塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2025.12.10更新

左片腕スイングの練習よりも肋骨回し(リブケイジツイスト)の練習をしよう

前回は体重移動における上半身前面前鋸筋の動かし方についての記事でした。

前鋸筋

その前は下半身と上半身前面右側前鋸筋の伸張反射の記事でした。

引き伸ばされる前鋸筋パチンコ銃骨盤回し

今回は上半身後面左肩甲骨側僧帽筋中部下部の伸張反射についての記事です。

左腕リード(左腕のダウンスイング)は僧帽筋の伸張反射で速く強く正確になります。

前回記事の前鋸筋リブケイジツイストで紹介した胸郭の回転で、下絵のように背骨(胸椎)が移動します。主に左前鋸筋が肋骨を肩甲骨側へ引き寄せることで、胸郭が回転し、背骨(胸椎)が方向へ移動する連動のことをリブケイジツイストと言います(名付けました)。

僧帽筋の伸張反射

肩甲骨を残して(タメて)背骨が移動するから、肩甲骨と背骨の間にある僧帽筋が伸ばされて伸張反射により肩甲骨が速く強く正確に背骨側に引き寄せられます。これが理想的ローリーマキロイの左腕ダウンスイングの胸椎リード(リブケイジツイスト)です。

肋骨を肩甲骨側へ引き寄せる

これはどういうこと?

次回の記事で詳しく説明します。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2025.12.04更新

前回の体重移動についての記事(理想はローリーマキロイの体重移動)に続いて、上半身の動き方について説明します。

下の絵左、下半身リードから右絵のリブケイジツイスト(胸椎リード)へ移行する動き方が、ダウンスイングにおける身体の使い方、ローリーマキロイの体重移動です。

リブケイジツイスト

しかし、問題があります。肋骨籠を肩甲骨の方へ動かす特別な前鋸筋の使い方が、一握りの人しかできないという大問題があります。体玄塾のスポーツパフォーマンス指導は、これをメインに行っています。

体重は移動させるではなく、自動的に移動するものです。

胸椎リードが大切というレッスンプロもいますが、スイングは下半身から胸椎へ連動するのです。

しかし、連動させる感覚は上の絵の矢印のように胴体を動かすイメージです。すると下半身は無意識に動きます。

ただし、テイクバックと切り返しを下の絵のように動かす訓練を積んでおかなければ無意識とはなりません。

テイクバック

骨盤回し

つまり股関節を折りたたむ訓練、モモを回わさず骨盤を回す訓練を積まなければ実現出来ません。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2025.11.06更新

なぜ体重移動が必要か?

腕がクラブを下げる腕の下降運動がマキロイのダウンスイングの特徴です。

腕の下降運動をする筋群の最適な筋収縮 Strech-Shortning Cycle(ストレッチ ショートニング サイクル)略してSSCを促すのが体重移動です。

前回記事「前鋸筋と腹斜筋の伸張反射」で紹介したゴム銃を押す「動き」が体重移動の「動き」にあたります。

ゴム銃SSC

ダウンスイングの腕を下降運動(振る)するには、直接腕を動かす右大胸筋や右広背筋と、左肩甲骨を動かす僧帽筋中部と下部の、伸ばされた筋肉がパチンと強く速く自動的に収縮するStrech-Shortning Cycle(伸張反射)が必要です。

ゴルフのダウンスイングのメカニズムが弓矢やパチンコ銃の押し出してタメて発射するメカニズムと似ています。

弓矢

腕・肩甲骨と胴体が一緒に始動したら、腕・肩甲骨と胴体をつなぐ筋肉のストレッチ(伸張)は起きませ。

肩甲骨と胸郭

腕・肩甲骨と胸郭が分離されるから筋肉の伸張がおきます。この分離状態が「タメ」が効いている状態です。

分離のため胸郭を移動させることが体重移動の目的です。Bの胸郭を曲げながら回旋する様な胸椎の動きが、胸椎始動(胸椎リード)です。

正確には、体重心が右から左(胸郭も)へ移動しその後で体重が左足に乗って体重が左足に移動したということになります。

体重移動

リードする胸椎を動かす(運ぶ)のは下半身なのです。

腕をリードするのは胸椎胸郭で胸椎胸郭をリードするのは下半身です。

下半身ですが、具体的には足、足首、股関節の動きです。

この動かし方は「踏み込み」「蹴り」でよく表現されますが、踏み込んだり蹴ったりしてはいけません。あえて表現すると、地面を脚で漕いで、または水をかくように地面を脚でかいて、腰➡胸郭を運ぶことが下半身リード下半身始動、重心移動、体重移動なのです。

脚でこぐ

殿筋歩きと同じ、股関節から脚で地面を後方こぐ作用で、腰が運ばれているタイガーウッズの下半身使いです。

タイガーウッズ脚こぐ

テイクバックにおける右への体重移動、腰の運びイメージ図

 

テイクバック

腰の切り返しイメージ図

これが下半身リード

腰の切り返し

脚と腰の分離がない良くないテイクバックの腰イメージ図

脚腰一体

これらはゴルフテクニック以前のことですので、ゴルフのコーチやトレーナーからは習えないと思います。

伸張反射を必要とするスポーツ全般でも抱えている「移動」「運ぶ」の重大な問題なのです。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2025.10.25更新

60代、70代でも飛距離アップする前鋸筋・腹斜筋の伸張反射を使ったゴルフスイング改造とは

スポーツパフォーマンスを上げるには、筋肉を強いゴムバンドのように使うことです。

伸ばされたゴムバンドが、パチンと戻るような筋肉収縮を想像してください。それが伸張反射です。

もう少し詳しく説明します。

筋肉が伸ばされると、筋肉内のセンサーが伸ばされたと探知し、その信号が瞬時に脊髄まで行って戻って来て反射的に筋収縮するシステムです。

俗に言う反動を使った体の使い方です。

イメージすると下の図のようになります。

前鋸筋ゴムバンド

肩甲骨を引くではなく、胸郭(肋骨)を押し出す(素早く回転させる)

前鋸筋肩甲骨と胸郭

肩甲骨からの鋭いダウンスイングがおこる。

伸張反射ダウンスイング

前鋸筋から外腹斜筋への伸張反射の連動連鎖による体幹の強くて素早い捻じれがおこる。

このダウンスイングで飛距離が上がるのです。

60代・70代でも、このダウンスイングが出来れば当然飛距離は上がります。

沈み込むスクワット動作はこのシステムの邪魔になるだけです。

 

下の絵

Aの肩甲骨と胸郭が一体化したダウンスイングでは前鋸筋と腹斜筋の伸張反射がなく、前鋸筋と外腹斜筋の力は発揮されません。よって胸椎肋骨始動B伸張反射有りと比べ飛距離が上がりません。

肩甲骨と胸郭の分離有り無し

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2025.10.04更新

膝痛に効く身体使い、股関節に乗るコツ、大腿骨上の骨盤外旋とは?

初めて聞くような股関節の動かし方、大腿骨上の骨盤外旋は、ズバリ股関節に体重を乗せながら(股関節で体重を受け止めながら)の体重移動の身体使いです。

大腿骨上の骨盤外旋

上の絵は骨盤外旋のイメージ図です。

左太ももを骨盤外旋と反対方向へ動かす力の反作用で、骨盤を矢印方向へ外旋させる股関節の動かし方が大腿骨(太もも)をベースとした骨盤の外旋概念です。

右股関節に体重移動

上の画像は、左太ももの上で骨盤が外旋して右股関節へ体重が移動して右股関節の折りたたみ(屈曲)で体重を受け止めたテイクバックの体重移動の見本です。

骨盤の外旋という動きに太ももが付いて行かないので膝が正面を向いています。

膝に良い完璧な体重移動のテイクバックです。

 

 

下の絵は膝に悪いゴルフテイクバックです。これはよくある左膝痛のもととなる足腰使いです。

この腰回しには、股関節を動かす筋肉はほとんど使われていません。よって股関節という関節は動いていません。

膝に悪いテイクバック

 

 

この下の絵は、足小指側を返してスネを内側へ回旋させて腰を右へ回す足腰使いです。

足首周りの筋肉を使った左軸の腰回しです。上の絵の左足身体使いを表しています。

足首外返し

次の絵は右引き腰回しをする足腰使いです。足指側を返してスネを外側へ回旋させて腰を右へ回す足腰使いです。

足首周りの筋肉を使った右軸の腰回しです。これでは右股関節に体重は上手く乗れません。

 

足首内返し

以外なところの体使いを変えなければ股関節に乗った体重移動は出来ません。

上記の間違った体の使い方は無意識にしているので変えるのは厄介ですよ。

理論を理解するには、理論と出来た感覚が一致しなければなりません。

「理屈どおりにやれりゃ苦労はしない・・・って?」

「じゃ、苦労して理屈どおりにやったらどうですか。」

「なぜそんなに苦労から逃げたがるのです。」

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2023.07.06更新

姿勢が悪いと知りながら「この姿勢が楽だから」と言っている人、本当は良い姿勢の方が楽で疲れませんよ。

壁によりかかった女性

「スー」と立っている姿勢は疲れにくい姿勢で人間らしくて美しいですよ。
人間だけが完全直立二足歩行する動物です。
地球の大きな重力にさらされる中で、わざわざ軸を立てて立つという難しい事を人間はしています。馬は軸を立てて立たないから生まれてすぐ立てるのに、人間は生まれて約1年かけてやっと立てるようになります。

人間は先ず首が据わり、次にお座りができるようになり、そして「立っち」「歩んよ」と日数がかかります。
ところが近年の人間(大人)は、せっかくできた首の据わりと腰の据わりをどんどんなくしているように思えます。

「まともに立つ」=「理にかなった立ち方」=「生理的に正しい立ち方」であればほとんど力を使う必要がなく楽に立てるので疲れにくいのです。

でも、それが難しいのです。

整体やカイロプラクティックで姿勢を矯正してもらっても、それをキープできないのです。日常生活で直ぐに崩れます。

自分でキープできるメンテナンス術を身につければ解決します。

メンテナンスの一例をあげます。

脊柱

スマホ、パソコン、座って書き物読み物していると、胸椎から崩れていきます。

胸椎崩れ落ち

胸椎の崩れ落ちから連鎖がおきて、至る所が崩れ落ちます。「お尻のがけ崩れ」と表現したエアロビクスインストラクターがいました。

ここまで悪化する前に、やっておくメンテナンスです。

肋骨の輪を第一肋骨から上へ動かし、お腹を引き伸ばす事を毎日実行するメンテナンスです。ストレートネック、巻き肩、猫背の方は必須です。

その前に上記の体の使い方、いわゆる「バレエ引上げ」を身につける必要があります。

引上げのことなら体玄塾にお任せください。

無料体験でお試しください。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2023.06.21更新

「歩き」が変われば「動き」が変わる。姿勢はもちろん体型もよくなる。ゴルフも上手くなる。

歩き方が変われば、動き方が変わって、

ウエストが引き締まる。

お尻の角が取れ、コンパクトでキュッとトップが上がる。

前もも外もも張りがなくなる。

ふくらはぎが細くなる。

歩き方は、体の使い方を見直して間違っている使い方を正し、体に使い方を再教育しなければなりません。

歩き方教室などで、「〇〇を意識して歩きましょう」というような歩き方矯正をよく見かけます。

しかし、古武術の達人は「体を意識的に使わないことで効果的に体を働かせる」と意識しない事を言っています。(NHK趣味どきっ!古武術に学ぶ体の使い方より)

「覚知にまじわるは証則にあらず」

道元のことばですが、相田みつをさんは「意識したものにほんものはない」と訳しています。

その相田みつをさんも「歩くときに足を意識しない」と言っています。

 

意識しない

そこで、前回の大殿筋をメイン推進力にする歩き方について詳しく説明します。

赤ちゃんはハイハイする時、足を意識していないと思います。もちろん大殿筋を意識的に使おうと思うはずがない。

無意識で使えるはずの大殿筋が上手く使えなくてメイン推進力でなくなるのはなぜでしょうか。

環境と教育のせいではないかと思います。

昔の武術家は生活の中で、子供の頃から水汲み、薪割り、雑巾がけなどで、とても良い基礎運動が出来ていたので、上手に体を使う感覚が養われていました。一方で現代人は便利生活で軟弱な環境のもと、基礎運動が不足して、効率的な歩き方が出来なくなっているのです。

大殿筋は歩く動作全体の中の、股関節伸展に関わる主動筋なので、全体との関係を良くしなければメイン推進力として、力を発揮出来ません。

股関節伸展

仙骨(骨盤中央の骨、背骨一番下の骨)から進むように歩く。と、いう人がいます。絵のD仙骨をうなづかせるように進むことです。

大殿筋のパートナー、達人筋の異名を持つ大腰筋、その大腰筋の伸ばされるのを拒むような筋収縮、エキセントリック収縮DC、それからA大殿筋の骨盤起こしB大殿筋と外旋六筋の大腿骨外旋により、骨盤が前方に進む、これが仙骨から進むようにという歩き方です。それには胴体(体幹)の引上げが必須です。それにリブケイジツイスト体幹のねじり)も欠かせません。

関係が複雑ですね。これができたら武術の達人への道も開きます。

仙骨から進むための大殿筋と大腰筋の関係を表した下の絵です。

右股関節・右軸ドライブ

(右脚で地面を漕いで身体を前方に運ぶ)

殿筋歩き

 

ゴルフ飛ばしの理論

①バーテイカル(垂直方向)引上げ

②ローテーション(回転)リブケイジツイスト

③ホリゾンタル(水平方向ドライブ)仙骨から進む

上の絵、ふくらはぎを細くする、ヒップアップする歩き方は、ゴルフ飛ばしの理論そのものです。

タイガーウッズ右軸ドライブ

赤線で囲んだ大殿筋による右軸ドライブのタイガーウッズ

タイガーウッズの股関節からモモを後方へ駆動させた膝の伸展が特徴的な華麗なる右軸ドライブです。マキロイのスイングも同じ方式です。

下は、日本のプロゴルファーのお尻です。ハムストリングスで右の股関節を伸展させ、ふくらはぎで地面を蹴る(押す)ので、膝は曲がりお尻は下がります。ふくらはぎを太くする歩き方と同じ体の使い方です。これは左軸ドライブです。

石川遼

 

 

ふくらはぎを太くする歩き方

ふくらはぎ太くする歩き方

 

下の画像は、タイガーウッズ・マキロイ型で飛ばしの理論3つの動作が折りこまれたゴルフスイング改善の歩き方です。

これは基礎運動の基礎運動というように、動き方を深く掘り下げて無意識化して出来上がります。

ゴルフでの膝痛・腰痛改善につながります。

右軸キープが叶う右軸ドライブのドリルがこれです。

スイング歩き

 

週刊パーゴルフ ラウンド中の歩き方で姿勢が変わった!スコアも変わった‼ で紹介されたゴルフスイング歩きドリルです。

無料で体験できます。

 

 

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2023.06.11更新

膝痛・腰痛ゴルファー必見の歩き方矯正

姿勢矯正の第一歩は、姿勢が崩れる原因メカニズムを知ることです。

姿勢の崩れで、反張膝を例にして説明します。

反張膝の原因のひとつは骨盤の前傾です。

骨盤前傾の人は、お尻を突き出し腰を反って立ち姿勢のバランスを取ります。

反り腰の人は座っている時、姿勢を良くしようと頑張って腰を反る人もいますが、背骨が後方へ崩れ落ち骨盤後傾している事が普通です。

立つと、脊柱起立筋という腰背中の筋肉を縮める(腰を反る)ことで、骨盤を後傾から前傾させ、同時に骨盤を後方へずらして(突き出して)姿勢のバランスをとり、頑張って姿勢を良くしようとします。もちろんこれは良い姿勢ではありません。ゴルフスイングで腰を回す動作も間違って反り腰状態になりがちです。

反り腰の説明

骨盤前傾と同時に大腿骨が後方へスイングしてしまうと反張膝になります。これもゴルフスイングに多い間違った膝伸ばしです。

反張膝

なぜ、大腿骨も骨盤前傾に付き合うのか?

この大腿骨の後方への回転が二つ目の反張膝の原因です。

膝の伸展(伸ばし)の仕方に原因があります。

足首の使い方で、ヒラメ筋による足首の角度を広げる、膝の伸展があります。足首からスネを後方へ90度以上倒すと過伸展、つまり反張膝になります。

このようにして、ヒラメ筋がスネを動かし、スネが大腿骨を後方へ回転させることで、骨盤前傾に大腿骨も付き合うのです。

更になぜヒラメ筋は余計な事をするのか?

ヒラメ筋が歩く(運ぶ)推進力になっているから、駆動させて歩く方式だから。

ヒラメ筋膝の伸展

ヒラメ筋を歩きの推進力に使わないためには、歩き方の矯正が必要です。矯正というよりも観念を変えるぐらいの心構えが必要です。

これまでのドライブ(運ぶ・駆動)の方式を変え、駆動力をヒラメ筋から大殿筋にする歩き方矯正が必要です。これは、体の使い方の全システムを変えるぐらい、めちゃめちゃ大変です。

大殿筋を使って歩く推進力

次に続く記事で、もう少し詳しく大殿筋を使って駆動する歩き方とゴルフに関連する歩き方を説明します。

姿勢矯正・歩き方矯正を生業にしている方、ぜひご覧ください。体玄塾は整体師、パーソナルトレーナー、ウオーキングインストラクター、そしてゴルフティーチングプロの入塾を歓迎します。

レッスン料

 たっぷりの無料体験あります。

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2023.06.01更新

太もも外張り大転子出っ張り改善解消はめちゃめちゃ大変

チキンレッグ

 

姿勢・歩き方矯正で入塾される方で、”太もも外が張る” ”大転子が出っ張る” というお悩みが多いので気になり、パーソナルジムではどういう解消法で対応しているのか調べてみました。

「太もも外張りをなくすパーソナルトレーニング東京」と検索すると、良さそうな、改善しそうな、パーソナルジムがいくつも出てきました。
太もも外張り解消?のトレーニングとして、スクワット、ヒップリフト、股関節外旋外転エクササイズなど、それぞれのジムでおすすめのトレーニングやエクササイズを紹介しています。しかし、どこのトレーナーも太モモが太いのですが大丈夫でしょうか。


スクワットはしませんというジムもありました。
筋トレ以外では「むくみを取るほぐしをして、姿勢に注意するように」というジムもありました。しかし、姿勢維持には筋肉量が必要だそうです。どこの筋肉でしょうか?イヤー、姿勢維持、これが一番の課題なのですが・・・。バレリーナでも姿勢維持は大変なのですから、筋肉量で姿勢維持なんてできないと思います。姿勢維持は筋肉より骨格のつっかい棒で重力からの圧力に抗う姿勢をつくるのです。筋肉で抗うから筋肉が張るのです。


スクワットではなく、股関節エクササイズで太もも外張りを解消させます。というジムもあります。股関節外転筋と深層外旋六筋トレーニングを勧めていました。
股関節の外転や外旋は、なにもそんなに力は入れなくても適切に動くよう上手く使えればいいのですが、動かせないでしょうね。
良くありがちなのが、ターゲットの筋肉と思ってエクササイズしていたが、違う筋肉を使って代償動作(インチキ動作)のエクササイズをしてしまう間違いです。モモが張り、お尻コリになるのが落ちですよ。

スクワットのしゃがむ動作でお尻を突き出すと、股関節は内旋して大転子が出っ張ります

理由は以下の通りです。

反り腰大転子出っ張り

なぜ?太もも外張り大転子出っ張り改善解消はめちゃめちゃ大変なのか

上の絵を積み木姿勢で表したのが下の絵です。下の絵は背骨の後方崩れ落ちによる、反り腰でっ尻が原因で、股関節の内旋が起こるO脚のメカニズムです。(この絵は私が描いたのですが、どこかのバレエ整体が無断で加工してアンデオールの説明で使用されています。)背骨の後方崩れ落ちはX脚の原因でもあります。

この体幹が落ちるような姿勢が、太ももの外側が張る原因です

O脚メカニズム


股関節がなぜ内旋するのか分からず、股関節を外旋させるのは強引過ぎます。股関節の外旋をバレエではアンデオールと言って、とても大事な股関節の使い方ですが、バレエを習っている皆さんがなかなか出来なくて困っている股関節の使い方です。
動かせないのに、鍛えようとするなんておかしいです。動かそうとする仕方も、バレエの先生でもよく間違っています。股関節の問題は、背骨と肩甲胸郭関節の使い方抜きでは解消しません。アンデオールはアンデオールよりも難しい引き上げという股関節より上部の体の使い方をマスターしなければなりません。

バレエについては➡クリックhttp://www.taigenjuku.com/sport/#ballet_dancing
下の絵は引き上がっていない、後方・側方崩れ落ちの姿勢です。壁に寄り添った立ち方ですが、よく見かけます。

引き上がっていない姿勢

ということで、太もも外張り、大転子出っ張り改善解消はめちゃめちゃ大変です。
この改善指導をバレエ教師やバレリーナにしている私だから難しさが分かります。私のつぶやきに付き合ってくださり、ありがとうございました。

料金は30分5,000円~

たっぷりの無料体験あります

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2023.05.17更新

お尻が下がる、大転子が出っ張る、太もも外側が出っ張る原因の姿勢観

ヒップアップしない、大転子や太もも外側が出っ張る原因が骨盤の歪みや体幹の筋力不足とか言われていますが、何気ない日常の、座り方、立ち方、歩き方、など体の使い方の間違った概念と習慣が大きな原因です。姿勢と体の使い方の概念からやり直す必要があります。

この様な猫背体幹後傾姿勢になることが多いのではないでしょうか。股関節に体重が乗らない立ち方です。

体幹崩れ落ち

スマホを見る時、台所に立っている時、子供やペットを抱っこしている時、山手線でリュックを前に担いだ時など、この様な姿勢になります。重心バランスをとった、だらけた様な姿勢です。山手線車内で背中が押してくることが度々あります。あまりにも多いのでこの記事を書きました。

\(*`∧´)/ 

崩れかけた積み木で表現するとこの様な姿勢になります。

だらけた積み木姿勢

大転子が出っ張る、太もも外側が出っ張る、下っ腹が出る、反張膝になる、悪いことだらけです。

大転子や下っ腹を引っ込める股関節外旋トレーニング(外旋をバレエではアンデオールと言います)、ストレッチ、整体で頑張っても改善はのぞめません。なぜなら考え方や体の使い方など、奥深い多数の原因があるからです。

奥深い多数の原因バレエのページで体の使い方がどれだけ奥深いか分かります。←クリックしてください。

反り腰の姿勢からも大転子出っ張りがおきます。詳しくは[反り腰と反張膝を同時に姿勢矯正する 歩き方矯正]をご覧ください。

上手く動ける生理的正しい姿勢に矯正し、崩れない体の使い方、バレエ引き上げを学びましょう。体の使い方を学べる体玄塾で。

 料金5,000~

たっぷり10,000円分の無料体験あります。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

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