塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2012.09.26更新


猫背などの姿勢矯正の締めくくりは正しい歩き方をできるようにすることなのですが、その前に正しい片脚立ちを身に付ける必要があります。
片脚で正しく立つことが出来る人は、美しく安全な姿勢の人です。
しかし、正しいの基準が間違っていれば良い姿勢には決してなりません。ですから、片脚で上手く立てるだけではダメということになります。

赤い矢印は骨の動き方を示しています。
正しくは骨盤は動かさないで背骨を正しく積み上げることにより肋骨が引きあがるようにする。
ここまで到達すれば、スポーツでもバレエ・ダンスでもグングン上達します。

ただし、ここまで出来るようになるにはたくさんの勘違いを削除してひとつずつ新感覚に変えていく作業が必要です。(作業については、サイト内の「姿勢矯正について」を参考にしてください。)

体玄塾では、すべての方をこの基準にするためのオリジナル体幹ドリルを用意しています。
体験してみてください。(体験は無料)www.taigenjuku.com/menu01/002/

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.09.20更新

前回の記事では、「骨盤後傾を改善しなければ猫背は矯正できない。更に肋骨の籠(胸郭)を整え、足首の使い方を学習しなければ完成しない。」と言いました。
今回は胸郭の整え方と足首の使い方を同時にできる方法を教えます。

猫背と骨盤後傾にはこれが効く

   
綱引きです。
足首から頭のてっぺんまで真っ直ぐ伸びるようにしなければ綱は強く引けません。
必然的に胸郭は整い、足首も上手く使えるようになります。それと同時に気合も入ります。
夏バテしたり落ち込んだりすると気合も入らず、姿勢が崩れます。
ですから気合も必要なのです。

体育座りはやめよう
この画像の福島の小学生たちはかなり気合が入っていました。
ミーティングも正座でしていました。
体育座りでは強くなれません、骨盤が後傾して体軸が崩れてゆくからです。
体育座りは骨盤後傾・猫背・ポッコリおなかになる最悪の座り方だと思います。床に座るときは、正座かあぐらで背骨の生理的わんきょくを崩さないように座るべきです。

一人綱引きでシャキッとしましょう
ロープのような物を動かない所に結んで、背伸びするように引きましょう。
きっとシャキッとなるはずです。
「シャキッ」つまり良い体軸にすると自然にお腹も引き伸びて引き締まります。
ですから、ポッコリおなかが妊婦と間違えられ、席を譲られるようなこともなくなるのです。





投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.09.11更新

猫背と骨盤後傾

  猫背と骨盤

猫背と骨盤後傾はセットみたいなものです。

重力に背骨が押し潰された姿勢が左側の姿勢です。

骨盤を構成する骨、仙骨と尾骨も背骨です。

背骨が押し潰されると仙骨・尾骨も後ろへ倒れ、後ろへ傾いた骨盤になり、骨盤後傾と呼ばれるのです。

前回の記事で、猫背は背中を反ったりする、ストレッチや筋トレをしてはいけないと言いましたよね。

背中を反ってもお腹が出っ張るだけです。

背骨を生理的わんきょくに戻せればよいのです。


背骨には肋骨がくっ付いている

丸まっている背骨のところはたいていが胸椎です。胸椎には肋骨が付いていて籠のようになって猫背の人はその籠が崩れています。ですから、背中を反ったりしないで崩れた籠を元に戻すことをしなければならないのです。

骨盤起こしも肋骨で

肋骨の籠を専門用語で胸郭(きょうかく)と呼びます。体玄塾ではリブケージまたはリブケイジと呼びます。
正しいリブケイジになれば背骨も生理的わんきょくになり、後ろへ倒れた骨盤も起きるはずです。
ところが簡単にいかないのです。
骨盤を前にずらしてバランスを取っていた人生が永いので、後ろへ戻すのも大変ですが、戻せたとしても上体が前に倒れそうになってしまうので、なかなかうまくいかないのです。
背骨を生理的わんきょく正しい胸郭にしながら、同時に足首を使って脛(すね)を動かし骨盤を後方へ移動させる技術を身に着けなければならないのです。
正しい胸郭の作り方と脛の動かし方が必要ですね。
つづく


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.08.31更新

背中は反ってはいけない

                   
壁にお尻と背中を着け頭が壁から離れる人は猫背です。と、あるテレビ番組で言っていました。
そういう人は確かに猫背です。
では、頭を壁に無理やり着けにいくと、腰を反ってしまうのです。
意識は腰を反ろうとはしていません。頭を後ろへ動かす方法が背中を反る方法しか備わっていないのです。つまり、背中の筋肉を収縮させお腹を緩ませた結果、お腹を少し突き出す方法でしか頭を壁に着けれないのです。

猫背の人は背中を反るストレッチや筋トレをしてはいけないということになります。

では、どうすればよいのか?
背骨自体をコントロールする方法を身につけることです。
それには、肋骨と骨盤の動かし方が関係しています。
つづく

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.08.27更新

股関節まわりのストレッチングは要注意

前回の記事でアンデオールのことを取り上げ、アンデオールは大変ですと言いましたが、股関節のストレッチにはこのアンデオールが関係しますので、これはもっと大変なのです。
では股関節ストレッチの代表的な開脚で説明しましょう。

 
モモの骨を外側へ回旋(アンデオール)しなければ股関節が窮屈になり、骨盤は前方へ傾いてくれません。
それで右側の絵のように骨盤は後方に傾いたまま動かないのです。
動かない理由がまだいくつかありますが、その一つがお尻こりです。股関節の後方にある筋群が固まっているため骨盤を動かせないのです。また、わざわざそこを踏ん張り固めているから動かせないのです。
どうしてお尻を固めてしまうのでしょうか。

それは
お尻を締めるからです。ん・・・わかるかな~

故意にお尻に力を入れると右の絵のように骨盤が後傾してしまうのです。
ですから、こうなるような腹筋運動やお尻のエクササイズは即刻やめるべきです。
左の画像のように、お尻をゆるめて尾骨を上げるような感覚で仙骨から背骨を前方に傾ける感覚が必要となります。

このような開脚前屈ができなければ、やればやるほどスポーツパフォーマンスを下げてしまいます。

どうしてここにこだわるか。
それは、予備動作なしの移動をするためです。
ロンドンオリンピックでも予備動作なしの動作を完璧にできたアスリートは数少なく、女子レスリングの吉田沙保里選手はその中でもピカイチです。
仙骨にこだわって下さい。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.08.11更新

バレエの6番で軸づくり

前回の記事のつづきです。
足アーチづくりのツボとは、股関節をちゃんとした位置に常々しておくことです。

左側の画像をみてください。スネ(脛骨)が足首から外側へ広がり膝下O脚のようになっていますね。
 
脛骨はただ外へ広がるのではなく、内側に回転を伴って広がっているのです。
足首のねじれによって足裏アーチは潰されるのです

膝下O脚は、広がっているスネを閉じてはいけません

広がりの原因は脚の内側への回転(内旋)ですので、股関節から脚全体を外旋するようにしなければなりません。
これがバレエの「6番」です。
この状態が普通であればスポーツパフォーマンスも向上します。
ただし、引き上がった体でなければなりません。

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.07.31更新

土踏まずのはずが・・・
土踏まずとは文字通り土を踏まないところですが、足アーチを正常にしてあげると、「ああ~ここは床に着けないのですね」という方が意外と多いのです。あなたは大丈夫ですか?
その「ここ」がオリンピックの成績にも大いに関係します。
         
体玄塾では先ず歩き方のチェックから始めますが、踵(かかと)とアキレス腱の形をよく見ます。
上イラストのアーチ潰れのアキレス腱の形をしていたら、体型はもちろんですが動作に悪い癖が相当あると思って下さい。

インソールは一時しのぎ
踵の骨が画像のように内側へ倒れ、それを補うようにスネの骨が踵と反対側へ倒れ、またそれを補うように・・・と連鎖して行き、全身に影響してしまうのです。
足だけ変えることは出来ませんし、靴の中敷で足アーチを支えても無駄です。
        
体玄塾はその負のスパイラルから抜け出す方法を確立しています。
足アーチづくりのツボを次回教えます。
つづく

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.07.24更新

増殖中!内股O脚女子

5つ前の記事で骨盤後傾の女子が多いということを書きましたが、O脚の女子も多く見かけます。

将来のお母さんになる人たちがこれでは
日本国が心配です。

親戚知り合いで、このようなお姫様座りを見かけたら注意して欲しいほどです。

この座り方は、腿(大腿骨)を極端な内回しにしてしまうため、立ち姿勢も腿が内回しになったままになります。

電車や誰かを待っていたり、電車の中で立っていたりすると、片足に体重を掛け、右の絵のようにして楽しようとします。

そうすると、黄色の矢印方向にスネ・モモ骨盤・肩などが崩れ出します。
それが習慣となり、O脚やお尻崩れ、前肩、骨盤後傾、ポッコリお腹などなどと体型が崩れて行くのです。

更に肩こりやむくみ、腰痛、膝痛と悪化して行きます。

下の骨の画像は、上の絵の脚の骨格を表したものです。
股関節と膝関節に悪そうですね。

体玄塾では正しい骨の位置に戻し、それを 崩さない体のコントロールの仕方を教え、習慣の改善を行う方法で肩こりやむくみ、腰痛、膝痛の予防改善をしております。
注意しましょう。

体験は無料です。
詳しくはこちら
      ↓
http://www.taigenjuku.com/menu01/002/

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.07.14更新

レッグプッシュアップと呼ぶ体玄塾
このエクササイズはよく見かけるエクササイズで、ヒップリフトと呼ばれているものです。一般的にはお尻や腰を高く持ち上げ、ヒップや裏腿を鍛えるエクササイズですが、体玄塾では違います。
 
良い (床を足で押す。結果腰が上る)     悪い(背中を反るようにして腰を上る)

確実でなければ良い結果はでない
体玄塾では鍛えるためにせっせとやりません。確実にやると言った方が当てはまるでしょう。
体玄塾基準で出来ると、鍛えるつもりはなくても効率良く鍛えられます。

腰を持ち上げたり、片脚を高く上げたりするるのではなく、床反力を使うのです。プッシュアップで体を押し上げるように足で床を押し体は足によって押し上げられるのです。そうでなければ、歩いたり走ったりキックしたりする動作につながらないからそうするのです。
 
レッグプッシュアップは片脚でできなければ意味がありません。

      
                                        体玄塾基準
安定させる能力とは
片脚になると色々な崩れが出てきます。 ↓ ←  など
安定させるには、崩れようとする方向に対して逆に働く力 ↑ ⇒ にスイッチが入るようにすることです。
しかしこのレッグプッシュアップの状態で修正しようとしてもできません。
逆方向の力にスイッチが入らないのです。だから崩れるのです。

異次元メソッド
一般的には崩れても何とも思わないし、考えもしません。
崩れを気にしたとしても、崩れているから真っ直ぐなところに戻してと言うぐらいしかできません。
それではもどせません。しかしこれが指導現場の現状です。

体玄塾では、先ず崩れている箇所と方向を特定してします。
それから、逆に働く力にスイッチを入れるドリルを箇所ごとにしてもらいます。
そうしますと、あら不思議~崩れがなくなている~となるのです。

ですから、何年も同じことを言い続けられていた出来ないことがすぐに出来ることがあるのです。
筋肉を、インナーマッスルを、体幹を鍛えるというような次元ではないのです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.07.06更新

筋肉がまたぐ関節は一つではない

 以前の記事で膝の曲げ方を紹介しましたが、膝を曲げるにも腿の大腿骨を動かすのか、すねの脛骨をうごかすのかによって、使われる筋肉も違います。

右の絵はしゃがむ時などに使われる膝の曲げ方です。
本当はふくらはぎが使われるはずなのですが、なかなかできません。
曲げるのではなく骨を落とすようにしてしまうのです。
こうなるとコントロールできません。

 

image1
image2 左の絵は歩いたり走ったりする時の後ろになる脚の膝の曲げ方です。
裏腿の筋肉が使われるはずなのですが、こんどはふくらはぎが使われることが多いのです。
使ってほしい時使わなくて、使わなくていい時に使う人が多いのです。

こういう動作をしていると姿勢が悪くなって行くのです。
更にスタイルも悪くなるのです。

筋肉は一つの関節だけでなく複数の関節と関係し合っています。
ですからややこしいのです。
 

 膝関節は足首と股関節に関係していますが、背骨の関節は複雑です。
膝一つで手こずるのですから背骨はやっかいです。
右画像の色分けした筋肉は、沢山ある中から3束だけ、どこからどこに着いているのか表したものです。
複雑に関節をまたいでいるのがわかるはずです。
ではなぜそうなっているのか?

正しく積み上げた骨を崩さないように維持するためです。

 

image3
イタリア・コーレル社(SM24)HMSビクトリー号・マストセクション/(株)帆船模型スタジオM 左の画像は帆船のマストの模型です。
マストは折れないようにロープが張りめぐらされています。

このマストのように人の筋肉も骨のまわりを張りめぐらされているのです。
足から頭までの骨が倒れ落ちないようにするためです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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