塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2013.01.23更新

概念が違うと変えようとしても変わらない体

骨盤という概念を少し変えましょう。
骨盤と背骨(腰椎から上)を分離して骨盤というイメージを変えましょう。
 
                          腰椎から分離された骨盤

背骨、正式には尾骨・仙骨・腰椎・胸椎・頸椎で構成される脊柱ですが、その脊柱と寛骨というイメージを持ってください。
                       
骨盤という単独で考えるのではなく、脊柱としてイメージしてください。

腰椎から分離された骨盤というイメージを持っていますと、下の絵のように骨盤を単独でつい動かしたくなるのです。これは悪い歩き方の代表のような動作です。
骨盤を傾けたり、回したりすることにより、肩、背骨、股関節、膝、足首、足裏アーチに悪影響を与えます。

その結果、O脚X脚、外反母趾、偏平足、魚の目タコ、膝痛、腰痛、肩こり、冷え症、猫背、反り腰などになりやすい歩き方になるのです。

歩き方だけを習っても何もかわらない
総合的な正しい動作の習得が不可欠です。
ですから、歩き方を習っても体は変わらないという事になります

そもそも、正しい動作と言われているのが、本当に正しいのか、真理と照らし合わせて見直す必要すらあるのです。それでも、動作の集積が歩きなのです。

参考「社会が信じる基準とは、絶対的な真理ではなく、みんなが広く認めている旧来の風習である。」デカルト


スポーツ動作においても、「歩くような動作が、スポーツの動作そのもの。」と言ってもよいぐらいです。
その歩きを体玄塾では、動作を体現する体現歩きと呼んでいるのす。
動作と歩き方は、とても深い関係にあるという訳です。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.01.11更新

体現する走り 「体現走り」
昨日1月10日西宮神社の「福男選び」がありました。
一番福は土井雄登さん18歳(画像中央左赤いシャツ)でした。

スタートは3番ぐらいでしたが、グイッグイ進み、1番になっていきました。走り方がやんちゃな、すばしっこい子供のような走り方でした。少しウサインボルトに似た体をくねらせるような走り方でした。

三番福になった人が気になり調べますと、年齢48歳、45~49歳400m日本記録保持者でした。
100m記録は11秒6です。
48歳にしては素晴らしいですが、なぜ高校生に大差で負けたのでしょうか?

一番福の土井さんは「運がよかったから」と言っていましたが、運だけではないのです。
腕の前への振りと体の進め方のリズムが非常に良かったのです。

つまり、体重心移動が理に適っていたのです。右、左としっかり移動していたのです。

末續慎吾さんがこいう走り方でした。
高野進さんは二軸走法と言っています。高岡英夫さんはトカゲ走りといっています。
体玄塾では名前を付けていませんので、体現する走り方ですので、今日から体現走りと言います。

体玄塾の「体現走り」 「体現歩き」と名付けます。

陸上部に入り、型にはまった走り方をしてしまうと、このような走り方ができなくなってしまう恐れがあります。
残念ながら、三番福の方が、陸上部風の走り方がでした。

テレビ番組で10秒83を出したタレントの武井壮さんを知っていますか?十種競技の日本チャンピオンの経歴を持ち、独特のトレーニング法で有名なのです。
武井さんは逆立ち走りが得意で、逆立ちバック走なる走り方にはまっているそうです。
これはとてもいいスタビライゼーショントレーニングになります。
スタビライゼーションと言えば、武井さんの出身校、中央学院大学の陸上部顧問の先生がドイツからスタビライゼーションを日本へ持って来たのです。
そこの陸上部に武井さんは所属していて、当時体玄塾トレーナーの須藤慎輔君も一緒に練習いました。
武井さんは須藤君の先輩で、体玄塾では話題の人なのです。

体重心の移動が上手くなれば、速く走れ、スイング系、ダンス系も一気に変わり、体も変わるのですが、体重心の移動が簡単ではないのです。体の使い方を見直さなければならないのです

昨年はそのやり方をかなりコンパクトにまとめることができました。
社交ダンスでも体重心の移動が決め手ですが、それが上手くなった社交ダンスの先生が年末に、久しぶりのゴルフをしてビックリ、今まで280ヤードだった飛距離が320ヤードぐらいになっていたそうです。
体重心の移動が上手くなれば、ゴルフも上手くなるのです。体形も良くなりました。

体の使い方が変われば体重心の移動が上手くなり、走り方が変わり、体が変わるという訳です。

では、体の使い方を変えるにはどうしたらいいでしょうか?

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2013.01.05更新

あけまして
   おめでとうございます

Incentive(インセンティブ)

人々の行動を変化させるような誘因を、経済学ではインセンティブと言います。

命令によって人は動かないのです。池上彰さんは、「人は経済学で動く」といっています。人は、やる気・やりがいで動くのです。
このヒューマンフラッグ(高難易度の旗のようなポーズ)も、体玄塾チーフカイロプラクターが、無償、命令なしの、やる気とやりがいのみでやったものです。

本屋に気になる題名の本がありました。
”体が変われば人生が変わる”という題名です。
このウォーキングウォッチの愛読者なら「聞いたようなフレーズだなー」とお思いでしょう。
これですね。「心が変われば行動がかわる。行動がかわれば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば人生がかわる。」
体を変えることが体玄塾の生業であり、やりがいなのですが、人は体を変えるインセンティブが弱いのです。

体が変わるには
体が変わるには、先ず心が変わらなければならないのです。

愛情、欲望、恐怖、愉快爽快、不快などの行動誘因が必要です。

例えば、メタボで膝痛の持病を持ち、ゴルフは好きだけど飛距離が出なくなり、スカットしない。住宅ローンと学費で家族のために、仕事も頑張らなければならない。というような人が、我慢しながらあきらめがちの人生を送っているのではないでしょうか。
もし、膝痛もすぐ治り、飛距離も悪くなる以前よりアップしたなら、良く動ける体に変身したおかげで運動量が自然に増え、メタボも解消して、病気への不安もなくなり、いきいきと仕事もできるようになり、家族の信頼も厚くなり、良い人生になってゆくのではないでしょうか。
家族や自分を幸せにしたいと心に決めた(人生を変えたい)なら、ただちに今すぐ行動してください。
出来ない理由や言い訳を考えないようにして下さい。

今年もよろしくお願い申し上げます。



投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.12.28更新

引退の決意
今年は私にとって大事な二人が引退しました。
ひとりは、今朝のニュースで報道された松井秀喜選手。もうひとりは、41歳まで現役ボクサーを貫いた嶋田雄大選手です。嶋田選手は私のボクシング理論を受け入れ、37歳定年のボクシングにおいて、41歳まで進化し続けた人です。
右こぶしの骨折には何度も悩まされ,最後の試合でも骨折しました。試合の度に減量もあり、壊しあいをする過酷なボクシングにもかかわらず、その他の持病のような怪我もなく、41歳まで続けられたことはすばらしいことです。お疲れ様でした。
松井秀喜選手が巨人にいた頃は、テレビでよく野球観戦をしていました。
東京ドームへも行っていましたが、彼がメジャーリーグへ行ってしまって以来、まったく見なくなりました。ボクシングの試合がある後楽園ホールへはよく行くのですが、隣の東京ドームは横を通り過ぎるばかりです。
松井秀喜選手は、1998年に左膝を痛め、手術をするか、膝回りの筋肉を鍛えるかの選択をせまられ、膝回りの筋肉を鍛える方を選びました。すぐ復帰はしましたが、古傷として最後まで悩ませました。2005年には右足首、2006年には右膝とアクシデントによる左手首骨折、そして古傷の左膝が悪化してしまいました。

膝が痛いときは、膝のどこが悪いのか、膝回りのどの筋肉が弱いのかを見てしまいがちですが、そうではないのです。
原因と結果がありまして、直接的な原因(因)と、間接的原因(縁)つまり因縁があるのです。
膝のどこかが壊れて痛いというのは結果でして、そこを手術してもすべてが解決しませんので、また壊れてしまうのです。全体の動作の中で、どの動きが膝に悪いのか因縁とでもいいましょうか、そこを見極め、関連するすべてを解決しなければ改善しないのです。

仏教用語の”因縁”を使ってみましたが、体玄塾では ”本質” と呼んでいます。


「心が変われば行動が変わる・・・」から始まるウイリアム・ジェームスの名言を、松井秀樹選手のおかげで15年前に知りました。
星稜高校の野球部部室に貼ってあったそうです。
引退と心に決め、行動を起こした日が今日でした。
またよい人生が訪れるでしょう。

これは私の2012年の手帳ですが、毎年15年間新しい手帳に書き続けてきました。
来年の手帳にも書きます。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.12.22更新

お尻の本音
「いつも私がたるんでいるように思われているけど、緩んでしまうのは私のせいではない!あいつだ!」

バレエの先生も毎回、しかも何年も、お尻以外を疑わずに「お尻しめて」と言っているから、不思議です。
忠実に言われた通りにお尻をしめると、こんどは「お腹を引き上げて」とか「肩を前に出さない」と言われ、それを意識すると、「お尻をしめて!」のゲキが再び飛んで来るのです。

では、いったいどこを、どうすればよいのでしょうか?

「骨盤を高くして、大腿骨骨頭(丸い所)を骨盤にしまうようにしましょう。」という人もいます。
これは、正解です。骨盤のせいでお尻は緩んでいたのですね。

しかし、どうやって骨盤を高くすればいいのでしょうか?

正しいアンデオールができれば、骨盤は勝手に高くなります。
偽アンデオールではできません。
アンデオール:参考www.taigenjuku.com/menu02/003/  www.taigenjuku.com/blog/2012/08/post_119.html
おしりは”しめる”、ではなく、引き上げられて勝手に”しまる”のです。
そして、バレエの先生の口癖が一つ減るといいですね。
体玄塾の口癖は、「おしりに力を入れないで、そのためには・・・」
無料体験ができます。
アンデオールと、おしりが勝手に締まるメカニズムを証します。その新感覚を体感して頂きます。



 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.12.15更新

昭和25年のフィギュアスケート秘蔵写真


この4枚の写真は昭和25年に撮られた、第5回国体出場者の方々です。
左下の写真は、先月、NHKのファミリーヒストリー ”小塚崇彦~五輪の夢・小塚家3代の挑戦~”という番組で放送された時に使用された写真と同じものです。
これを保管されていたのは、体玄塾に通われている女性です。この4枚の写真に写っている方です。

たまたまテレビを見ていたら、テレビで紹介された写真に見覚えがあり、自分が写っていたのでビックリされたそうです。
小塚崇彦選手のおじいさん小塚文彦氏の紹介の場面だったそうです。文彦氏はフィギュア王国、愛知県の愛知県スケート連盟を設立された方で、この方と愛知の同じクラブで練習されていたそうです。それで国体に出場されたときの同じ写真を持っていたというわけです。
屋外のスケートリンクで、寒くてもスケートに熱い青春を捧げた懐かしい想い出が、この一枚の写真でよみがえったのでしょう。





投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.12.09更新

掃除は心を込めた良い姿勢で

 前回のつづきです。
記者さんには申し訳ないですが、また登場して頂きました。
いかにも初心者というような姿勢ですが、これでは床を撫でる程度で、磨くことはできません。
背骨が正しい形に伸びた、良い体幹姿勢にして、心を込めてください。
それから、片方の脚がピーンと伸びるまで、もう片方の足は浮かしておくのです。
そうすることで、片脚の腕立てポーズになるのです。参考http://www.taigenjuku.com/blog/2011/01/post_66.html

 
image1
image2  つまり、体幹(コア)に強い刺激がいくのです。
また、最適なランジウォーク(片脚移動スクワット)や肩のエクササイズにもなるのです。

窓拭きの動作も内側へ、力(心)を込め身体を5センチ幅ぐらい振ってやってください。

ほとんどの人は、外側へ拭く習慣があるようですので、見直してください。

 
 外側へ動かす筋群(右画像)は、小さくて少なく、パワーもなくて、汚れも落ちにくいのです。

しかもその動作がもとで、前肩や猫背、五十肩になってしまうかもしれません。

その詳しいメカニズムは体玄塾で説明します。

 
image3
image4  内側へ動かす筋群(左画像)は、ご覧の通り大きく、数も多いのです。

やり方次第では、5センチ幅程度、体のスイングをすることで、体幹をねじる筋群も動員されます。ただし、動かすコツがありまして、文章では表現できません。

また、高い所を拭くと、脇から脇腹のストレッチになり、五十肩の原因でもある脇のコリ解消にもなります。


体玄塾では、スポーツ動作の改善のメソッドとして、その拭き掃除に、アレンジを加えた拭き掃除をよく利用しています。
無料体験あり



 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.12.01更新

健全な精神は健全な肉体に宿る
前回、「そうじのたつじん」というタイトルの絵本を紹介しましたが、今朝(2012.12.1)の日経新聞に、拭き掃除で肉体改造はできるか、という記事が載っていました。
「1日30分、2週間の実験で、筋力はついたが、腕や脚を細くするには(肉体改造するには)期間が短かすぎた。継続的な運動が必要。」また、「拭き掃除の腹筋への効果は限定的」という内容でした。
  
[健全な精神は健全な肉体に宿る]という言葉がありますが、それを言ったとされるユウェリナスは、”神様にお願いするときは、大きな願いはしないで「心身ともに健康でありますように」程度にしなさい。”という意味で言った言葉が、違う意味に訳されてそうなったそうです。
「肉体」という言葉には、深い何か欲を私は感じてしまいます。

絵本に登場する「そうじのたつじん」はこう言っています。
「いつもありがとう、おもちゃさん!
 そんなきもちできれいに しよう!」
「こころを こめて きゅっきゅっきゅ。」

そもそも掃除には、心身の姿勢を正す作用があるのです。
こころ がこもっていない、すなわち、姿勢が悪い掃除では、スタイルは良くならないのです。

前回も言いましたが、良い心身の姿勢で暮らし続けた「おまけ」が良いスタイルだからです。

最後に記者さんが「記者のつぶやき}で、「今がくびれのない洋ナシ体形になるかどうかの分岐点、来年は筋トレを始めると心に決めた。」と書いていましたが、変わりたいなら、来年ではなく今すぐ始めることです。そして、筋トレではなく、姿勢を良くした拭き掃除をやり続けることをおすすめします。
姿勢を良くした拭き掃除なら、腹筋も含めた実践的な体幹機能が映画のベストキッドのように、いつの間にか身に付くのです。「拭き掃除の腹筋への効果は限定的」ではなく、それは最も腹筋に効くのです。


こころが変われば行動が変わる

行動が変われば習慣がかわる

習慣が変われば人格がかわる

人格が変われば人生がかわる

年末の大掃除ではなく、今からすぐ、ねんがら年じゅう掃除してください。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.11.25更新

そうじのたつじん絵本に登場

感じる心・人とかかわる力をはぐくむ絵本 ひかりのくに(株)発行

そうじのたつじん
作:もとしたいづみさん
絵:ささきみおさん
友情出演?:たぶん体玄塾塾長かな?

「たつじんに、雑巾がけのポイントである良い姿勢(よいせなかのかたち)を教わると、雑巾がけが上手くなっていった」というお話です。

体玄塾塾長の志水は、常々、仙骨の角度にこだわっていますが、「立腰」論を唱えた明治の教育者、森 信三氏も、こう言っていました。
「腰骨を立てることをわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい。」

作者のもとしたいづみさんも、体玄塾のグループレッスン(動きの達人スクール)で、腰(仙骨)の立て方をいろいろなやり方で学ばれていましたので、立て方のひとつ、雑巾がけというベストキッド方式で、こどもたちに腰骨を立てほしかったのでしょう。
感謝いたいます。

立腰の功徳十か条

1.やる気が起こる
2.集中力が出る
3.持続力がつく
4.頭脳が明晰のなる
5.勉強が楽しくなる
6.成績も良くなる
7.行動が俊敏になる
8.バランス感覚が鋭くなる
9.内臓の働きが良くなる
10.スタイルが良くなる ←これは一番後ですよ、おまけです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2012.11.17更新

体玄塾発明の哲学ニーズとひらめき
”必要は発明の母”と、よく言われます。
”偶然は発明の父”とも言われたりします。「あぁぁ~これだ~」と偶然に起きた事でひらめくことです。
しかし、子供は母と父がいなければ生まれません。

”発明”という子も、  ”必要”という母と、”偶然”という父がいなければ生まれません。
ですからニーズがあって、ひらめくような偶然の出来事(セレンディプティ)があれば新しい発想が生まれると私は思います。
日経新聞に興味深い記事がありましたので紹介します。

顕在化していないニーズ
私の履歴書、オムロン名誉会長立石義男さんの記事です。
義男さんのお父さんはオムロンの創始者で、顕在化していない社会のニーズを創造してビジネスにしろ、として自動改札機やATMを世に送り出した人です。

自動改札機を開発するにあたり、定期券と切符を同時に通せる機械の開発に迫られた。(強いニーズ)

開発チームの奮闘は続いた。ある日、機械担当者が久々の休日に渓流釣りに出かけ、流れてきた笹の葉が岩にぶつかり、くるっと向きを変えたのをみてひらめいた。(偶然)

これで、駅の改札が大きく変わっていったのです。

「幸運の神様は、常に用意された人にのみ訪れる」。(新聞記事、右)

発明はある日突然起きるものではありません。日常生活の中で、何千何万という人たちが同じように見聞きしているもののなかにあるのです。見いだせるかどうかは、常日頃のこころの持ちようです。
強烈な関心、こだわり、願望、あきらめない心の持ちようです。

体玄塾はこのような哲学でうまれた改善法をもって、顕在化していない社会のニーズを創造しています。
子の成長を見守ってください。


投稿者: 体玄塾 塾長 志水

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