骨盤が少し後傾(後ろへ傾く)していましたので、少し前傾するようにとアドバイスした訳です。
真っすぐみえる正しい姿勢は背骨がS字に少しカーブし、骨盤は前傾するのですが、骨盤も背骨も本当に真っすぐ素直に伸ばしてしまわれたのです。
でもこの間違いは姿勢を指導する職業の人にも多いのです。ですから一般人は間違いだらけ、いや勘違いだらけです。勘違い、つまり感覚のズレ、これはなかなか気づいてもらえません。
バレエを何十年も習っていてこうですから、きっと教えているバレエの先生も感覚がズレているのでしょう。
2010.06.06更新
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2010.05.31更新

このドリルは、たくさんのドリルをクリアできた方のみにさせるシングルスクワット(シングルデッドリフト)、一見普通の片脚スクワットにみえますが、中身はとても細かく、しかも完璧を要求しますのでかなり難易度が高く、あの国民的アイドル浅田真央選手でも、おそらくすぐには出来ないドリルです。これはジャンプ前の基本動作と同じものです。
私はフィギュアスケートのトップクラスをみていましたから、選手にとってむずかしくてできないだろうなーということが良くわかります。この完璧なシングルスクワットが基本となって、フリップ、ルッツというジャンプができて行くのです。これはフィギュアスケートだけではなく、すべてのスポーツに於ける動作の「素」なのです。所作の「素」でもあります。ですから体玄塾へは、動作改善にフィギュアを始めとしてボクシング、陸上、野球、サッカー、ゴルフ、空手、、テニス、水泳、バレエ、日本舞踊、茶道、などのスポーツや稽古ごとをしている方が、出来ないことを出来るようにするためにいらっしゃっています。
写真の方はもう何年も指導を受けている方で、皇居マラソンも、必死に皇居まわりをランニングされた方々を尻目にさらっと優勝してきます。
内転筋とか、腹筋とか、肩甲骨とか、骨盤とか、意識しなくても勝手に正しく良くうごくのです。しかし、これはかなり難易度が高いと言いましたように、我流では似たようなことは出来てもほんものは絶対できません。
言ってもいいかなー?この記事をトレーナーの方が読んだら怒るかもしれませんが、実は有名トレーナーでもできないと思います。言ってしまいました。ごめんなさい。
ここまでだと自慢で終わってしまいます。
このドリルに近い、しかも我流でもできそうなドリル(方法)があります。あの雑巾がけです。
この方は70代ですがキレイな、首から背骨・骨盤のラインが出来ています。このような背中のラインにして、それを崩さないように注意して雑巾がけをしてください。虎が雑巾がけをしている格好を想像してやって下さい。
ひとつ大事なことを忘れていました。力を発揮する雑巾がけには約5メートルの距離が必要でした。都会では富裕層の方しかその距離は確保できないかも。
狭い部屋で生活している方は、膝にパット付のサポーターをして、四つんばいになって両手左右に雑巾を持ち、虎のまねをして床を拭いてみて下さい。パワーは欠けますが、人工的コアトレーニングや、??リズム、??キャンプ、トレ?メソッドなど経験があるかもしれないこのようなエクササイズより、安くて、安全で効果的、しかも衛生的でエコまでつきますよ。絶対お勧めです。
動作の「素」がぎっしり詰まった体玄塾オリジナルエクササイズDVD、http://www.taigenjuku.com/extra/003/もお勧めです。
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2010.05.30更新
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2010.05.27更新
連日新聞のトップ記事に外国企業と日本企業の提携とか合弁という文字が出てきていますが、確実にグローバル化の波が押し寄せて来ています。
これは日本人が海外生活をする機会が多くなってくる、また海外の人が日本へたくさん訪れるようになるということです。
私は30年前、サンフランシスコに1年間住んでいたことがありますが、常に日本人の代表のようにしていないといけないような気がしていました。いろいろと日本のことを聞かれましたし、特に少林寺拳法を指導していましたので、関心をもたれていました。それで、日本人らしさとはどういうところだろうと思っていました。
着物、武道、和食、いろいろと質問されたのですが、立ち振る舞い、所作をみせると、皆んな一目をおくようになりました。
凛とした姿勢でそつなく振舞うその姿に、日本の伝統とその伝統に裏打ちされた匠の技、そこから生まれたテクノロジー、そうゆうことを連想したのかどうか?
その当時アメリカ人は日本を「トヨタ・てんぷら・テクノロジー」で知っていました。
姿勢というのは、トレーニングでよくなるものではないのです。姿勢を習ったうえで、良い姿勢で振舞おうとする心が伴わなければできないのです。つまり修行が必要ということです。
ヨーロッパにも騎士道の精神があります。特にフランスでは剣道、柔道、空手などが盛んで、ルールまでリードしてしまうほどです。姿勢では負けないように日本人の所作を身に着けましょう。
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2010.05.25更新
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2010.05.22更新
日経新聞をぱらぱらっとめくっていたら、肩に白の三本ライン入りの黒のポロシャツを着た白髪交じりの中年男性が、ジムで何かをしている写真が目に留まった。あ!俺が載っていると思った。よーく見ると白髪ではなく金髪の外人さんだった。
この方は、サッカー選手にアメリカンフットボール選手、松坂大輔ら大リーグ選手、ハンマー投げの室伏広治らも足を運ぶロサンゼルスのトレーニング施設、アスリーツ・パフォーマンス(AP)の創業者マーク・バーステゲン氏だった。
彼も私と同じようなことを主張している。「大事なのはハードとしての肉体よりもソフトウエア肉体より、動かし方を磨いていくようにする。目指すのは賢い筋肉だ。」
そしてもうひとつ同じようなことを言っていた。「我々はサポート役であり、いわば(スポーツ科学の)通訳だ。」
F1マシーンを例えに出すと、車輪やエンジンだけ大きくてもだめ、肝心なのはチューニングだ。
同じような考え方をしていると、風貌までも似てくるのかなー?
ただ、(AP)と体玄塾との違いは、機械に頼らない体玄塾、動きの良し悪しは熟練の職人の目で確認をすることだ。

昨日の内転筋の機能に関する話に戻します。
内転筋は骨盤から大腿骨(ももの骨)へつながっている筋肉で、短内転筋,長内転筋,大内転筋と3つあり、大内転筋は股関節を伸展(曲げた関節を真っ直ぐ伸ばす)する筋群のひとつです。一番の役目は、歩行時の片脚にしっかり乗った骨盤がふらつかせないための、股関節伸展なのです。しかも体幹も引き上げるような感じでなければ上手くつかえないのです。
ですから、両脚で何かを挟むような動作だけで内転筋を鍛えますと、伸展させる機能が狂ってしまうのです。
体を引き上げ股関節を伸展させ、地面を押して坂道を登るようにして、内転筋を機能ごと鍛えるようなことを薦めます。
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2010.05.21更新
昨日、二人の方から同じ質問をされた。「内転筋を鍛える機械、あれっていいんですか?」
通販番組で見たらしく、内転筋に効きそうな健康機器に関する質問でした。
「このマシーンで内転筋を鍛えると、脚がスッキリ綺麗になるだけでなく、なんとウエストも引き締まるんですよ!それがたったの14,000円、自宅で手軽にいつでも出来、さっとこんなにコンパクトにしまえるのです!」
とこんな風にコメントしていたのではないでしょうか。
私も以前、通販番組でコメントしていたこともありましたので想像がつきます。
質問の答え
いいですよ、でも、もっと簡単で安くできる方法がありますよ。
それは、上り坂を正しい動作で歩いたり走ったりすることです。
なぜ内転筋を鍛えるのか?その筋肉が弱いから。
どうして弱くなったのか?上手く使えなかったから。
筋肉を鍛えたら上手く使えるようになるのか?力むことはできるが上手く使えません。
鍛えても「いいですよ」と言っているではないか?パソコンに例えると鍛えた筋肉にあたるのがハードで、筋肉の使い方機能にあたるのがソフトですから、内転筋の機能を良くすることも必要です。
機能を良くするには?それはだんだんややこしくなるのでまた次回。
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2010.05.20更新
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2010.05.17更新
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2010.05.16更新
こしあんとつぶしあんどちらがお好き?
あんこ好きは「どちらも好きです」と答えるでしょう。あんこを包むものとの相性で、柏餅は、こしあんで、ドラ焼きは、つぶしあんの方が美味しいでしょう。あんこの豆は小豆が主流でしょうが、そら豆のつぶしあんというのがあり、干しさつまいもを蒸し、ヨモギと一緒についたもちに、そら豆のあんこを入れ、きな粉でまぶした唐芋もちが美味しいのですよ。これは私の実家、天草(熊本県)姫戸町の餅です。料理研究家も絶賛していました。
つぶすと美味しいあんこですが、つぶすと悪いのは胴体、体幹、コア、骨盤から背骨です。
猫背、O脚X脚、外反母趾、ウオノメタコ、膝痛腰痛、メタボ、チキンレッグ、偏平足、ハンマートゥ足。
いいですか、これらはすべて、重力につぶされた背骨(骨盤も含む尾骨から頚椎まで)が原因でおこる症状です。
骨盤まわしとかで背骨をグラグラさせないでください。
腹筋運動やストレッチで背骨を丸ませてつぶさないでください。
天然ストレッチの背伸びがいいですよ、でも背伸びができない人が多いのです。
背伸びがきちんとできない方や、どうしたらいいかわからない方は、つい最近発売開始になったCMMエクササイズ・基礎編「美しい姿勢と歩き方」を買ってみてください。
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