から5年で、当時の県知事と同じ月給の300円まで昇給した。そんな実力主義の時代があった。

ところが戦後、1年ごとに昇給する年功序列の処遇制度があたりまえになっていった。

若手と中高年社員の給料格差がまだ大きい中、野村証券は来春の新卒採用で、報酬が成果に連動する初任給54万2千円のコースを設け、40人を内定した。

米国で低料金のフィットネスクラブを運営し急成長しているエニタイムフィットネスが日本に参入する。

2020年までに300店の出店を目指している。

プールや風呂はなく、マシーンだけの約330平方メートルの小型店に特化。

夜間は無人で人件費も抑え、低コストで24時間営業する。

フィットネス業界は人件費を今までも抑え続けてきたが、これでまた粗悪なフィットネスに拍車がかかるのでは?

フィットネスクラブは何をメンバーに提供すべきなのか、場所や器具だけでいいのだろうか?

一番重要なのはメンバーが求めていることに対する的確な情報ではないだろうか。

メンバーが頼りにできない人材ばかり採用しているフィットネスクラブが多い中、野村證券のような、人材に投資するフィットネスクラブがあっても良いのでは。<(`^´)>

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.08.05更新

良かれと思ってやっているトレーニング、機能的なマイナス面あり

 膝の痛みから解放されるトレーニング①で紹介しました、ためしてガッテン方式は、トレーニング初期では非常に効果的と思いますが、脚を持ち上げる癖がついてしまいます。
この癖で歩くと、脚を前方へ振り出してしまい、骨盤が脚に持って行かれるようになり、軸がズレ、膝に負担がかかり、膝痛が悪化して行きます。
また腿上げトレーニングも同様なことが起きます。
脚上げと腿上げトレーニングは、このように回り回って腰痛にも影響します。よく見かけるトレーニングです。膝痛、腰痛の予備群にならないように注意しましょう。
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 膝痛になる原因の大きなひとつ。それは、股関節の伸展(展開して伸ばす)が上手くできない。この原因です。
伸展が上手くできないと、屈曲(窪めてまげる)も上手くできません。つまり、作用反作用で動くのです。
この作用反作用が上手く働くと、軸がしっかりしてきて、膝関節が安定いします。
体玄塾では股関節と骨盤脊柱に、正しい位置を覚え込ませるようにしてストレッチをして、感覚のズレを修正しています。
ストレッチする側も股関節と骨盤脊柱の正しい使い方ができなければ、される側は変わりません。高度な技術が必要です。

 

 膝の痛みから解放させるトレーニングで、「レッグニーエクステンションで股関節を十分に伸展させ、”足つかみ”で体を足の上に正しく乗せたら正しい片脚立ちの出来上がりです。」と言いましたが、実はこのニーエクステンションは股関節を右は伸展、左は屈曲の感覚でやっています。
これも高度な技術が必要です。体幹コントロールと骨盤股関節コントロールができなければできません。
ですから、これで股関節を十分に伸展させられるようになるのです。
 
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image4 これが足 ”つかみ” のドリルです。
鼻緒を持ち上げるようにして、指の腹でわらじを押し、土ふまずのアーチをつくっています。
鼻緒を持ち上げているのが、足裏の筋群であったり、美脚筋(前脛骨筋)です。
この足の土台なしでは片脚立ちにはなれません。
ですから、とても重要なドリルなのです。(DVDでも紹介しています)

つまずかないようにと、良かれと思ってやっているつま先上げも、膝痛の原因になります。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.07.29更新

膝痛トレーニングには姿勢改善トレーニングが欠かせない

首の前側の筋肉群で鎖骨や肋骨・胸骨を吊り上げ、頭部を後方へ平行移動させた姿勢。体玄塾では”首長 ” ”肩下げ”と表現しますが、この姿勢でレッグニーエクステンションができて、”足つかみ”のドリルを終了すれば正しい両脚立ち姿勢は完成します。
この姿勢改善トレーニングは、タイトル <姿勢を良くする方法>で、4回にわたって紹介しました。

<膝の痛みから解放させるトレーニング①>では膝痛の原因は悪い動作にある、と言いました。
悪い動作と言うのは、悪い姿勢で動くことです。
動くときは、片脚になるか片脚に重心を移動させます。カンガルーのように両脚で飛んで移動する場合もありますが、バランス・重心が重要になってきます。
ロコモティブシンドローム(運動器不全症候群)という片脚立ちが不安定な人たちの改善トレーニングで代表的なのが、ダイナミックフラミンゴという片脚立ちのトレーニングです。
片脚立ちというと、このヨガのポーズですが、左股関節の伸展とコア(体幹)の引き伸ばしが不十分です。不十分ですと、膝より上の体が外側へズレて膝に負担がかかります。

片脚立ちのトレーニングはとても良いことですが、パーフェクト完全でなければ悪い重心の取り方を体に覚えこませてしまい、回り回って膝痛になるかもしれません。

”首長” ”肩下げ”で胴体の引き伸ばしをして、このレッグニーエクステンションで股関節を十分に伸展させ、”足つかみ”で体を足の上に正しく乗せたら正しい片脚立ちの出来上がりです。
後はシングルスクワットのドリルをして、ファーストステップのドリルをして、上体のねじりのドリルをして、それらを組み立てるドリルをして、正しい動作の出来上がり。
姿勢に手間がかかり、動作にまた手間がかかり、まるでルービックキューブを4面揃えるような作業をするわけです。
タイトル<動作の素>でも紹介しましたが、非常にむずかしいのです。

どれだけむずかしいか。
あの工藤投手はピッチングのとき膝が数ミリズレるということで、それをある有名大学へ依頼しましたが、「お代は2000万円ほどでよいでしょうか」と言ったぐらいです。大学側はそんな金額は請求しませんでしたが。

また、西武ライオンズのドクターが、 ニーイントーアウト(つま先が外、膝が内側へ向く膝にとって悪い動作)を改善させる本当のトレーニング方はわからない。と、トレーナーを集めた公演で言っていたそうです。

これぐらいむずかしいのです。

でも体玄塾にとってはトレーニング方も確立していて、たくさんの方を改善しています。
片脚立ちと正しい歩き方のトレーニング方でしたら、CMMエクササイズで紹介しています。DVDhttp://www.taigenjuku.com/extra/003/


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.07.27更新

膝痛人口は約1千万人と言われていますが
グルコミサンで軟骨の再生、ヒアルロン酸で滑液の保水性と粘性保持、というのが最近の治療法のようです。

運動療法としては、レッグニーエクステンションまたは、椅子に座り足首におもりをつけて膝を伸ばし、おもりを上げるトレーニングが一般的です。
これらは衰えた筋肉を太く強くするのが目的のトレーニングです。
近年、膝関節の機能も考慮したトレーニングも、進んだ理学療法士のもとでは行はれています。膝裏に入れたボールをつぶすこの写真のトレーニングです。



しかし、多くの膝痛の人がやっている、自宅やフィットネスクラブのストレッチマット上でのトレーニングは

2006年6月にHNKためしてガッテンで放送された、仰向けで膝を伸ばした片脚を上げる方法だと思います。

放送された翌日からフィットネスクラブで多く見かけましたので相当な影響力があったようです。

この、ためしてガッテン方式は、滑液の保水性と粘性には効果的ですが継続してやり続けますと、機能的にはマイナス面がありますので注意してください。

 

膝が痛くなったのは、腿の筋肉が落ちて弱くなり、膝関節の軟骨がすり減ったからでしょうか?

いいえ違います!
軟骨がすり減るような動作を長年にわたってやっていたからです。

筋肉を付ければ動作が良くなりますか?   なりません

滑液の保水性と粘性を改善すれば動作が良くなりますか? なりません

膝関節に負担がかかる動作の習慣が関節を悪くしたのですから、原因の本質は動作なのです。
動作を改善しなければ決して膝の痛みから解放されません。

ましては、良かれと思ってやっているトレーニングが、実は動作を悪くする場合が非常に多いのです。そのことを皆さんはご存知でしょうか?
真実を知ると、「え!これもなの?」と、言いたくなります。
そして、「そのトレーニングをやって良くなりましたか?」と尋ねると「いいえ」と答えが返ってきます。良くならないのになぜそのトレーニングをしているのか私にはわかりません。

それから動作の改善は、感覚のズレの改善ですから、かなり地味で細かい手作業になります。ですから手間がかかります。
でも、痛みから解放された方が必ず言う言葉があります。

「もっと早く出会えていたら・・・」

体玄塾は地味だから目立たなかったのです。
つづく


 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.07.24更新

名古屋の北に位置する多治見市が今年の最高気温39、4℃を記録した。過去40,9℃を記録した熊谷市は36,9℃で及ばなかった。

両市とも気温が上昇すると対抗意識が増し、気合がはいる。

熊谷市はひや汁うどんで、一方多治見市はうなぎでスタミナをつけている。名古屋と言ったらひつまぶし。

今朝の旅番組、旅サラダでの生中継で、だしとわさびときざんだやくみをまぜた名古屋のひつまぶしを、ラッシャー板前さんがおいしそうに食べていた。
これなら猛暑でも食欲が落ちないだろう。

猛暑で食欲が落ち、ダイエットになると 思っている人もいるかもしれないが、それでは気合が入らない。

気合が入らない体は重力に押しつぶされ、どんどん姿勢が悪くなり、ひと夏でいっきに老け込んでしまう。

うなぎにはビタミンB1が多くふくまれている、B1がエネルギー源の炭水化物をエネルギーに変え、元気になり気合がはいる。だから39,4℃でも多治見市民は元気なのだ。

うなぎもええが豚肉もあるでよ!

35℃ぐらいで重力に負けるな!

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.07.19更新

 

 背 骨と骨盤と股関節のコントロールができるようになったら、次は膝のコントロールをプラスします。
レッグニーエクステンションと言われている腿の筋肉を鍛えるエクササイズですが、CMMエクササイズのこれは単純なものではありません。姿勢を良くする方法①②③で体幹をコントロールしながら、膝を真っ直ぐ伸ばします。膝の方向は3時5分、少し外に向けます。上手くできますと、地面を押してしっかり立っている感覚です。
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 しっかり立つにはもう1つ、足のコントロールが必須です。足裏・指・足首の正しいコントロールです。つまり、土踏まずのアーチができて、しかも地面を指の腹でつかめるかです。正しく出来る方は極めてすくないですよ。
魚の目・タコ・外反母趾・ハンマートゥ・偏平足の方は特に徹底してこのコントロール方を学ばなければ姿勢は良くなりませんし、背骨・骨盤・股関節・膝のコントロールがあっての足のコントロールです。
 
 体幹のコントロール、骨盤・股関節と膝のコントロール、足のコントロールができたら、正しい片足立ちでバランスができるようして下さい。
この写真のY字バランスは最上級バランスですが、美しい姿勢だけでなく、美しいプロポーションにも効果的です。
体玄塾ではジュニアアスリートを応援していますが、たとえ陸上競技であっても、ドリルを積み上げたジュニアは全員これができます。
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  7月24日16:00から
フジテレビ8チャンネル
FNS26時間テレビ2010直前SP
の中で、12時間三輪車耐久レース、フジテレビチームの中野友加里さん、平井理央アナウンサー他チームへの姿勢指導の様子が放送される予定ですので、見てください。
 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2010.07.13更新

姿勢を良くする方法③では、立ち姿勢を良くする方法をおしえます。

姿勢を良くする方法②で脊柱をグラグラさせないためには股関節の動きがポイント、そして座位では屈曲がポイントでしたが、立位では股関節の伸展がポイントとなります。

伸展とは関節を展開させて伸ばすことです。写真右の背伸びのようにします。
一般的にも股関節伸展ストレッチは幾つかありますが、そのどれもが腰椎から折れるような(腰を反るようなポーズ)股関節には効かないストレッチになっています。股関節が伸びている気になっているだけです(効かないことに気づかれないのです)。

下の写真左が体玄塾オリジナル、CMMエッセンスストレッチと言いまして、歩きや走りのためのエッセンスが詰まった感覚のズレを考慮したストレッチです。
(下側の右股関節が伸展、上側の左股関節は屈曲、脊柱はねじりながらS字カーブをキープさせています。)
     

背伸びするときの腕が真っすぐ上がらないのは、股関節の伸展を屈筋群がじゃまして(伸びてくれなくて)骨盤の正しい前傾(3時5分へ骨盤を前へかたむける)ができないから、S字カーブができない。
見た目が真っすぐな体にならないから上らないという訳です。
それから腕をもう少し後ろへうごかしたいが、肩、肋骨周辺が固くて腕が後ろへ行かない場合は
このようなパーソナルストレッチをしますと、背骨や肋骨の動かし方がわかってきて、意識が腕ではなく、背骨、肋骨、肩甲骨、首に変わってゆきます。
体玄塾では、意識を変えたり、意識出来るようにしたりして、できないことをできるようにしています。
フィットネスクラブでパーソナルストレッチを受けている方を良くみかけますが、あれでは意識のコントロールはできません。この写真ようなパーソナルストレッチのまねをしてもできませんので、体玄塾へ修行にきてください。

これでもまだまだたりませんので今後も姿勢についてたくさん書きます。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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